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寝子島高校
1371年の寝子島取材
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滴について、理事長室にて
「じゃあさ、なんで
黒白 滴
くんにどろでろろがくっついてんの?」
葵の問いに、理事長室は一瞬静まった。
「なんで」
テオが繰り返す。
「滴がどろでろろを召喚した……ように見える。だがどろでろろは、人の世界を手に入れるための手駒として、波長が合った滴をターゲットにして干渉してきたんじゃねえか、とオレは考えている」
「さみしいひとだから……」ときなこが言った。
「ずっとやみをかかえていきてきたひとだから。どろでろろはそんなひとがだいすき。やみをみつめるものは、いつかやみにとりこまれる」
「どろでろろが滴を捕らえたのか。それとも滴がどろでろろを捕らえたのか。世界を滅ぼしたいのは、どっちなのか……」
「僕にはわからない」と、ととおはお手上げのジェスチャーをする。
「私もよく分かりませんが、滴さんの空虚さは感じます」とはミラの答えだ。
「黒白滴の猫サニーについては? 何か知ってる。どんな猫かとか、黒白滴との関係とか」
葵の取材力には舌を巻く。サニーのことまで調べたとは。
「それについては、ぼくが答えるよ」
それは、ねこねこ記者といっしょに理事長室にやってきた、想花の声だった。
「ぼくは積み家で、滴さんの記憶をみた」
「ふっふふー。ナイス。ぜひ教えてよー」
「あんまりいい話じゃないよ」
「いいよー。記事をいい話にまとめようなんて思ってないしー」
葵の態度は軽薄だが、取材自体は真面目に行っているようだ。
想花は小さく頷いて、
積み家で知った滴とサニーのこと
を語った。
「サニーは、滴さんの飼い猫だったみたいだ。黒猫で、まだ小さくて、滴さんの心の拠り所で……けれど死んでしまった。滴さんの髪は、そのときのショックで半分白くなってしまった。もしかしたら、サニーの死は、滴さんを決定的に闇に引き寄せてしまったのかもしれない……」
「滴さんとサニーの間には、特別な絆があるようです」
ミラが言う。
ミラの能力は「時の特異点」――歴史の分岐点のようなものを感じるというものだ。
そのミラが何かを感じているなら、滴とサニーの関係は、重要なものに違いない。
「サニーはいま、わたしがかくまってるよ」
きなこの発言に、葵はびっくりして食いついた。
「うそ。どこにー?」
「花緑青駅の駅長室に。サニー、ねこまたになってるから、わたしが霊界で保護してるんだ」
「あとで、霊界、案内してほしいんだよー」
きなこは了承してくれた。
「んー、滴くんとサニーが会えたら、なにか起こるのかなー」
そういえば、想花は顎のあたりをさする。
「あのとき、どろでろろは滴さんを闇に取り込んだ。サニーと再会させまいとするように……」
「理事長ときなこ君に質問なんだけど。黒白滴の担任の川添かおる先生から、黒白君について何か聞いているのかなー?」
「この件はただの人間の手には負えない、と報告を受けているよ」
「理事長、いちおうカミサマなんだよねー。滴くんとかどろでろろとか、なんとかならないのかなー?」
「こういうのは門外漢でさー」
情けない限りである。
だが、ののこのパパなので、しょうがない。
「せんせいのなかにも、もれいびや、あやかしのことをわかってくれている人もいるから、そういう先生や、川添先生に対応してもらっているんだ」
「もっとも、母親は滴が【失踪】したときいても、厄介払いできたとしか思わなかったようだね」
いままであまり感情を表に出さなかったととおが、突然、憤慨した。
「ホント許せないよね! 娘が可愛くないのかな!」
「テオとミラに、黒白くんの事件のときのこと聞きたいんだよー」
「
オレが闇に呑まれたときのことか?
あれはヤバかったな。……そしてよくわかった。オレにはどろでろろに直接対抗する手がねえ」
「ほんとにほんとに心配しました! テオ様がご無事でよかったです」
「
同じ事件について
、理事長ときなこ君は?」
「学生がひとりいなくなってしまったんだもん。心配したよ」
ととおは憤慨したままそう言った。
「でもいま僕にできることはなにもない。くやしいけれど」
「きなこくんは?」
「わたしは……しずくに同情するところもある。でも
かなしいめにあったのはしずくだけじゃない
」
「しずくは『じぶん』をもたなくちゃ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月18日
参加申し込みの期限
2023年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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