空が、夕暮れと宵闇の狭間で揺れる短い時間。
朱色と、紺から黒に変わる色の中
全ての景色が切り取られたかのように不思議な色を湛えている。
ある少女は静かに語る。
「この時間には時々
妖精でも女神でもない、人ならざる存在も現れるのよ」
*夕方の雑談トピックです
*独り言や探索にもどうぞ
*トピ主様に作成許可済み
諦めかー……
達観と諦めは、似てるようで違う
この島には昔から神様の伝説があるよね。最近不思議な事が起こるのにも関係してるとか……
フツウがだいすきな神様
(ボソリと呟く維都月さんの声を聞いているのかいないのか、独り言つ)
人の概念を超えて存在を認識出来、神のように畏れられ、無自覚に恵みと災いをもたらし、一方的に干渉する。それって、なんかに似てるなあ。地震雷火事らっかみ……なんてね
人類は大昔からそいつと闘ってきたもんね
(上体を起こし、興味深そうに聞きます)
ん?野望?なになに?聞きたいな、ソレ!
怒られるような野望なの???
そ、そうなの……?
冴来ちゃんオレのコト嫌いじゃなかったけ……?
嫌いでもそういうものなの?
なんというか、入りたくないのはオレの方かもねえ
冴来ちゃんとはむずかしいんだよ。どうしても、子供の時みたいな顔になりそうで、それだけは絶対にイヤなのに
憎しみはいらないだろうけど、愛情だけもウソっぽい、って最近思うようになった……
そう、冴来ちゃん、きみは優しすぎるよ、少し困る。冷たいのに優しい。なんだろう、すごくニガテだ
(冴来さんと維都月さんの話を聞きながら)
そのさ、らっかみ、前からずっと気になってた。フツウを守るとか超常現象とか、人が人でなくなっちゃうとか、フツウを押し付けるとか、そういう話。その神様、彼女、とても矛盾してるよね
彼女は自分を特別に扱って欲しくなくて、記憶と力を捨てた
だけど多くの人は彼女が神である事を知っている
歪んだ秩序を守るために、フツウじゃなくなった人たちは彼女に接する
彼女がフツウでいられるのは彼女が特別だから
大いなる矛盾
彼女は自分自身を騙している
偽りの安寧
口当たりの良いフツウ
彼女が捨てた力はフツウの人々に与えられた
フツウじゃない世界に落ちた神はフツウを望む
落神、堕落と書いて堕ちた神。なんて
彼女にもし会えたらその事を教えてあげたいな
きみは本当は神様だって。神様にだって友達はいていいって
この世界の理を壊すことになっても
それが彼女への対等な接し方なのかも知れない
フツウって、別に楽で安全なものじゃない
とても地道で、不確かで、困難なもの
神じゃなくても、特別な力が無くても、普通を守る事はとても難しい
神である事を捨てても構わない。でもせめて人なら人らしく、普通の世界の苦しみも知らなくちゃ
よくは知らないんだけどさ
教えちゃいけないみたい
オレみたいな『フウツ』の『ひと』には
冴来さんは優しいなぁ……自分ではなかなかそんな言葉浮かばないよ~っ(しみじみ)
(冴来さんの質問に、ん?などと言いながら)
そうだねぇ…。
恐らく、手の届かなくなったソレの世界は──眩しくて、輝いているだろうね。
ソレが作った世界は、きっと美しくて、そして尊い。
それは多分『フツウ』の世界にも言えるのだろうと思えるけれども──
だけれども、それはその『普通』に則って、正しく時計が止まる事が大前提なんだよ。
的確な秩序があるからこそ、世界は正しく機能する。
時計が止まらない『普通』の世界は、恐らく一番あっちゃいけないんだよ。
そうだねぇ、一言だと──『カミサマ@落神の怠惰はゆるすまじ!遊んでないで、人巻き込んで危険な目に遭わせてないで仕事しろよ!』かなっ!(ぐっ)
入れない?
