ウチの店の店舗だ。
アンティーク調の時計が多いのは…まあ俺の趣味だから気にすんな。
客もじゃんじゃん来てかまわねえ。店が繁盛すんのは願ったりだからな。
従業員達が出迎えてくれると思うぞ、俺も出てくっかもしんねえな。
(六月一日宮の言葉に眉を顰めて)
勉強と部活が本文なのはあたりめえだろうが。
バイトすんならそれと一緒に出来るようにすんだよ。覚えとけ、仏の野郎と違って俺の顔は一度きりだ。
(ほっとした様子に先程よりキツく睨みつけ)
(斉田の方に向き直って)
俺も似たようなもんさ。あいつらから見りゃもういい歳したオヤジだ。
ま、酒もタバコもうめえようになんのはオヤジになってからってな。オヤジで上等ってもんだ。
(澪乃の走ってった方を見やり)
…あー、皿は二階だ。二階に台所があるからそこにある。
おう、六月一日宮。お前も遅刻してきたんだから運ぶの手伝ってこい。
…あれにこの人数分の皿持たせんのもしょうがねえだろ。
俺ぁ預かった時計工房に置いて来る。
(そう言うと店の奥の工房へと歩いて行く)