ウチの店の店舗だ。
アンティーク調の時計が多いのは…まあ俺の趣味だから気にすんな。
客もじゃんじゃん来てかまわねえ。店が繁盛すんのは願ったりだからな。
従業員達が出迎えてくれると思うぞ、俺も出てくっかもしんねえな。
斉田様もオーナーの腕が良いって話聞いてたんですね。
実際本当に腕は確かなんで大船に乗ったつもりで任せちゃっていいと思います!
澪乃センパイも改めてよろしくっす!
俺は元気なのが取り柄みたいなもんですからねっ
接客は実は俺初めてなんで、
あんまり参考にならないかもしれないっすけど頑張ろうとは思ってるんで!
うぅ、ごもっともですね…オーナーのご慈悲に感謝しつつ肝に銘じておきます(委縮
あ、お皿二階っすね、了解っす!俺も手伝ってきます!
澪乃センパイー俺も皿運ぶの手伝いますよー!
(居た堪れなくなってその場から逃げるように澪乃センパイを追って二階へ
(六月一日宮の言葉に眉を顰めて)
勉強と部活が本文なのはあたりめえだろうが。
バイトすんならそれと一緒に出来るようにすんだよ。覚えとけ、仏の野郎と違って俺の顔は一度きりだ。
(ほっとした様子に先程よりキツく睨みつけ)
(斉田の方に向き直って)
俺も似たようなもんさ。あいつらから見りゃもういい歳したオヤジだ。
ま、酒もタバコもうめえようになんのはオヤジになってからってな。オヤジで上等ってもんだ。
(澪乃の走ってった方を見やり)
…あー、皿は二階だ。二階に台所があるからそこにある。
おう、六月一日宮。お前も遅刻してきたんだから運ぶの手伝ってこい。
…あれにこの人数分の皿持たせんのもしょうがねえだろ。
俺ぁ預かった時計工房に置いて来る。
(そう言うと店の奥の工房へと歩いて行く)
(勢いのいい音にびくっとして)
ふへ!?何事、何事かな!?
…あれ、寝子高の制服。したっけ君が最後のバイト仲間さん。
檸檬くん、だね。覚えたよ。うん、あたしは澪乃澄佳、ね。
そんなに畏まらなくてもいいよー。それにしてもホントに元気さんだねー。
接客では見習わせてもらうかも。ともあれよろしく、かな。
(後ろでしてる話を聞いて)
斉田さんも店長さんも、やっぱり職人さんって感じですね。
手に職持つ人同士の共感っていうか、なんというか。
しぶくてっかこいいなー。(ぽそり
と、お茶受けにちょうどいいケーキもあるんだし、ちょっとあたしも探してこよーっと。
お客様、少々お待ちくださーいっ。(裏へとたとた走ってった
>(宝良)
あー、そうだな…オーバーホールだけで済みゃ、それで良いが中まで壊れちまったらパーツの取り寄せとか行わなくちゃなんねぇな
この辺は家電も同じだ。内部分解の掃除だけで済みゃ良いが、内部パーツまで破損すると取り寄せだ
PCのHDDやCPUぐらいだったら代替パーツはあるが…マザボや液晶だったらマジで取り寄せしなくちゃなんねぇ
その辺はやっぱり同じ修理を受け持ってる、って所で同じだな
ま、その辺は覚悟の上で修理依頼を出してんだ…本職がバラして原因見つけて対処してくれ
見積書はその後でも構わないぜ
…あぁ、これからも大事にするつもりさ。親父の形見だしな。これからも時計と一緒に宜しく頼むよ
あー、そうだな。シケたオヤジ達の会話はこれぐらいにしとくか…
…って何歳だか知らないけどな。俺は……まぁ、完全にオヤジだが
>シグレ君
じゃあ、お言葉に甘えていただくとするよ(紅茶を受け取り)
…えーっと、座る場所座る場所…(座る場所を探して、休憩用の椅子を見つければゆっくりと腰掛け、紅茶を飲み始める)
しっかし、俺の娘に頭が上がらないとはなぁ…寮の奴らが…
…一体、何してるのか解らないが…(シグレの見た目が上品なので猫鳴館ではなく星ヶ丘寮の方を想像している)
>檸檬君
そりゃ、光栄だ(そう言ってハハッと笑い)
ま、同じ旧市街ってのもあるからな
やっぱり、近場の方が良いだろう?ここの店主の腕が良いって言う話も聞いてるし
ひぇっ…オーナーそんな睨まないで下さいよ…!