既に入っている癖に寝ぼけた事を言わないで頂戴。
確かに私には誰より大切な人がいて
心の一番奥にある特等席へ
その人以外を座らせる気はないけれど
私の心には貴方の為の場所がちゃんとあるのよ。
全てが作り笑いでないことは知っている。
だけれど貴方が私に向ける笑顔は
半分以上が作り笑いでしょう。
ちなみに私、そうやってわざと無表情で居られるのも好きではないわ。
誰かを憎める事が羨ましいだなんて言うものじゃないわ。
憎しみなんて感情は持たない方がいい。
そんな感情を持てば持つほど人は不幸になるのだから。
泣きたければ泣けばいいし
怒りたければ怒ればいい。
自分を卑下したければ幾らでもそうすればいい。
確かに、引く人は大勢いるでしょうね。
自身の罪は許してもらいたいけれど
他人の罪は許したくない。
大抵の人間はそう。自分勝手。
だけれど、少なくとも私は引いたりなんてしないわ。
…茉菜。一つ聞かせて欲しいの。
もしもこの世界が将来、天に神様が帰っても
時計が止まらない世界になるのならば
「フツウ」であることが「普通」の世界になるのならば
貴女は神様を好きになれる?
やはり、色んな方のお話は聞いてみるものだねぇ……(しみじみと呟いて)ありがとうございます。
なるほど、そちらが仰っておられる神様は、恐らく、寝子島外の神様。
タロットでも精霊が写りこまれている、新約・旧約聖書の神様ですね。(納得した様子でぽんと察して)
──あちらは自然と納得出来るんですよ。
【何もしないが、常見守っている。それこそが有難く尊い】──それは完全な全能神だから。人とは余りに縁が遠くて、『居る』という概念だけで人は救われる。
そんな概念でしたら、もしかしたら全てに諦めもついたのかも知れませんね。
それに対して……寝子島の神様は、少しそそっかしくて、なまじ干渉出来ちゃう困った神様なんです(話を流すように笑い)
……まさか、リアルで神的なブツの存在を知るなんて、予想もつかなかった(聞こえないよう小声でボツリ)
──時計は、『フツウ』が『普通』に戻った瞬間に止まるでしょう。
でも、それは時計の心構え一つで、「楽で。幸せ」になるのかも知れませんね。
私も、時計じゃないけれども、楽では無いけれども夢想な野望があるんです。
──怒られそうだから言いませんけれども(冗談めいて笑いながら流して)
(冴来さんに頭を捻って考えながら、できるだけ無表情で)
うーん。発言がカゲキだねえ……冴来ちゃんらしいや
冴来ちゃんに飼ってもらえるとか、嬉しいけど……
んーでもいいよ、キミには大事なひといるじゃん
そういうひとの心のすみには入れないよ
飽きたら捨てられるのは、キツイかも……そーでもないか、あらかじめ分かってるなら
体に染みついているものは自然に出ちゃうんだよ。犬にメトロノームを聞かせた後、餌を与えるのを繰り返すと、犬はメトロノームの音を聞いただけで唾を出すヤツ。パブロフのいぬ。アレ
オレだってイラつくよ
世界中の悪意をオレにぶつけったって足りないぐらい、イラつく
けどそんなコトしても、意味ない
幸い不快なのはきみだけだ
申し訳ない話だけど
作り笑いって言われても全部が全部なワケでもないよー
というか、笑っていれば楽しくなってくるんだよ
そうでもしなきゃ、ひとに会えないよ
ひとりでもいるのもなあ
重要なのはオレが実際どうかよりも、きみにそう思わさせてしまっていて、それが冴来ちゃんとって不快だという事実
オレはそんな理屈、分かりたくもない
そりゃ心から明るく振る舞える人もいるのだろう
それじゃ絶望とはたたかえないんだよ
感情なんてものが無ければ、少しは楽になれたのかも
オレがかなしんだら、かなしむひとがいる
オレは一刻も早くフツウになるべき
そして誰かを憎めるきみたちがとてもうらやましい
役立たずの用済みのどうしようもない自己満野郎の大馬鹿もの
どうしてもっと賢い選択をしてこれなかったのか
オレはオレが思ってるより脆弱だった
笑ってないとそんな感じだよ
みんな引いちゃうじゃん
【連投すみません。書き込みしてたら冴来さんの返信見逃してました!】
(目を閉じ「時計の話」を聞いています。眠っているんじゃないかと思えるような沈黙の後、ゆっくりと目を開き)
分からない
分かったのは、その話を君が問題だって思ってる事
オレが信じる神と君が云う神は多分違うもので
オレが信じる神を「何もしてくれないと」嘆く人もいるけど、かれは救い主じゃないから仕方ない。贖罪主なんだ
すべての罪を引き受けるもの
だからどんな罪びとも赦される。それでオレは救われてる
ただしフツウは引き受けてくれないけどね
それで、きみの話だけど、オレの思ってるコト言うね
その時計が壊れる事が確定していたのは半分だけ。でも神の介入によって、ある瞬間に確実に壊れるような気がしてるだけかもしれない
逆に言えば神が居る間は時計は壊れない?或はそれより先に時計は壊れる?
