柔らかな陽射しが差し込む穏やかな昼。
清んだ空気が周辺を満たしており
野生動物が時折、喉を潤しにやってくる。
ある少女は静かに語る。
「この泉には妖精達がすんでいるの。
貴方に姿が見えないだけで
ちゃんとここに存在しているのよ。」
*昼の雑談トピックです。
*独り言や探索にもどうぞ
…そう、だね…。
…素直に、なるのって…難しい、けど…。
…うん…。
…テオや、のの子が…らっかみ、だってことは…。
…私…もれいび、だしね…。
…悪い子では…ないと、思う…。
…でも…一方的に…力を、与えて…。
…私達を、フツウじゃ、なくして、おいて…。
…フツウを、守れって…勝手だと、思う…。
…取り敢えず…テオは、地面に…叩きつけたい…!
(眉を寄せ、苛立たしげに
先のことを心配しても仕方ないですもんね
それでも、大人になっても素直な気持ちを伝えられるようになりたいです
異変が起こるのは困るけど、何もなかったらなかったで退屈しそうですもんね(苦笑)
冴来先輩もテオのこと知っているんですか!?
あの人・・・猫は確かに生意気なことも言いますし
私たちにまだ隠し事をしてますけど
でも、最近思うんです、素直じゃないだけで本当は悪い子じゃないんだって
…もう、大人だから…平気って…意地、張って…
…泣きたい時に…泣けなく、なったり、だとか…
…あるんじゃ、ないかな…。
…子供で、いられるうちは…子供を、楽しみたい、よね…。
(微笑んで
…異世界や、魔法って…
…本当に、あるのかなって…思ってた、けど…
…この島、だと…何が、あっても…
…不思議じゃ、ないよね…。
…次は何が、起きるのか…楽しみ、では…あるけど…。
……テオは…嫌い、かな…。
…私も、危ないこと…沢山、してる、から…
…人のことは、言えない、けど…。
…友達が、傷つくのは…嬉しくない、から…
…できる限り、怪我は…しないでね…?
・・・大人になって素直な気持ちを素直に伝えるのは思っている以上に大変なことなのかな?
甘えられる内はまだ甘えてみようかな
実は私、異世界になら何度か行ったことありますよ
最初は不安と戸惑いしかなかったけど、最近は少しだけワクワクしているんです
「今度はどこに行けるのかな」って
そう言われると何度か危ないことはしてたりもするかも(少し悪びれるように)
今度からは気をつけますぅ
…それは…そう、だけど…。
…大人に、なると…甘えたり…誰かに、頼ることも…
…今より、難しく、なりそう、だから…。
…格好良くて、凛とした、大人の、女性に…
…憧れたりは、するん、だけど…
…まだ、もう少し…子供で、いたいな…。
…あんまり、ふらふら、し過ぎると…
…元の、居場所に…帰れなく、なっちゃいそう、だけどね…。
…放浪するの…楽しい、けど…
…危ない場所、には…行かない様に、ね…?
え?(意外そうな顔で)
子供の体なんて不憫なだけですよ
大体の人は子供扱いして大人として見てくれなかったりしますし
見える世界もほかの人より全然狭いし
いいことなんてまったくないですよ・・・
放浪・・・そういえばゴールを決めずに旅をすることをしてなかったです
あてもなく旅してみるのもいいかもしれませんね
…私も、まだ…子供だなあ…。
…もしかしたら、私は…
…大人って、言われる…歳に、なっても…
…ずっと、ずっと…子供の、ままかも…。
…心は、兎も角…体は、もう少し…
…子供のままで、いたいかな…。
…私は…探検と、いうより…放浪が、好きなだけ…。
…あっちに、いったり…こっちに、きたり…
…旅人…みたいなもの、かな…。
どうなんでしょうね
少なくとも私はまだ子供だとは思いますが・・・
あれ、そうなんですか?
ももちゃんも探検部に入っているからてっきり冴来先輩もかと思ったのですが
…大人に、なるって…難しい、ね…。
…受け入れ、られない、こと…。
…納得、して…受け入れて…諦める、ことが…
…大人に、なるって…ことなの…かな…。
…私は…。
…山登りが、好きな…わけでは、ないけど…。
…山は、好き…かな…。
えへへ、その時はよろしくお願いしますね
自分の弱いところを弱いと言える先輩も素敵です
わかっていても割り切れないことってありますよね
世の中納得できなくても受け入れなければいけないこともありますし
そういうことも含めて大人になるってことなのかな・・・?
(エミリーを撫でながら)
でも先輩がこんな山奥にまで足を運ばせるなんて意外でした
先輩も山登りとか好きなんですか?
