本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
…(そんな目をされたら、なあ)最後に。僕は君を肯定はできないけれど責めたりはしない。世界が君にとってどんだけ残酷だったかなんて想像しきれるとも思わない。
でも、でも、この世界が無かったら君もいない。今の君はいない。病気でずっと苦しんでたけど、やっと立ち直れて、失った時間を埋め合わせようと日々を全力で楽しんで、孤独の痛みを知ってるから人にも優しくできて、たまに翳が落ちるけど、でも笑ってる顔はとても…その、素敵で。
救うなって言われても僕は救うから。仏が見放そうが救われる気が無かろうが、それでも救うのがヒーローってやつだろ?
まあ、その、でもってさっきも言ったけど!もっといろんな人と話せ!そんでもって本当に許されなかったらその時はいくらでも絶望していいから!じゃあな!(と、赤面して走り去る)
(質問にぽつりと)
「その発端の人。もしそれが、天災とかならば諦める。
神様を憎む代替行動も出来ない自己責任。
神様がいても、不幸な境遇が消えないのならば、
最初から、人は己をの呪うべきだと思うんだ」
ののこさんと、テオが助けるような神様でないのは、今思えば本土にいたときから分かっていたことだもの。
それに……
ううん、何でもないよ。
(クッションから立ち上がり、入り口まで相手をお見送りしつつ)
灯くんが、ライトノベルの主人公じゃなくても……
充分だよ。心は揺らいで今にも泣きそう。
(相手を少し見上げながら)
ありがとう。来てくれて。
大好きだよ(泣きそうな目で、幸せそうに微笑みながら)
(話を聞き終えるとしばし沈黙した後)はぁ~、そっかー。ここで僕がラノベとかのイケメン主人公なら最高に気の利いたセリフを吐いて君の気持ちを変えられるんだろうけど、僕には無理だな。(もう一度ため息)
僕は人の気持ちがわからない人間だから推論でしか君が何をどう感じているかわからない。いや、他の人だって本当に何も言わずにわかりあうなんてのは無理だろう。
…そこで救われる価値が無いなんて決め付けないで、みんなに素直に意見を聞きなよ。どうせもう引き返す気が無いんなら、いっそどん底まで堕ちて全部無くしてからでもいいだろ?
あと救われる価値が無いって言うけど救うのは救う側の勝手だから。救いたいから救うの、お分かり?
そこで救いの手を取るか取らないかが問題なのであって。
でもさ、一つ聞いていいかな?神様のいなくなった世界を作るのはいいけど、じゃあそこで不都合な事が起こったらそれは誰のせいになるの?…それとも誰かのせいにするの?
(満面の笑みを見せられて赤面しつつ)いやまあ、受け取るだけで君が幸せになれるってんならいくらでも受け取るけど…。(時計を見て)おっと、こんな時間か。そろそろ僕は失礼するよ。(残ったアイスを食べきって)それじゃあまた。
「悪人正機」……(しばし口元に手を当てて考えて、その末路にあ~、と残念そうに呟いて納得とばかりにアイスをぱくり)
(相手の言葉に正面から耳を傾けて)
……救われたい、と願うのはまだまだ先になりそうだよ。むしろ来ないかも知れないね。
鴉の世界はもちろんの事、……テオとののこさんが神として治めていた、前の世界も嫌いなんだよ。
だから、
今尚をもってして『それが無い、完全に人だけの世界を作りたい』
……ばかげていて、正気じゃないかもしれない。これは狂気の沙汰かも知れない。
でも、『神様が乱立している今なら、今しか出来ない』と思っているんだよ。
…だから──取り返しの付かないところまで走るつもりでいるんだよ。そんな自分が、救われたいなんて思っちゃいけない。
他に救われるべき価値のある人は幾らでもいるのだから。
(ぬいぐるみを目に)
ん?何もやっていないよ?
ただ、作って渡せたらいいなと思ったから作ったんだよ。渡す機会がないなと思っていたから、ずっとだんぼーるはうすに飾っておいたんだ。
……渡せて嬉しい……(満面の笑顔で微笑んで)…受け取ってもらえて嬉しい。
はは……私は、些細な事で、こんなにも幸せなのに。本当に一体何をやっているんだろうね。本当に……
ふむ…(しばし考える)維都月。今日は特別に僕の好きな言葉を教えてあげよう。
「悪人正機」…漠然と救われたらいいと思って念仏を唱える凡人よりも大罪を犯したが罪を悔やみ、全力で救われたいと必死に念ずる悪人の方を仏は救うって意味。
まあ都合よく解釈して悪事を働いてからでも念仏を唱えれば地獄に行かないで済むって派手に暴れる連中が出てひどいことになったらしいけど。
…救われたいと願わなきゃ仏様だって救っちゃくれないんだよ。だから、自棄になっちゃあいけないよ。
まだ取り返しが付かないなんて誰が決めたのさ?