神が居ても居なくても、時計は常に壊れるかも知れない
時計以外のものもすべて
時計は自分が壊れるかも知れない事を知っている
それはいい事もある
心構えが出来るならその時間を他の人よりも大事に出来るかも知れない
しかも前よりも動ける
できる事が増えた
普通とは、本来が作り出すものであり、与えられるものかも知れない。始業式の前から普通はフツウには存在してなかった。オレにとっては
神がいようといまいと、時計は時計
時計であることを忘れちゃいけない
そして、時計は、憎むべき対象を獲得した
だから悩む
桜が咲く前は何かを憎むコトすら、叶わなかったかもしれない。それが時計自身だったのかも
人と、神にどちらに主権があるべきかは分からないけど、自分の事は自分で決めなきゃ。誰かのせいにしたって、そうしたのは自分
ごめん、かも知れないばっかりで、話まとまってないや
ただそうだね――
この世に永遠はない
悦びも、悲しみも、愛も、憎しみも
永遠には続かない
だから、いとしい
後これは冗談だけど、振り子が左右に揺れるのは時計としては正常じゃない?それを見て「ああ時計は今日もちゃんと動いてるなあ」って思う人も居るかもよ
それと…たまには振り子は真ん中で止まってもいいんじゃない?
なんていうか…今を楽しめってコト
(と汗だらだらな維都月さんを見て、へらーと笑い)
あー、へーきへーき。冴来ちゃんはオレのために言ってくれてるから。気にしないで~。どっちかっていうと、オレが冴来ちゃんを不快にさせてるんだけど、治らなくて。オレは冴来ちゃんといると楽なんだけど。冴来ちゃんはそうもいかなくて…うーん…(困り顔)
初めて会った人間に
悪い態度をとれだとか言っているわけじゃないわ。
寧ろ、もし茉菜にそんな態度をとっていたなら
縄で縛って熊の住居に放り込む。
…ちょっとしたジョークのつもりだったのだけれど
飼われたいと言うのなら飼ってあげる。
但し、飽きたら捨てるけれどね。
そうよ。そういう処が気に食わないの。
自覚しているのに直せないだなんて
本当にどうしようもない駄犬だわ。
貴方を見ていると苛々してくる。
…私も神様が嫌いよ。
神様はどれだけ祈っても少しも救ってはくれなかった。
それどころか世界に厄災をばら撒いた。
…私は神様が憎いわ。凄く憎い。
それは私だって、自分に尻尾を振って懐いてくる犬は可愛いわ。
だけれど、それはその仕草と表情が作り物で無ければの話。
作り笑いだなんていう気持ち悪い物、私は見たくないわ。
(しばし、しばし考えて)
ええ、しかも……嫌いですねぇ。(珍しく醒めた瞳で、湖を見つめてしみじみと)
特にこの寝子島に来て、本来なら有り得なかったはずの『フツウ』で、学園生活を送れるようになってから実感しました。
──こんな、お話があるらしいですよ?
