本来のだんぼーるはうすに、いかにも突貫工事的な、やはりダンボールの扉がついている。
扉を開ければ、外ともつながっている、本館に比べたら若干こじんまりとした空間が広がっていた。
中には、テーブルと、同じながらもこちらの方が繊細な銀細工のワイヤー細工で組まれた籠に、今度はピンクの星の形をした飴玉が山積みになって入っている。
『防水ダンボール』なるものを入手した為に、実験的に改築工事を行ってみたらしい。
いかに防水といえど、劣化すれば建て替えを行うのだが、作った本人は満足感にあふれて、その事をすっかり失念しているもようである……
実際の部屋としては、若干のこじんまりさではあるが、人が二人とテーブルが一つある分には全く問題なさそうだ。
…ン?あるぇ小淋ちゃんだハロー!
占いが有名ってことで俺も来てみたけど、ここで待てばいいのかな?
あ、これお土産☆
(チョコレートザラー
…………
(静かに待合室の中に入り、順番を待つ)
【今のうちにちょっと相談内容を纏めておけたら…ですね。
…このお茶は頂いても大丈夫なのでしょうか?】
(置いてあるペットボトルと紙コップに視線を移す)
わあっ!お茶だ!(勅使河原さんからのお茶に目を輝かせながら)
嬉しいっ!嬉しいなぁっ(飛び跳ねるように喜んで)
よしっ、これで勝つr!これで勝つr…!!(これらはネットスラングであり情操教育上宜しくない事から一部を伏せさせて頂きます)
一本向こうに運び込んでっと。もう一本はこちらに置かせて頂いて……勅使河原さんありがとうーっ!!(一本を向こうへ、もう一本を幾つかの紙コップと共にテーブルの上に置きながら)
(そっと静かに、入り口近くにビニール袋を置く)
(中にはコンビニで買ってきた麦茶入りの大きなペットボトルが二つ)
(『占って頂いたお礼です。ありがとうございました。勅使河原』と書いたメモを添えて)
(そのまま静かに出る)
(お茶を一口含んでは舌の上で転がす様にしてゆっくり飲み下していた所で慌てた様子の少女を迎え)
…おや、僕の番か。
何だか考え事してたらあっという間だった…。
(苦笑と共に独り言を呟いてから勧められた方に足を向け、こちらを一旦後にする)
お待たせしましたーっ!
(慌てて飛び込んできて)
こちらへどうぞ~っ。多分向こうの方がこちらより風通しがほんの少しだけ良いはずです……!
(一度相手の紙コップにお茶を注いでから、ペットボトルを一旦向こうに運び込んでいく)
う~ん、暑さで飴が全滅しちゃったのが痛かったなぁ。
真夏でも溶けない飴が売っていればいいのに。
(呟きながらペットボトルと共に向こうへ)
おや。(出て行った少年少女に何かが脳裏を掠めた気がしたがはっきりしなかったのでとりあえず会釈一つで送り出し)
Σ死…ッ!?そこだけ真顔にならはっても…!
……って、あの子が占い師だったんだろうか。ずっと此処に居たのなら彼女の方がまずいんじゃあ…。
(表情強張らせつつ、緑茶を紙コップに注いで口を付け)
(目まぐるしく人が出入りするところを見てあわあわとしながら)
わ、えっ、こ、こんにちは……
し、失礼しますっ
(自分の番だと気付き急いで出る)
ふぅ…その話ならイケる!!
ごめん常盤…これは今度会ったときに返すよ(そっと鞄に入れて)
さてと、人も増えてきたし僕もそろそろ帰ろうかなー。
維都月お茶ありがとーまた今度なんかあったらよろしくぅー
(帰ってく)
あわわっ、こちらも暑い!暑いよ!
(ばたばたしながら、飛び込んで来て)
わわっ、お客さんがお二人もおられるよっ!(大慌てで、向こうの方からもう一本の緑茶のペットボトルを運んできて)
待ってくださってる方は、こちらを飲んでお待ち下さいだよっ。
飲まないと…『熱中症で死ぬ』と思う。(ここだけキリッと)
占いは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」をポリシーにやっているよ。更には結果の責任まで全て丸投げするよっ!(鬼畜)
それでも良ろしければ是非どうぞ入っちゃってくださいっ。……どちらも暑いけれども……
も、もう少し涼しくなる工夫しないと残暑が凌げない……(朦朧と呟きながらご案内しつつ中へ)
うーん…結局殆ど固まっていないのだけれど…。
(入る間際去る人を見て)
っと、先客か。…待ってる間に相談事纏めよう。
(そーっと入って来て)
うわ、何これ暑っ。薄着で良かったかも。
あ、先客、だよね。行ってらっしゃい、かな。
(帰り際にひょこっと覗く)
あ、新しいお客さんだ!
あたしはもう終わったからお次どうぞーすごく当たるよ!(そして去る)
(入り口から中をチラリと覗き)
だ、誰も…いない…よね……?
占いしてるって聞いて、来てみたんだけど……
誰か、占ってもらってるみたい、だし……
こ、ここで…待ってたらいい、のかな……?
(きょろきょろしながら中に入る)
えーと「弟が好きで好きで独占欲が高じてついには監禁しちゃった兄。でも実はそれは弟の計画通り!「今度は僕が躾けてあげるよ、兄さん……」首輪を片手にほくそえむショタ弟に兄の貞操は風前の灯!」
って話なんだけど、この場合弟は受けなのかな……?(悩)
あ、あたしの番がきたみたい!
いってきまーす
四月さんっ、大変お待たせだよ~っ!
自分のせいで遅くなっちゃってごめんねっ!こちらへどうぞ~っ!!
(慌てて、飛び込んでお呼びして)
(あわわわしていたが、現れた維都月さんに気付き)
あ、茉菜ちゃんが呼びに来てくれたから、その話はまた今度ね!
ふ、2人は熱く語っててね・・・!
(飛び込んだところで、耳に飛び込んできた『弟は受けなの?攻めなの?』発言)
気になるよ…!一体何の話をしていたのか気になるんだよ……っ!(かっ!)
若菜先輩お待たせいたしましたっ。
どうぞ上がってやってくださ…とはいえ、同じダンボール素材だけれども……!
ロベルト先輩と四月さんは、ね、熱中症には気をつけて!!(命懸けの待ち部屋)
いい結果が返ってくるといいね。
そ、そんなこと言うなよ十文字……一緒に楽しもうぜ
ねー、常盤と僕はそういうんじゃないんだよねー。
うん?心に決めた人は……(一寸考え)ああ、いるね。いるいる(サムズアップ)
(受け取って)まって……開く前に聞くけど、弟は受けなの?攻めなの?
それだけ聞かせて!四月ちゃん!
えっロベルト先輩と楽しむって……(真っ赤)
や、やだなー若菜先輩ナニ妄想してるの!?あたしとロベルト先輩はそんなんじゃないよーロベルト先輩にはもう心に決めた人がいるんだからねっ
ショタ本はあったかなー(ごそごそ)みっけ!兄弟モノだよ~この赤毛の弟くんロベルト先輩に似てるでしょ?絵は可愛いけど内容はどぎついから気をつけてねー(ロベルトさんに漫画を貸す)
えっ、えっ、四月ちゃんこれって・・・!
わ、わわわわわたしはいい!ろ、ロベルト君とそ、その、た、楽しんで!
あ、いってらっしゃーい(飛吹さんを見送り