対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
ほう・・・Sと見せかけてMか。
だからと言って、「お前は酷い奴だ!」とか言われるのも嫌だろ。
・・・(抱き付かれて
はっはっは!じゃあ生きていてくれ。
からかう相手が減るのは残念だからな。
私もからかう方が好きなんだけどなあ…。
でも、貴方にからかわれるのは
私、好きかもしれない。
楽しいというか嬉しいというか…
あんまり悪い気がしないの。
言われてみれば、そうかも。
客観的に見てみると、凄くかっこ悪いー…。
私自身か…。
うん…。
それでもやっぱり、私はいい人なんかじゃないなあ…。
そう言われるのが嫌なわけではないけれど
いい人だと思われているのが、ちょっと辛いなあ。
(弱々しく苦笑し
…うん。
(そっと抱きついて
貴方にこうしてると、やっぱりドキドキするよ…。
生きてるんだなって感じがする…。
はっはっはっ!
すまんすまん。
何だかんだで昔から人をからかいたくなる性格でな。
お前は人によって性格が変わるからなぁ…動物に例えにくい。
強いて言うなら人見知りの強い子犬だ。
お前が今でやって来たことは兎も角、お前自身がどうかって話さ。
好きにしてくれ(降参したかのように両手を挙げて
後で…。うん。後で食べる。
肉食恐竜と小動物って全然似てないよ…。
というか、私、貴方に肉食恐竜って思われてたんだ…。
仕方ないんだろうけど…。
肉食恐竜…可愛くなあい…。
私、これでも女の子なのに…。
そう…?
人からそう言われると、凄く、違和感があるよ…。
私は、酷い人間なのに…。
ねぇ、邪魔する人もいなくなったし
今度こそ甘えさせて欲しいなあ…。
ま、嬉しいなら良いじゃないか。
気持ちだけでも受け取っておけ…後で食べればいいし。
小動物というか肉食恐竜……いや、小動物でいっか。似たようなもんだ。
何だかんだでお前、いい奴だと思うぜ?
うん…。
私も嬉しくないわけじゃないけど
貴方といるときは、貴方以外なんにも要らないんだもん…。
あんまり食べる気になれないなあ…。
(袋を床に投げ出し、座り込んで
あの人、私のこと小動物みたいだって。
いい奴だって。
私、そんな風に見える…?
>堀
おう!気にすんな!今度ばっちり何かおごってもらうさ!
じゃあな!
>花風
まぁ、別にお前らしく好きにしていれば良いって事さ。
深く考えすぎるな
そうか?俺は嬉しいぞ?(勝手に袋からクッキーを取り出して食べる
…私、今お菓子だなんていらないのに…。
>クロウディア
好き放題言っていいものなの…?
普段から好き放題しているつもりだけど
いざそれを許されると、なんというか…。
(困った顔をしつつ大人しく撫でられて
>和哉
えっと、その…。
貴方が私を友達って言ってくれるなら
私も貴方を友達だと思うことにする…。
…別に私、そこまで妹思いなわけでも
優しいわけでもない…。
やめて…。聞きたくないの…。
(弱々しく首を振り、耳を塞いで
…さようなら。
…道中気をつけてね。
(去って行く姿を見送ったあと
静かに部屋の扉を閉める
>冴来
友達じゃなければなんだっていうんだよ。
(苦笑して
ま、お前にとっちゃ俺は下僕なのかもしれんが
俺からしたらお前は友達なんだ。
そうか?
妹思いでなんだかんだ、
面倒見がいいとも聞くし
充分良いやつだと思うけどな。
分かった。邪魔してごめんな。
怖がらせてるつもりとか全然無くてさ。
というか、優しすぎるから嫌だとか怖いとか
言われんのは初めてだからなあ…。
今度来る時はお前を怖がせない様な何かを
考えてくることにするよ。
…でもほんと、どうすりゃいいんだ…。
うまくいかんもんだなあ…。
(困った顔で頭をかいて
>クロウディアさん
いやいやいや…。
明らかに真実と異なってるよな?
いや、俺が間違ってんのか…?
子供か…成る程なあ…。
人見知りみたいなもんなのかね…。
まあ…とりあえず、今日はもう行くよ。
冴来、またな。
クロウディアさん、なんか後始末任せるみたい感じで
申し訳ないんだが、そいつのことをよろしく頼む。
(クロウディアさんに軽く頭を下げ
その場から歩み去る。
>堀
真実を並べているだけさ(また真面目な顔で
優しくしすぎると怖いって言われるんだぜ?困った奴だろ?子供なんだよ子供。(花風さんの頭を乱暴にぐしゃぐしゃしながら笑う
>花風
優しい奴には全力で好き放題言えば良いんだって!
なかなか無い機会だぜ?
友達…?私、貴方の友達だったの?