この寝子島で、
桜が咲いていたらしい始業式に。
99年動いた時計が止まるの事が、半分確定していたはずだったのに、『空からカミサマが落ちてきて、自分の力をバラ撒いたお陰で』それが移って再稼動するようになった。
でも、それは所詮『存在が壊れるまでの、サッカーのロスタイム』のようなもの。
落ちた神が力を取り戻して、天に戻ったら『フツウ』が『普通』に戻った瞬間に、それは今度こそ確実に壊れるんです。
結果として壊れるのならば、
【知るまで自分の世界に神など居なかった。『居るだけの神ならば居ない方がマシだった』と。
結果として、こんな奇跡など起きなければ良かった】と何もかも、知らない方が幸せだったと願っているかも知れず。
でも一方では、その『フツウ』のお陰で、時計は動けて引越しで新しい景色も光景も見る事ができ。
その光景が愛しくて、気付いた一部の修理を考えてくれた人の手を止めさせてまで、時計はいまでもその『フツウ』の光景を眺め続けているらしい。
『普通』になった瞬間に、止まる事を受け入れて。
──この問題、難しくって解けないんです。
【左.己を止まる事を決定した神様が憎い。消そう】
【右.でも、それが自分に眩しい『フツウ』という時間を与えたカミサマならば、『普通』に戻った瞬間に停止するのも悪くない】
振り子は常に左右を行ったり来たり。
いっそ神ごと知らなかったら、こんな気持ちも知らなかった。
何もしない神であるなら、神は消えていっそ世界の主権を全て人間に握らせるべきではないかと考え始めた。正義は何処。
──答えはどこにあるでしょう?
お兄さんには分かりますか?
(改めて身体を起こして、逢魔が時の空と湖、境の森に目をやりながら淡々と質問してみて)
むしろ、個人的には駄犬の方が気になります。
冴来さん、
いつでもどこでも誰にでも笑顔を振りまいて
無節操に懐いて尻尾を振ってみせれば
愛してもらえると思っているところ
は賢点じゃないんですか…? 少なくともそれに蹴りを入れるような人間は少ないですよ?むしろ犬の成功例な気がします。…人は…もっと自己主張してもいいと思いますが……(汗だらだら)
きみはかみさまに怒ってたの?
そだねえ、神様は助けてくれないね
神様は、助ける方じゃないからかも
ただ、いるだけなんだよ
その代わり、どんな時でもいてくれる
すべての人が見捨ててもどんな罪を犯しても
かみさまは、いてくれる
それだけだから、何の力にもならないかもしれないね
だから、嫌になっちゃう時もあるのかも
(すこし寂しそうに、笑う)
そっか、家庭の事情。おとうさん、仲悪いの……?あ、うん、ごめん、聞
かなかったコトにして~
あれ、邪魔しちゃってたらゴメンね!でも夜は危ないからっ野犬もいるし
っ一応オレもぼでぃーがーどぐらいは出来るかも知れないっ
(冴来さんの言葉に固まった笑顔で笑いながら)
ひええ~言ってるコトは、分かるけどっそんなイキナリ会った人にカンジ悪く話せないよぉ~
む、無表情になればいいのっ???
(維都月さんに、苦笑いして)
いや~冴来ちゃんのって言うよりかはただの野良犬……かな?ご主人様いないし
……えっ、飼い主だったのっ……!?オレなんか飼っちゃっていいの冴来ちゃん……っ(素で驚き)ゴメンちょっと嬉しい、意外っ!
あーいやそうじゃなくて……
オレが冴来ちゃんに嫌な想いをさせちゃったって言うか、それで嫌われてるだけなんだよ~
(困ったように笑ってあたふた)
あータブン今みたいなのがダメなんだろうけど、でもっダメだよ冴来ちゃんっ……なんかこういう時、オレがバカでそれでみんなが納得すればいいかなんて思っちゃうから……どうしても……
卑怯だね、それって
バカのふりしてみんなをバカにしてる
たしかに、駄犬だよ、オレ
(空を見上げ、うんざりしたような、溜息)
そんな風ってそんな風でしょう。
いつでもどこでも誰にでも笑顔を振りまいて
無節操に懐いて尻尾を振ってみせれば
愛してもらえると思っているところが駄犬なのよ。
少しは学習なさい。この駄犬。
全くもう…。
(説男さんを呆れた表情で見下ろし、溜息)
と、ごめんなさい。
久しぶりね茉菜。
会えて嬉しいわ。元気にしていた?
