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豆腐プールはじめました。
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●作業1日目(2) お豆腐こわい●
「はぁ……もうすぐプール開きかぁ、嫌だなぁ」
教室の窓から外をながめて、先ほどからため息をついているのは、1年9組の
三希 環
だ。クラスは体育科、スポーツなら得意なこの三希だったが、水泳だけは大の苦手なのである。
「カナヅチで泳げない僕に、水泳の授業はユーウツだよ……って、あれっ?」
そこで何気なく見た向こうのプールが、白く固まっているのを発見し、こうして三希も外の異変にいち早く気付いたのだった。
「な、なんかプールが豆腐プールに変わってる……!?」
プールに駆けつけた三希はワァ、と歓声を上げるが、その反応はプール復旧にやっきになっている水泳部員たちとは、ちょっと違ったものだった。
「これだけ豆腐があればやりたい放題じゃないか!」
イタズラ猫の表情を浮かべて、嬉々としてプールサイドをトンボ返りする三希。プール開きのユーウツなんて、もうすっかり忘れてゴキゲンだ。持参した紙皿に、さっそく豆腐を盛り付けて、
「あはは、一回やってみたかったんだよね〜パイ投げ!……じゃなくて豆腐投げかぁ」
その豆腐大盛り皿を何枚も作って、さーて、誰にイタズラしようかな?
◇
「営業妨害やーー!」
さて、いつもの豆腐屋笛を握りしめ、次にプールに駆け込んできたのは、
西野町 かなえ
だった。
「プールいっぱいの豆腐なんかあったら、
うちん家の豆腐が売れなくなってまうやんかー!」
そう、このかなえは参道商店街で、自家製の豆腐を商う
『西野町とうふ店』
の1人娘なのだ。プールに大量の豆腐発生と聞きつけ、すわ一大事!とすっとんで来たのである。
「もー、こんな豆腐なんてこうやー!
うちが飛び込んでダメにしてやるー!」
シュバババ、と服を脱ぎ捨て
可愛らしい水着
になって、
ざっぽ〜〜んっっ!
勢いよくプールに跳び込む、かなえ。
「ひゃぃんっっ!?」
その冷たさに、一瞬跳び上がってヘンな声を上げたものの、
「あ……ちょっと気持ちええかもー」
すぐにその肌触りにも慣れ、プールサイドで面白そうにこちらを見ていた
三希 環
に、崩した豆腐のしぶきをピピピッと浴びせるかなえ。
「わわっ、ちょっとやめてよ!」
跳びすさってその豆腐くずを避けた三希が、
「よ〜し、じゃあこっちも……えいっ!」
手にした豆腐皿を振りかぶり、かなえの顔面めがけて投げ付ける!
「へへ〜ん、そんなの、うちには当たらへんで〜」
とぷんっっと豆腐に潜ってこれを避け、モグラよろしくボコッとまた跳び出したかなえの顔に、今度こそ顔面豆腐が命中!
「ぴゃうっっ!?」
「あははは、やったぁ!!」
豆腐まみれのその顔を指差し、大笑いする三希。
「もぉー、やったなー!」
そうしてプールの中と外でエイエイッと豆腐投げ合戦を始める2人……その途中でかなえが、ふと我に返って慌てる。
「Σ はっ! あかんあかん、なに楽しく遊んどるねん、うちは!
あ、あやうく敵(?)の策にはまるところやったでー……」
商売敵の豆腐を、ふてくされ顔でつまみ口にする、西野町かなえ。
「ふんだ、こんな豆腐なんて(もぐもぐ)
……な、なかなかおいしいやん」
元がプールの水のはずの豆腐が、意外にも美味でびっくりする。と言うかこの、大豆の味が濃い昔ながらの豆腐は、何だかかなえも、よく知っているような……?
「ちょっと……家の豆腐に似てるかも?(首かしげ)」
「あの、もしかして……『西野町とうふ店』のお店の方でしょうか?」
「そ、そうやけど?」
プールサイドから声を掛けてきた田村マユミに、やや敵意混じりに返答するかなえだったが、それを聞いてマユミが目を輝かせた。
「まあ、やっぱり! 西野町様には、いつもお世話になっております。
この子たち、そちらから卸して頂いてるお豆腐を食べて、ここまで大きくなったんですのよ」
聞けばマユミの『田村屋』は、同じ旧市街の『西野町とうふ店』から、いつも豆腐を仕入れていたらしい。なるほど、味がよく似ているのも道理。ドジョウたちは、稚魚の頃からこれだけを与えられて育った西野町の豆腐を、どうやらその能力で再現していたようだ。
「ふーん、そうやったんか……(まだもぐもぐ)
ま、まあ、うちん家の豆腐の味には、一歩及ばへんけどな!」
でも一概に商売敵とは言えなくなってしまい、困ってしまうかなえである。
「んっ? いやあかんあかん! うっとこによく似た豆腐をタダで作られたら、
うちん家の豆腐が売れなくなってまうやんか! やっぱり営業妨害やーー!」
◇
「♪どじょうが出てきてこんにちは?
ぼっちゃん一緒に……って遊べるかー! わー!!!」
さて、そこから少し離れたプールサイドでは、未だにプールに入れずに制服で尻込みしている男子生徒が、1人いた。水泳部員なのに泳げない、1年生の
雨崎 荒太郎
である。
「しかも、よりによってプールが豆腐って……?
あ、何だか
嫌な記憶が……
(コメカミ押さえ)」
彼は何故かとある女子から、2度に渡って
豆腐をぶつけられて失神させられた
ことがあり(何を言ってるのか分からないと思うので後で説明します)、その体験から豆腐には、拭いがたいトラウマがあるのだ。
「うわぁ、ぬたぬたしてて滑っちゃうよぉー
押さないでよー? ねぇ、絶対押さないでよー?」
そのトラウマからなるべく豆腐には近付くまいと、プールサイドで他の水泳部員たちにくどいほど念を押している雨崎……ああしかし、その背後からそっと忍び寄る長身の影が!