(森の絵を着々と済ましながら)
…うん…。
…もし、貴女が…何か、困っていて…
…その時、私に…何か出来る、ことがあったら…
…私は、貴女を…助けようとする、と、思うよ…。
…貴女は、強いね…。
…人になら、私も…そう言ってあげられ、るんだけど…
…自分の事だと、中々…割り切れないなあ…。
そう言われてみると・・・
言われるまであまり気にしてませんでした
改めてそう思うと不思議な言葉ですよね
いいんです、傍にいてくれるだけで
私だって何も出来ませんから
昔は綺麗な心のままでいたい・・・って考えてましたが
今は悪い部分も受け入れることにしてます
不完全だからこそ人を愛することができると思うし
本当に問題があるなら直せばいいだけのだから
拒絶する必要はないと思うんです
…ありがとう、って…漢字だと…
…「有る」事が、「難い」って、書くし…
…そういう事、なんだろうね…。
…私、も…?
(一瞬驚いた顔をするが、すぐに微笑み)
…うん…私も…貴女や、みんなが…
…傍に、いてくれるだけで…凄く、心強い…。
…私じゃ、貴女に…
…何もして、あげられないかも、しれない…。
…だけど…傍にいるよ…。
…そう…。
…どちらも、本当の自分…か…。
…悪い自分は…居なくなれば、いいって…
…思った事は、ある…?
いい事ばかりじゃ「ありがたみ」もなくなりますもんね
みんなが近くにいてくれるだけで元気を分けてもらえているような気がして・・・
そういうことではみんなには本当に助けてもらってばかりですぅ
もちろん冴来先輩もですよ
私は・・・
どちらとも本当の自分だって思っています
いい自分も悪い自分も同じ心の中からくるものだから
どちらが本物とか偽物とかそういうのはないと思います
(うんうんという様に頷き
…いい思い出、ばかりじゃ…ないけど…
…辛くて、悲しい…時があるから…
…良いことが、あった時…もっと嬉しく、感じられる…。
…だから、悲しい、思い出も…
…綺麗な、思い出と…同じぐらい、大切…。
…何も忘れたく、ないな…。
…見守って、くれていると、思うと…
…なんでも、出来る…気がするよね…。
…うん…。
…この子は、いい子だよ…。
…貴女は…自分の中の、良い自分と、悪い自分…
…どっちが、本当の自分か…わからなくなって…
…悩んだり、したことある…?
(兎がみゆきさんをじっと見上げ
食べかけの薔薇に視線を移したあと
またみゆきさんを見上げる。)
その時の気持ちや、感じ取ったときのこととか
その時でしかわからない事ってありますもんね
私も日記にしたり、メモにとっておいて漫画に書き起こしたりするので
わかる気がします
見えなくてもすぐ近くに一緒にいてくれる、素敵な話ですね
今まで様々な人に出会って、その側面を見てきました
人だって、常に同じ気持ちを保つことはできませんし
たとえ暴れたとしても、私はこの子を悪い子だとは思ったりしません
だって、穏やかな時も荒れる時だってそれは同じ心から来るものだから
(だっこした兎を見つめながら)
…うん…綺麗な、思い出は、宝物…
…でも、見えなくて…手に取れないから…
…現実か、夢か…私は時々…
…分からなく、なって…無くしてしまい、そうになる…
…だから忘れて、しまわない様に…
…感じたことや、考えたこと…
…文字に、残す様に…しているの…
…妖精は、いつでも…貴女の、傍にいるから…
…だから、大丈夫だよ…♪
…エミリーは、時々…乱暴だけど…
…悪い子じゃ、ないから…
…もし暴れる、事があっても…嫌わないで、あげてね…
(今は兎の機嫌がいいらしく
みゆきさんの腕におとなしく抱かれている。
私もです。私も中学の頃一人ぼっちだったから
それでも寝子高に入ってから
たくさんの人と知りあって
それからたくさんの人と仲良くなって
わたしにとって、この島での思い出全てがたからものです
はい、難しいけど
いつかは見れるようにやってみます
これでキミとも友達だね
よろしくね、エミリー
(子供を抱くように、優しく抱えて)
…この島に来て…友達が、沢山、出来て…
…私は凄く、嬉しいの…
…この島は、いい島だよね…
…貴女にも、いつか絶対…
…妖精が、見れるようになるよ…
…無理にみようと、するんじゃ、なくて…
…感じようと…する事が、大切…
…エミリー、みゆきが…貴女とも、仲良く…したいって…
(兎に話しかける。
声をかけられた兎が薔薇を食むのを中断し
みゆきさんを赤い目でじっと見つめた後
前足をみゆきさんの体にかける。
抱っこの要求をしているようだ。)
友達っていいですよね。
そばにいてくれるだけで幸せな気持ちになるから
妖精さん、私にも見えるようになるかな
エミリー、この子の名前なんですね
よろしくね、エミリー
(薔薇を食べている兎を見て)
あの、抱いてみていいですか?