(説男さんへの態度とは打って変わって、柔らかに微笑み)
そうそう。
この人は私の飼い犬なのよ。
躾はしているつもりなのだけれど
如何せん物覚えが悪くって。
粗相をしてしまっていたらごめんなさいね。
(悪ノリして誤解を悪化させようとしている!!)
え?何がですかっ?おかしな事なんて何も──……ああ、もし、もしもこんな綺麗な空の色を作ってくれるのがカミサマなら、
今ちょっと『ただいるだけで祈っても助けてくれない神様なんかぁっ!』って、ヒステリックに思っていた考え方も少し改められますね。
(恥ずかしそうに小さく笑って答えて)
ええっ、俗に言う家庭事情ってやつです。昔は放置していたのに、最近になってお父様が急に口うるさくなって。それでも、邪魔をしてこないだけましだと思えるんですけれどもね(汗)
はい、『この湖の逢魔が時は、きっと綺麗に違いない』と思ってのんびり過ごそうと思っていたら、お話し相手がいらっしゃって下さって、これはこれで素敵だなって思えましたっ。
(ちょっと幸せそうに微笑んで)
……本当に妖精さん来ましたね……!
(冴来さんの姿に笑顔で会釈して)
だ、駄犬……!?
お兄さんは、冴来さんの駄犬なんですかっ?
(誤解がインプットされかけている!)
だけん……!Σ(゜д゚;)
ちょちょ、ちょっと待ってよ冴来ちゃんっ!
登場するなりガツーンって、ショックだよ~!
(困ったように笑いながら)
そんなふうってどんなふうなのさー!
見えるに決まっているでしょう。
私が何の為にここにいると思うの。
人の願いを叶える為よ。
逆に欲の無い人に私の姿は見えないわ。
説男さん、貴方ってば本当に…。
そんな風だから駄犬なのよ。
(維都月さんが寝っ転がったのを見て、おっと驚くも、ちょっと嬉しそうに)
へへー、いいでしょ~?こうやって見るとスッゴクキレイなんだ!空の中にいるみたいで、不思議な気分。つかめそーでつかめないのも、好き。触れないけど、いてくれてるって気がして、安心する
まるで神様みたいな。そんな感じ
(あ、と維都月さんを見て)
オレにとっては、だよ?ごめんねヘンな事言ってっっ
家はしんどい?
(不安な子供が尋ねるように維都月さんを見て)
おっきい犬に追いかけらたりしたらコワイよ~(おどけてぶるぶる)
うんオレ、ふしんしゃー。オレもブラブラしてるんだー。家に帰りたくないって訳じゃないけど、家にいても一人だとつまんないし、どうせ一人でいるなら外出た方が楽しそうだったから!素敵な出会いもあったしね!
(維都月さんを見てにっこり)
うん、夕方、いいよね。一日のなかで一番のんびりできる時間帯かもねえ……。ここにいてもいいんだーって感じ。朝は照らしてくれるし、夜は溶け込んじゃうってカンジだけど、夕方は……そうだなー、包み込んでくれるってカンジかなあ?それが丁度いいなあーって
欲にまみれてるのー?へえー、いいじゃん!欲望は人生の活力だよ!それがないと楽しいって思えなくなっちゃうし!羨ましい!オレにも無いわけなじゃいから羨ましいと言うのはヘンか
妖精さん、呼んじゃう……??
わあ、お願い、呼んで呼んでー!
(縄梯子を降り、姿を見せた冴来さんを視界に捉える、ごろんと、身体を維都月さんの方に向け、にっこりと)
わ、すごい!何々?