(ぬいぐるみを渡されて)え?これを?えーと、なんかもらうような事僕やったっけ?(色々と考える)
…あ。(家族以外の女性に初めて何かを贈ってもらったことに気が付く)
…あー、うん。ありがとうございます。(と、正座して恭しく受け取る)とても嬉しいです。
ん? どうしてかな。
……少なくとも、私は『よいひと』なんかじゃないよ……」?
皆が探している巻物をテオとの交換条件の為に燃すような事をしているんだから(情けなさそうに笑いながら)
私は、ののこさんが神をやっていた時の、その自分の体一つ思い通りにならない世界が嫌いだった。
かといって、鴉の世界も好きではない。
人の人による不幸が来ても諦めのつく『かみさまのいないせかい』が作りたかった。
……でも。本当は分かっているんだよ。(俯き声のトーンを落して)
今のままなら、昔のらっかみ伝説の由来と同様に、世界はもれいびが居なくなり、前の通り猫とののこさんの下に戻るんじゃないかって。
もう、私のしてしまった事は、戻れない事は分かっているけれども──
あ、そうだっ。そう、丁度いい機会だから、今のうちに渡しちゃおうっ。
(突然に思い出したように、改装部屋のテーブルの上に置かれていた、犬と猫のぬいぐるみのうち救急箱を首元に携えた犬の方を相手に差し出して)
(http://rakkami.com/scenario/guide/470)お店でぬいぐるみ講座があった時に作ったぬいぐるみなんだけれども……良かったら、受け取って欲しいな。イメージして作ったんだよ。
こんな機会もう二度と無いかも知れないから……
今までずっとずっと渡せないままで来たままだったから、ずっと気がかりだったんだよ。
(そそ、と頭を下げて進呈するようにぬいぐるみを相手のほうに向けて)
人でなし?君が?…なんだかなぁ。
んーーーーー(頭をかきながら)かもね。まったくもって君の言うとおりだろうね。
でもさ、自分で言ってることが矛盾してるような気もするけど、この世にきちんと説明してから来てくれる不幸っていったいどんだけあるんだろうね?
ぶっちゃけあいつらが居ようが居なかろうが、世界が自分の思い通りに行かないのは当たり前なんだから。
皆、やっているかも知れないね、でも。
…自分が人でなしなのは何よりもよく知っているから。
だから、感情以外で言葉を選ぶのは無しにしたいと思っているんだよ。
少なくとも今は、言葉を選ぶのは感情だけでいい。
……(相手の自嘲に沈黙で否定して)……情けなかったら、灯くんはここには来なかった。違うかな?
私としては、灯くんは充分に格好良く見えるけれども…どうなんだろうね。(不思議そうに小首を傾げてアイスをパクリ)
テオとののこさんはろっこんをばら撒く前のこの世界の神様だった。私は、元の世界なんか大嫌いだった。
それもあって…最初は、クローネの目論んでいる世界も悪くないかなって思っちゃったのは認めるところだよ。
でも、クローネが見せた『皆が好き勝手に出来る世界』そんなものの先に何が残るんだろうと思ってしまった瞬間に、泡沫のように消えちゃった。
……確かに、テオの持ち込む厄介事は大変なものばかりだよ。
──皆を危険に晒すような。
なのに、テオは空間を切り分けるだけで何にもしない。
それどころか、そこに駒のように皆を叩き込むんだよ。もれいびは、もともとののこさんの能力だからって。ふつうの「ひと」だって巻き込んで。
『説明すらないの? 皆を危ない目に遭わせておいて。
皆も不思議に思わないの? 死んじゃうかもしれないのに』
テオが皆に話していなさそうな事情を全て話せば、もっと早くにこんな現象、片がつくかもしれない。
……頭の中で形になったら、実行するのに時間は掛からなかった。
前に皆が遊園地に放り込まれる時があったんだ。
そこで、テオが言ったの。「この世界は自分のだ」って。……その為に、戦う皆の事は、考えてもいないんだなって。
(僅かにうつむく映していない視線の先にスプーンでぐしゃぐしゃになったアイス)
それは、充分に──望んで踏まれている人はいい。でも、そうでない誰かを踏みにじっているんじゃないかって思っちゃったんだよ。
(アイスに斜めにスプーンを差して)
(アイスを口に入れながら)…なんで返事を考える自分が嫌いなの?その場にあわせて、相手に合わせて言葉を選ぶ。別にみんなやってることだろ。
白状するとここに来るまでどう相手するまで結構悩んだんだ。もし対応間違えて話が面倒な方向に行ったら互いに嫌な重いするだけだし。…むしろそこですぐにいい対応を考えられなかった僕自身が嫌になる。
多分僕みたいな情けない奴じゃなく中身がイケメンな奴なら何も考えずにいい言葉を言えるんだろうけどさ。(と自嘲する)
(巻物のことを言われ)それについては責めるつもりないし。クローネの奴の思い通りにならなければ問題ないから僕に関しては気にしなくていいよ。
(問いかけられると食べる手を止めて)…はて。別にテオの奴が何考えてるかなんかに興味無かったから考えたこと無いなぁ。なんだかんだ言って、あいつが持ち込む厄介ごとって割と放置したらもっと面倒な事になりそうなネタばっかりだろ?…そうじゃないのも結構あるけど。
強いて言えば、誰かを踏みにじるような意図だったら、あいつもきっちり思い知らせる対象になった、かな?