学生は勉学と部活が本分っすから仕方ないっすよね!(無駄にいい顔
…はーい、次からは連絡しますね(あれ、思った以上に優しい…?と内心
賑やかなのはこうして斉田様のようなお客様が来てくれるからですよ!
これからもどうぞごひいきにっす(にこっ
俺も遅刻したくてしたわけじゃないっすからね、シグレ先輩…!
紅茶あざーっす。いただきます!(ごくごく
あ、本当に美味しいっすね…(まじまじと紅茶とシグレ先輩見つめ
眼鏡屋さんのことは一方的に知ってたんすけど、ちゃんと話すのは初めましてですよね。
ここで新しくバイトすることになった六月一日宮です。
お客さんじゃなくても大歓迎っすよ!来てくれることに意味あるっていうか。
ああ見えてオーナー喜んでると思いますし。ぶっきらぼうだけど(ぼそ
わー!パウンドケーキっすか!手作りですか!おいしそー(紙袋の中覗き
お皿…どこに皿あるか俺場所わかんねー!
ん?
ああ、紅茶淹れるのは習慣だからな。
実家では淹れて貰うことの方が多いが。
(淹れた紅茶をそつなく斉田らに配り)
ええ、斉田は寮で良く皆の面倒を見てくれてるんです。
娘さんには頭が上がりませんよ、うちの寮の奴らは。
(遅れてやってきたバイト仲間を見ると喉奥で笑い、仁科に言われたように紅茶を差し出し)
初日から遅刻とは大物だな、六月一日宮。
よろしく頼まれてやるから、ホラ。
お前も飲みな。
(浅葱の視線に気づくと軽く会釈し)
バイトとして入ったシグレ・ナイトウォーカーです。
以後お見知りおきを。
(突き出された紙袋をちらっと見て)
ん?…おう、いつも悪ぃな。
ちょうど茶淹れたとこだ。ちょうどいいからあんたも食ってけ。
皿は…また二階だな。悪ぃが誰か取ってきてくれ。
(斉田の方に向き直って)
で、こっちも仕事の話はちゃっちゃとしちまわねえとな。
まず見積もりの方だが…。
メーカー…ブランドによって変わる。
それと当然っちゃ当然だが部品の具合によっても変わるからな。
オーバーホールでなんとかなりゃいいが壊れちまってればそうもいかねえ。
その場合は部品の取り寄せもある。ま、見積もり出んのはいっぺん中まで調べてからだな。
見たとここの手の時計ならオーバーホールだけで済めば2万前後ってとこか…仮の話だがな。
にしても昔からやってるだけあんな、たいしたもんだ。
表面だけで止めといた判断もだがバラした自体も綺麗なもんじゃねえか。
十年もったってのもたいしたもんだよ。オーバーホールってのは3年から5年くらいには受けんのが推奨されてる。だからよっぽど大事にされてたのはわかる。
ま、終わったら次のオーバーホール時期も出しといてやるからウチに持ってきな。同じ街のよしみだ、そいつの面倒もこの先見てやるよ。
(そう言うと時計を預かるための綺麗な布の敷かれた箱を差し出す)
…ま、いつまでもオヤジ共のしけた商売話してんのもわけえ奴らにゃ退屈だろ。
そいつ預かって見積書は後日出しとく。
せっかく淹れた茶が冷めちまう前に飲んでやんな。
>(檸檬君)
…なんつーか、元気な奴が入ってきたな…
