対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
お、開けてくれたか。
下手したら居留守使われるかも知れんと思ってたからさ、
そうならなくて良かった。
(笑って
(部屋にいるクロウディアさんに気がついて
また二人でいるのか…。
本当、仲良いんだな。
付き合ってる…とかそういう訳じゃ無いんだったよな。
なんというか、やっぱ不思議なもんだな。
俺は邪険にされるのに、なんでクロウディアさんとは
そんなに仲がいいんだか…。
俺にも、もう少し柔らかい対応をしてくれても
罰は当たらんと思うんだがなあ…。
っと、そうだ。
(冴来に視線を戻し
下らないものかどうかは別にして
お前を不愉快にさせる物ではないと思う。
お前、甘い物好きだろ?
菓子を適当に見繕って買って来たんだ。
クロウディアさんもいることだし
二人で分けて食べるといい。
(手に持ったビニール袋を差し出す。
中にはホワイトチョコレート、
クッキー、マカロンをはじめ
大小様々なお菓子が入っている。