じゃれ合いというか…。
貴方がそういうのなら、
貴方にとってはそうなのかもしれないけれど…。
…私は、いい人間じゃない。
貴方は、勘違いをしているだけ。
私、小動物なんかじゃないわ。
気にしないでって、言ったでしょう。
えっと…。
(気まずそうに目を逸らし、一歩後ずさって
…どうもしてくれなくていい。
受け取るものは受け取ったでしょう。
だからもう、帰って頂戴。
貴方は、邪魔なの。
…また今度来た時は、貴方を部屋にいれてあげてもいい。
だから、お願い…。
今日は、帰って欲しい…。
(俯き、和哉にくるりと背を向ける
>クロウディアさん
真顔でそれだけ自画自賛を並べられるって
ある意味、凄いな…。
突っ込みが追いつかないぞ…。
見た目が良くて、心が広いのはあってるにしても
おしとやかと真面目と謙虚はどう考えても違うだろう…。
>冴来
なんで、ってそりゃ
お前が同じ寮生で友達だ。
酷い態度っても、あんなのじゃれ合いの範疇だろ?
姉ちゃんも似たような性格してたから慣れてる。
気にするなって。
(チョコレートを差し出す様子を見て
くれるのか。
ありがとうな。
お前、口は悪いがやっぱ良いやつだな。
(笑って受け取り
なんか小動物みたいだな…。
微妙に調子狂うぞ…。
(冴来とクロウディアさんの会話を聞いて
俺、お前を怖がらせてたのか?
優しすぎるから怖い、なあ…。
よくはわからないが…。
あー…。どうすりゃいいんだろうな…。
(困った顔をして
>和哉
そう。貴方は私の邪魔したの。
邪魔。邪魔だわ。すっごく邪魔!
喋らなければって、どういうことよ?
失礼なこと言わないで頂戴。
私は何時だって可愛いのよ!
あ、えっと…。
(気まずそうな顔をして
そう、ね。
珍しくいい働きをしたから、褒めてあげないこともない…。
…なんで私を心配するの?
私、貴方に酷い態度ばかりとっているのに…。
気にするなって…言われても…。
貴方、一体何処までお人好しなの…。
貴方の分、無いの?
その…じゃあ、これを…。
(袋からホワイトチョコレートを取り出し
おずおずと差し出して
意外…まあ、意外よね…。
…あんまり、気にしないで。
>クロウディア
うん…。でも、私やっぱりこの人苦手…。
優しすぎるから、嫌…。怖い…。
どうしていいか、分からなくなる…。
>堀
残念ながら俺にも分からん。
なかなか変な事ばっかりやっているつもりなんだが、どこに好かれる要素があったのかさっぱりだ。
やっぱりイケメンなのが効いたのか、後は心の広いところやおしとやかで誠実で真面目な部分も評価されたのかもしれないな。
堅実で尚且つ謙虚な部分もだな・・・(真面目な顔で
>花風
案外こういうお人好しな奴って珍しいんだぜ?大切にしろよ?
ううむ…。
なんか、邪魔したみたいな感じだな…。
悪い。
いや、まあそうなんだが…。
なんか気になるだろ?
お前がそういうなら詮索はしないさ。
柔らかい対応は無いにしても
その口の悪さ、もう少しどうにか出来んもんかね…。
お前、喋らなきゃ可愛いのにな…。
なんだ、「役立たずの割に珍しくいい働きをする」とか
言われると思ってたんだが…。
何でかって言われると、そりゃお前が心配だからだ。
色々と溜め込んでそうだし
菓子でも食べて気分転換になれば、ってさ。
受け取る理由っていっても
ただ俺がしてやりたくて勝手にしてるだけだから
別に気にする必要とかないんだぞ?
まあ、確かに俺も甘い物は好きだが
これはお前にやる為に買ってきたものだからさ。
…そういや、自分の分買うの忘れてたなあ…。
帰りに買って帰るか。
お前、結構そういうの気にするんだな。
意外だ…。
…すぐ帰るというのなら
開けてあげようかと思っただけよ。
私達の仲が良かろうと悪かろうと
貴方には関係が無いでしょう。
詮索しないで。迷惑だわ。
下僕の癖に柔らかい対応なんて期待しているんじゃないわよ。
この身の程知らず。
ええ、確かに甘い物は好みだけれど…。
(差し出された袋を戸惑いながら受け取り、中を覗いて
…こんなに沢山…。
…どうして?
私、もらう理由がない…。
貴方だって甘い物好きでしょう?
なのに、どうして私にくれるの?
お、開けてくれたか。
下手したら居留守使われるかも知れんと思ってたからさ、
そうならなくて良かった。
(笑って
(部屋にいるクロウディアさんに気がついて
また二人でいるのか…。
本当、仲良いんだな。
付き合ってる…とかそういう訳じゃ無いんだったよな。
なんというか、やっぱ不思議なもんだな。
俺は邪険にされるのに、なんでクロウディアさんとは
そんなに仲がいいんだか…。
俺にも、もう少し柔らかい対応をしてくれても
罰は当たらんと思うんだがなあ…。
っと、そうだ。
(冴来に視線を戻し
下らないものかどうかは別にして
お前を不愉快にさせる物ではないと思う。
お前、甘い物好きだろ?
菓子を適当に見繕って買って来たんだ。
クロウディアさんもいることだし
二人で分けて食べるといい。
(手に持ったビニール袋を差し出す。
中にはホワイトチョコレート、
クッキー、マカロンをはじめ
大小様々なお菓子が入っている。
う…。
でも…でも、だって…。
(気まずそうな顔でちらりと振り向いて
まぁまぁ…。
自分の身を案じてくれてる奴をそんなに邪険に扱うもんじゃないって。