対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
ううむ…。
なんか、邪魔したみたいな感じだな…。
悪い。
いや、まあそうなんだが…。
なんか気になるだろ?
お前がそういうなら詮索はしないさ。
柔らかい対応は無いにしても
その口の悪さ、もう少しどうにか出来んもんかね…。
お前、喋らなきゃ可愛いのにな…。
なんだ、「役立たずの割に珍しくいい働きをする」とか
言われると思ってたんだが…。
何でかって言われると、そりゃお前が心配だからだ。
色々と溜め込んでそうだし
菓子でも食べて気分転換になれば、ってさ。
受け取る理由っていっても
ただ俺がしてやりたくて勝手にしてるだけだから
別に気にする必要とかないんだぞ?
まあ、確かに俺も甘い物は好きだが
これはお前にやる為に買ってきたものだからさ。
…そういや、自分の分買うの忘れてたなあ…。
帰りに買って帰るか。
お前、結構そういうの気にするんだな。
意外だ…。