ここも賑やかになるんじゃないか?こんだけ元気の良い奴が集まると(何てははッと笑いながら)
>(宝良)
あぁ、もう十年以上も使ってる。俺の店が電気屋だから磁気帯びもあるだろう
ただ、ここまで長く持ったって所だな
(自分でバラしたと言う事を聞けばハハッと笑って)
昔から色んな物をバラして修理してるからな。…とは言え今回はアナログの懐中時計だ。細心の注意を払って表面だけだ。それ以上の事はやってない
あぁ、オーバーホールで一回全部綺麗にしちまってくれ。修理が終わるまでそっちに預けるつもりさ
後、見積書の方も貰えると助かるな
>(あやめ)
ん?この隣の眼鏡店…って事はそっちも旧市街か
俺も同じく旧市街で電気店をやってる「斉田電気店」の店長の斉田 宗仁ってんだ
同じ旧市街同士宜しく頼むよ(そう言ってハハッと笑う)
……あ、その…僕は、お客さんでは…(ぼそぼそと引っ込みかけ)
…!
(入って来い、と声をかけられおずおずと入ってくる)
…こんにちは……あの、すみません…し、知らない人がいると緊張して…
新しい店員さん、ですよね…?(シグレと澪乃、檸檬をじろりと見やり)
ええと、隣の浅葱眼鏡店の者、です…。
…お客さんじゃなくてすみません(頭下げ
差し入れを…その…
(俯いて紙袋を突き出した。中にはにんじんパウンドケーキ)
ん?修理か…
(取り出された懐中時計をまじまじと眺めながら)
自分でバラしちまったのか…ま、ただの素人ってわけじゃねえみてえだし問題はねえな。
…表面上の目立った傷もねえし歯車の磨耗か…電気屋ってことは磁気帯びも…どっちにしろ時期的にもオーバーホールしちまった方がいいかもしれねえな…。
(しばらく集中してぶつぶつと独り言を呟き顔を上げて)
そうだな、見たとこ中の方の不調だろ。
時期帯びの可能性もあっから時期的にゃいっぺんオーバーホールして綺麗に整えてやった方がいいと思うが、それならこっちで預からしてもらうしかねえな。
……こんだけいい時計だ、しっかり調子戻してやるよ。
(また時計を見つめてどこか嬉しそうな、満足気な声で)
おう、シグレはご苦労さん。
で、そこのバイト…。
(イラついた様子で六月一日宮の方をじろりと睨んで)
今日は初日だから許してやる。けど次遅れる時は言っとけ。
シグレ、六月一日宮にも淹れてやんな。…部活後に走ったんじゃ疲れてんだろ。
うわあーー大遅刻ー!(ばたばた)
すんませんっ部活やってて遅れましたー!(ずささっと滑り込んで
ってもうお客さんが二人も…!いらっしゃいませっす!(鞄を端の方へ置いて元気よく挨拶
そこのガッツ溢れるお客様は修理依頼にいらっしゃったんですね。
ここのオーナー、口は悪…ごほごほ、腕は一流だと思うんで安心して任せちゃっていいと思うっす!
眼鏡のお客様…あ、眼鏡屋さんですね!どーぞ、遠慮せず入って下さいっ!
えっと、遅くなったけど同じバイトの六月一日宮です。
シグレ先輩と澪乃先輩…ですよね。
先輩方に何かと迷惑かけちゃうかもしれないっすけど、これから宜しくお願いしまっす!