ん~、来て下さっていて、やっと一息ついたというところだよ。後の予定は…むつかしそうかなぁ(苦く笑いながら)
た、食べながら聞くんだ……(絶対にあの事に違いないとは思っていたが。思わず引きつったように、目を閉じて小さく笑ってしまいつつ)
灯くんが来た時からその事だと思っていたよ。……この場合はどんな返事が良いんだろうとか考えてしまう自分が嫌だね。本当に大嫌いだよ。
……素直に全部明かして楽になれたら、という話題じゃないから小出しで行くよ。
巻物は、テオとの交渉道具に使いたかったの。
内容はずっと神様やっているテオが把握済みなのは分かっていたし、
3つ無ければ鴉の役にも立たないから丁度良かった。
ふと気になったよ……灯くんは、どんな答えなら…良かったかな?
そっかー。いろんな客が来てるのか。そりゃ良かった良かった。(と、言って自分の分のアイスを食べ始める)
…で、一つ聞きたいんだけど。この前のアレ、なんであんな事したの?(食べながら聞く)
ようこそだよっ。
(いつもと変わらない様子の久しぶりの来客に)
わあっ!アイスだ!暑さは中盤まで、風と水分だけで凌いでいたから嬉しい限りだよっ。
……これ、食べちゃってもいいのかな……?(尋ねながらもすでに食べる用意とばかりにスプーンを持って)
うん、 お花は鉢植えをやめて切り花にしちゃったし……飴は全部溶けちゃったし…………
でも一番の吃驚はお客さんにたくさん、たくさんもらったことかな?
お客さんにたくさん、来てくださった事かも知れないねっ。きっと出入りが激しいから、空気も新鮮なんじゃないかなっ。(それだけでは決してなさそうな理由を誤魔化して)
んじゃま失礼(遠慮なく座る)ああ、これ差し入れ。(コンビニの袋からカップアイスを取り出す)
(周囲を見回して)ここ来るの久々だなぁ…。少し変わった?
わっ!わ……!!
(聞き覚えのある声は、学校のクラスで毎日顔を合わせているのに一気に緊張を走らせて。
思わず、『い、いません!今は誰もいませんっ!!』と心の中で絶叫しかけてから。
流石にそれはダメだろうと挙動不審にあちこちに視線をめぐらせてから、深く深呼吸をして
)
う、うんっ!いますよ~っ。大丈夫ーっ。
(挙動不審極まりない仕草で、扉を開けて。
鴉と猫の一件以来、普段授業でもう顔も合わせられないような相手の姿を久方ぶりに見ながら。
周囲を気にしているようならば)
も、もし良かったら中へどうぞだよっ。暑いかもしれないけれども……ああ、でも夜だから少し涼しくなったかな。
(ガチガチに緊張しながら、中へと案内しつつクッションを勧めて)
(市子が出て行った少し後周囲を気にしながらノックして)おーい、維都月ー。今暇か?
でっ、でもっ! まだ外は暑いですしっ!!
(サマータオルを名残惜しそうに慌てて首から下ろしつつ)
はいっ! 焼きチョコにお茶がとてもマッチしていて美味しいですっ!!(ぐっとサムズアップ)
(サムズアップしている間にアドレスを残し姿を消した相手におろおろおたおたしながら)
お、お金は後から払えばいいよね……っ?