妖精さんが来てくれたの?
ねえねえ、君にも見えるんじゃない?
欲のあるひとにも見える、優しい妖精さん!
君にはどんな風にみえる?
(わくわくした顔で)
(妖精を呼ぶ声にゆるりと瞼を開け、眼下を見下ろす。
此方を見る茉菜さんと目が合い、嬉しそうに微笑んで。
木にかけられた縄梯子を伝い降りて二人の前に姿を現す)
こんにちは。私の事を呼んだかしら。
(ごろんとするお相手に「おお」と感銘を受けた様子で。湖に足をつけたままで、一緒にゴロン)
……なるほど。これは独占ですねっ。
(ちょっと嬉しそうに同じく不思議な色合いの空に手を伸ばしてみて)
はい、夜に。危ないかも知れないですが、家にいるよりそちらの方がずっと気楽な気がして。
何でしょう、『プチ家出的なナニカ』に慣れてしまったから、もう戻れない的な感じです。
じ、自分を不審者扱いしちゃだめですっ!(汗)
(ちょっと笑いながら、受け答えをしつつ)
夕方って、綺麗ですよね。星が綺麗な夜も素敵ですが、夕方は同じくずっと佇んでいたくなります(しみじみと)
妖精さんは──見えないですねぇ。如何せん自分が欲にまみれ過ぎていて(笑)
ただ……確かに呼んだら来てくれるかも知れませんっ。
『妖精さーん、出てきて下さい。妖精さーん!』
(試しに冴来さんの方へ声を掛けて。いらっしゃるかどうかは分からず、いらっしゃらなければ諦める事だろう)
(維都月さんが目を閉じるのを見守り、答えを待ちます。それから、「
大丈夫です」と言う彼女の笑みに合わせるようににこー、と笑います)
えへへ。びっくりさせちゃったね
……うーん、綺麗な空だよねえ
小瓶かあ、ロマンチックだねえ。
でもちょっとしか見られないけど、今だったらこうやって(と言ってご
ろんんと寝そべり)
一面空に出来るし!
……触れないから誰にも取られないし、無くさないよ(と空に向かって
手を伸ばし)
夜来てるんだ?危なくないの?ヘンな人に声掛けられるよっ。オレとかー(自分を指刺し)
朝も夜もキレイだけど、オレは夕方が好き。この時間の間は、どっちつかずで居てもいい気がしてさ。沈んだり明るくもなく、ぼんやりしてられるよーな、そんなカンジ
(穏やかに笑い)
(維都月さんの視線の先の冴来さんに気付き、空の方に視線を戻して話します)
この湖には妖精さんが住んでるんだって。でも特別なひとしか見えないんだよ。もしかして、君には見えるの?
呼んでみたら?お願い聞いてもらえるかもよ?
(泉に足を浸す維都月さんを見て)
>皆口さん
(驚く代わりにほんの少し瞳を閉じて、ゆっくり開いて)
いえ、こんにちは。
少しびっくりしたけれども、大丈夫です。
(口元で冗談めいて小さく笑いながら。空を眺めるお相手を目にして)
綺麗な空ですよね。
こういう空を見ているとつい思っちゃうんですよね。小瓶に入れて持ち帰れたらいつでも堪能出来るのになって。
最近、ここを知って夜にこっそり来ていたんですが、他の時間はどんな空の色をしているんだろうと思って。
(笑顔で話しながら。
ふと、少し離れたところに、見知った少女の姿を見つけて声を掛けようか迷いつつ)
(高い木の枝に腰掛けて
緩やかに夜へと染まろうとしている空を遠く眺める。
切なげに目を細め、唇だけで何かを呟き。
そのまま静かに瞼を降ろし、木の幹に体の重心を預ける)
(維都月さんの視界からから少し離れた茂みで、ちょこんと座っていたが、維都月さんの気配に気付いて、そっと笑って声をかけます)
……こんにちは
びっくりさせちゃったかな?ごめんね?
キレイだねえ……
(ぼんやりと空を眺め)