対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
…すぐ帰るというのなら
開けてあげようかと思っただけよ。
私達の仲が良かろうと悪かろうと
貴方には関係が無いでしょう。
詮索しないで。迷惑だわ。
下僕の癖に柔らかい対応なんて期待しているんじゃないわよ。
この身の程知らず。
ええ、確かに甘い物は好みだけれど…。
(差し出された袋を戸惑いながら受け取り、中を覗いて
…こんなに沢山…。
…どうして?
私、もらう理由がない…。
貴方だって甘い物好きでしょう?
なのに、どうして私にくれるの?