(うろたえながらも、自分の携帯に文字を打ち込んでいく)
「シュークリームとおにぎりと……やっぱりお茶が飲みたいので、お茶の代わりにお水下さい……」
(実はやはり色々飢えていた。それを現すようなへたれた文字をフォントに使用し、メールをぺちっと)
(嬉しそうに語る様子は微笑ましく、妖精さんについてはカクンと首を曲げて。
献身に前向きな言動に複雑な苦笑いを浮かべ。最後の呟きは、神妙に聞き…)
………そーか。
(諦観。覚悟…に飽きた自棄。絶望。望み。でも矛盾はしない…重ならねーのか。
つーかアホかあたしは。なんでほっといた。なんで今まで気づかなかった。
…そーいやー昼間引いたカード。「徒労」?知るかクソ。落ち着け。今は…)
ダーメ。このクソあっちー中ずっと集中しっぱなしだったんだろ。
何人さばいたのか知らねーが…占いっつーのは体感よりもずっと消耗すんだぞ。
幸いアタマはハッキリしてるみてーだし…ヤケに気の利いた差し入れもある。
(席を立って)…すぐ戻って来っし。
ソレまで安静に。っと(メモを取り出すとせわしなくメアド書いてぴっと)コレ。
店着くまでに望み…じゃなくて。欲しーモン決めてソコ送っといて。
あと茶は飲みすぎんなよ(振り向きながら指差して。止められなければ一旦退出)
(メールを送る場合、こちらでRPされてもメッセージをくださるカタチでも構いません)
(幸せそうに小さく笑ってお茶を飲む相手をにこにこ見つめながら)
当然じゃないですっ。来て下さった皆さんのご厚意ですよっ。……うんっ、本当に嬉しい。
(口元の前に両手を軽く組み合わせて目を閉じて至福に浸る表情で)
いえっ、本当に限界突破しちゃって、暑い最中に『妖精さん(お察しください)』を見ちゃったんですよ!
(それすらも楽しかったと言わんばかりに微笑んでから)
……何でもいいんです。来て下さったのでしたら、何としてもその方のお役に立ちたかった。
それを考えると暑さなんてへっちゃらですっ!
(ぐっと自分の掌を握りつつ。
しかし、ため息後の相手の言葉を聞けば)
……大丈夫です。私の心配なんてもうしてくれる人なんかいませんから。
(暗に「小人になってしまった」時を思い返して自嘲気味に呟きながら)
夜はコンビニのご飯かデザートとか……コンビニって本当に何でも揃うんですねっ(ぐっ)
いえいえっ!お姉さんに使いっ走りをさせるわけにはいきませんからっ!
もし、一緒に食べていただけるなら、自分が買いに走ります!(ぐっ)
(「ムウ」と閉口。ほとんど冗談のつもりで反応したのだけど、笑顔を見て。
本当にその意味で、コレは無邪気な確信犯なんだと、今ごろになって気がついて。
「どーせならスカした返事かえしとくんだった」とか、妙な部分を悔しく思いつつ、
据わり悪い気持ちの扱いに困って、とりあえず。満たされたお茶をちびっと飲んで。
ごまかしついでで話題に乗っかることにする…)
コレ全部。お嬢がまっとーな占い師っつーアカシだよな。
あるイミ当然の結果だし…だから大したモンだとも言えっし。サスガは…って
イヤイヤイヤイヤイヤ趣味でヒガンに目ー凝らしてんじゃねーーーよ。…!
(…けどツッコミを入れて「あっ」となる。ナゼこの娘は「そうなのか」。
これまで見た人柄・言動・直観力・集中力がおおよそ繋がって、浮き彫りになる。
そして、連想する。以前寝子高の悪霊騒動で関わった危なっかしい面々を。
「ったく今の寝子高生は…」とかなんとかブツクサと言って、ふすーっと溜め息)
…頑張んのもいーけどさ。テキトー休憩挟んで。ンでメシぐれー食っとけ頼むから。
なんせ…(差し入れの数々を横目に)…ウデ買ってるヤツがこんだけ居んだ。
(いつになく穏やかな声、優しい口調で。諭すように…)…ワリーだろ。心配さしたら。
そー言やいつもどーしてんの?夜メシ。なんならひとっ走りコンビニとか行ってくっけど。
(他に感情を表す言葉がなかったのか「通じた!」とばかりに嬉しそうににこにこして)
今日は沢山お客さんが来て下さったんですよ。
沢山差し入れも頂いて嬉しかったですっ!
(そう報告しながら、頂いたサマースカーフをタオルで拭いて幸せそうに首に巻き、焼きチョコを一つ美味しそうに食べて)
ここにあるのは、全て差し入れしてくださった分なんです。
凄いですよねっ、嬉しいなぁ……。
途中、飴もお茶も無くなって『熱中症で死ぬ』と覚悟しましたが、お茶まで頂けて、空腹も喉の渇きも凌いで今まで生きて来れましたっ!!
(自分の手のひらをぐっと握って、残っているお茶を相手の紙コップに注ぎ直して、自分の分も用意をして一息)