>(シグレ君)
ん?この香りはアールグレイだな。使っている紅茶は……
流石に茶葉までは解らないな。それは娘の方が詳しい
…っと、娘の知り合いかい?小さくで銀髪のツインテールで苗字が斉田なら、俺の娘だ
ま、友達なら仲良くしてやってくれよ(そう言ってハハッと笑う)
>(澄佳ちゃん)
まぁ、結婚記念に貰った大切な品だからな
だから大切に使ってる。それに親父の形見でもあるしな
そう言う訳で修理依頼に来た、って訳さ
(取り出した時計を見て)
いらっしゃいませ。わあ、修理のお客様ですか。
それにしてもステキな懐中時計ですねっ。
調子が悪いみたいですけど、大切に使われてたのがあたしでもよく分かりますっ。
(紅茶の香りに気付いて)
わ、いい匂いっ。すごいね、いっつもお茶淹れたりしてるのかな?
なんだか同い年には全然思えないなあ。あ、いい意味でだよっ。
(店の奥で手慣れた様子で紅茶の準備。アールグレイの香りを漂わせたポットと、いくつかのカップをトレイに載せて戻ってくる)
いらっしゃいませ……って、斉田電気店?
ああ、もしかして猫鳴館によく来ている1年の御父上かな。
>(宝良)
あぁ、見ての通り俺は客だ
いや、ちょっと俺の懐中時計を見て欲しいだけだ(そう言いながら胸ポケットの中から懐中時計を取り出して)
結婚記念に親父から貰ったもんだ。形見にも近いけどな
…ちょっと表面だけバラして見たが、どうにも歯車のかみ合わせが悪い
って、言っても俺は家電ならともかくこんな精巧な時計の修理は無理だ。デジタル時計ならともかくな
で、修理依頼に来た訳さ
(どっかで見かけた事があると言う趣旨を聞けば)
あぁ、俺は旧市街の者だな。「斉田電気店」の店長やってる斉田 宗仁ってんだ
ま、同じ旧市街の者同士仲良く、って所だな(そう言ってハハッと笑いながら)
…あ?今度は客か?
(店に入って来た姿に気づいてそちらを向き)
いらっしゃい。今日は時計が入用か?
ウチは値が張るもんから手頃なもんまで揃ってるぞ。
俺が作ったもん探してきたもんだからな、質も保証する。
(言いながら顔をよく見て)
……?あんたどっかで見かけたことあるような…旧市街の人間か?
ん…っと、ここか?確か腕の良い時計師がいるって店は
(そう言いながらゆっくりと店内に入って)
ちょっとお邪魔するぜ。…へぇ…アンティーク調の良い時計が揃ってんな(そう言いながら周りをキョロキョロと見渡す)
チッ…好きにしろ。
(「らしい」という言葉に軽く悪態つき)
茶葉ならこの間馴染みの客が送ってきたアールグレイがあるはずだな
いいもんだとか言ってたし開けていいぞ。
(二人に続いてドアの方に視線を向けて)
それと客…じゃねえが来客もきたみてえだしな。
あいつにも淹れてやれ。
おう、眼鏡屋。そんなとこ突っ立ってねえで入って来い。
Sir, yes, sir.
了解、Bossと呼ばせて貰おう。
なんとなく「らしい」から(くっくっくと喉奥で笑い)。
ああ、澪乃も同学年か、奇遇だな。
同じ学校の生徒だと気が楽だ。
そうだ、折角淹れて良いって言われたんだし、ちょっと茶を用意してこようか。
(ドアがわずかに開き誰かが顔を出しているのに気付けば澪乃の後に同じく「いらっしゃいませ」と声をかけ)
どうぞ中でゆっくりご覧になって下さい。
丁度紅茶を淹れる所なんです、よろしければ如何ですか?
えと、シグレさん、だね?同じ学年なんだね、よろしくねっ。あ、あたしは2年5組だよ。
じゃあ店長さん、それにシグレさん、よろしくお願いしますっ。
…あ、時計。はい、大事にしますっ!色々勉強もさせてもらいます!
(戸が開いた音を聞いて)
わ、お客様ですか?い、いらっしゃいませー!(どこかぎこちなく)