空が、夕暮れと宵闇の狭間で揺れる短い時間。
朱色と、紺から黒に変わる色の中
全ての景色が切り取られたかのように不思議な色を湛えている。
ある少女は静かに語る。
「この時間には時々
妖精でも女神でもない、人ならざる存在も現れるのよ」
*夕方の雑談トピックです
*独り言や探索にもどうぞ
*トピ主様に作成許可済み
(しばし、しばし考えて)
ええ、しかも……嫌いですねぇ。(珍しく醒めた瞳で、湖を見つめてしみじみと)
特にこの寝子島に来て、本来なら有り得なかったはずの『フツウ』で、学園生活を送れるようになってから実感しました。
──こんな、お話があるらしいですよ?
この寝子島で、
桜が咲いていたらしい始業式に。
99年動いた時計が止まるの事が、半分確定していたはずだったのに、『空からカミサマが落ちてきて、自分の力をバラ撒いたお陰で』それが移って再稼動するようになった。
でも、それは所詮『存在が壊れるまでの、サッカーのロスタイム』のようなもの。
落ちた神が力を取り戻して、天に戻ったら『フツウ』が『普通』に戻った瞬間に、それは今度こそ確実に壊れるんです。
結果として壊れるのならば、
【知るまで自分の世界に神など居なかった。『居るだけの神ならば居ない方がマシだった』と。
結果として、こんな奇跡など起きなければ良かった】と何もかも、知らない方が幸せだったと願っているかも知れず。
でも一方では、その『フツウ』のお陰で、時計は動けて引越しで新しい景色も光景も見る事ができ。
その光景が愛しくて、気付いた一部の修理を考えてくれた人の手を止めさせてまで、時計はいまでもその『フツウ』の光景を眺め続けているらしい。
『普通』になった瞬間に、止まる事を受け入れて。
──この問題、難しくって解けないんです。
【左.己を止まる事を決定した神様が憎い。消そう】
【右.でも、それが自分に眩しい『フツウ』という時間を与えたカミサマならば、『普通』に戻った瞬間に停止するのも悪くない】
振り子は常に左右を行ったり来たり。
いっそ神ごと知らなかったら、こんな気持ちも知らなかった。
何もしない神であるなら、神は消えていっそ世界の主権を全て人間に握らせるべきではないかと考え始めた。正義は何処。
──答えはどこにあるでしょう?
お兄さんには分かりますか?
(改めて身体を起こして、逢魔が時の空と湖、境の森に目をやりながら淡々と質問してみて)
むしろ、個人的には駄犬の方が気になります。
冴来さん、
いつでもどこでも誰にでも笑顔を振りまいて
無節操に懐いて尻尾を振ってみせれば
愛してもらえると思っているところ
は賢点じゃないんですか…? 少なくともそれに蹴りを入れるような人間は少ないですよ?むしろ犬の成功例な気がします。…人は…もっと自己主張してもいいと思いますが……(汗だらだら)