「ふっふふふー、次の獲物を見つけたよー」
キュピーンと猫目を光らせ近付くのは
三希 環
、ハッと振り向く雨崎の顔面を爆心地に、盛大に炸裂するその豆腐皿!
「Σ あぁぁ゛ーーー!(つるっ)」
どっぽ〜〜んっっ!
お約束のように足を滑らせ、プールに落ちる雨崎荒太郎、
「初めての豆腐遊泳……気持ちいいなぁ、
ドジョウがぬるぬるグロいけど、豆腐はぷよぷよ体が弾む〜」
とか何とか言っているが、実際にはウフフあはは〜と豆腐の上で跳ね回れるワケはないので、これは現実逃避の彼の心象風景……現実の雨崎は今まさに、豆腐に沈して溺れる寸前だ。
「モ、モガーーーーー!?(ガフガポ)」
あっ、もう溺れた。
「うわ! もー、いきなり飛び込んできたらあぶないやん!
……って、あれ? もしもーし、大丈夫ー?」
ちょうど近くにいた
西野町 かなえ
が、よくよくその人物の顔を見れば……
「て、こーたろーくんやん! こーたろーくん大丈夫!?」
ぶくぶくと(豆腐に)沈んでいく雨崎を、さすがに責任を感じた三希環とともに、慌ててプールの外に引き上げるかなえ。
「溺れたんやろか? こーたろーくん、泳げないから」
「そうなの? ご、ごめん。泳げないなんて知らなくて」
顔を見合わせるかなえと三希の2人、雨崎は蒼白な顔でまだ目を覚まさない。
「どっ、どうしよう?」
「た、大変や……人工呼吸せんと!!」
そう、
こういう時はともかく人工呼吸
なのだ。なのだったら、なのである。
(あれ? なんやろ、確か前にもこんなことが……)
奥底に眠る遠い記憶に、ふと既視感を覚えるかなえだったが、ぶんぶん首を振って、
「う……ドキドキしちゃダメやうち! じんめいきゅうじょなんやから!!
い、いくでー!」
血の気が失われたその唇に、勢いよく自分の唇を重ねるかなえ──。
◇
(あれ……なんだろ? 水中なのに息が吸える?)
深い水の底を彷徨っていた
雨崎 荒太郎
の意識に、ふと水面からやわらかな光が射した。
(やたー! ぼく、泳げるようになったんだ?)
いや、これは……自分の口に触れるその瑞々しい感触に、意識下から急速に覚醒する雨崎。
「んん、んん〜……(えっ、もしかしてぼく……とうふちゃんにちゅーされてる!?)
「あれ、まだ起きへん? もっかいや!(ちゅー!)」
「んむ、んむ……(よっ、よく分かんないけど、もう少し……このまま……)」
まだ気絶のフリで、人工呼吸に応じようとした雨崎が、そこでふと下腹部に違和感を覚えた。
(うんー? お股がぬるぬるする……?)
「って、う、うわぁぁぁ! なんなのこれー!」
悲鳴を上げて跳ね起きる雨崎、
「よ、よかったー! こーたろーくん、生きとったあぁ!!」
半泣きで彼に抱きつこうとした
西野町 かなえ
が、そこでピタリと足を止めその場に凍り付いた。
「こ、こーたろーくん……ソレっ……?」
見れば雨崎のズボンの股間部分が、何やらパッツンパッツンに膨れ上がっているではないか!
しかも何だかすごくヒワイな感じに、ウネウネとその股間が蠢いてい……る……?
「こーたろーくん、まさか……」
ぼふっ、と瞬時に沸騰して顔が真っ赤になるかなえを見て、あばばばと言い訳する雨崎。
「ち、違うんだーっ! これはドジョウがー!
どうじよう? ドジョウだけに! ドジョウだけにー!
(にゅるにゅる)って、ああっ!?」
びくりと身を震わせた雨崎のチャックから、さらにニュルリと漏れ落ちる、白いナニカが……(※ドジョウが吐き出した豆腐です)
「イーーーヤーーーアアアアアアアァ!!」
「とうふちゃん、いや違うから、コレ違うんだってば!」
雨崎の言い訳も聞かずに、プールの豆腐を引っつかみ、思いっっきりそのひと掴みを投げつけるかなえ!
「って、アア゛ーーーーーーーーーーーーー!?」
ようやく説明しよう。西野町かなえのろっこん【とうふの角に頭ぶつけて死なす】は、豆腐を命中させた人を死な……もとい、気絶させるという物騒な能力なのである。説明終わり。そして雨崎荒太郎──これで通算3度目の豆腐ヒット&気絶。
「(はっ)えええ、こーたろーくん大丈夫!?」
あわてて駆け寄り、ガクガクとその身体を揺さぶるかなえだったが、ピ〜ヨピヨ〜〜と架空のヒヨコを頭上に浮かべて、今度こそ目を覚まさない雨崎。
「わぁ〜〜んごめんな、カンニンしてな〜〜!」
この事件以降、雨崎荒太郎の豆腐トラウマがさらに激しく深刻になる……か、それともそのトラウマに打ち克ち、かなえに歩み寄りをみせるかどうかは、彼次第……ということになるのだろう。
【101匹ドジョーズ回収状況】
雨崎 荒太郎
(股間から回収)……5匹
(残りあと92匹!)
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月20日
参加申し込みの期限
2013年08月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月27日 11時00分
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