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パーフェクトワールドⅢ ~迷い仔達は異界の城に踊る~
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簡単に情報の共有を終えて向かった、『記憶のライブラリ』にて。
「鍵を探す、ねぇ。先の扉みたいに『鍵になるもの』を探せばいいのかな」
ふむ、と口元に手を宛がって、
壬生 由貴奈
は書架を彩る本をぐるりと見遣る。
クローネから『世界を結ぶ扉』の使用を約束された一行。
「あの扉を開ければ、元の世界に帰れる……って話なんだよな?」
「ちょっとでも協力してくれるなんて、クローネもよっぽど僕らに出てってほしいんだね」
首を捻りながら
来島 アカリ
が零し、
ロベルト・エメリヤノフ
がうんうんと頷く。
但し、扉の鍵は城の暴走により紛失しており、それが先の由貴奈の台詞に繋がっているのだった。
扉に刻まれた、『1つ目の鍵は夜と朝の狭間を思い出し、2つ目の鍵は昼と夜の狭間に出会う』という文言。
それの示すところと鍵の現在の姿は、クローネにさえわからないらしい。
「思い出すが記憶で、出会うが邂逅の意味かな……」
ならば、この部屋に存在するのは『夜と朝の狭間』の鍵ではないかと
サキリ・デイジーカッター
は推理した。
「そっか! それならぴたりと当てはまるね!」
晴れた謎にロベルトが声を明るくする中、
勅使河原 悠
がおずおずと一行に呼び掛ける。
「あの、部屋の様子が、来た時とは違っている気がしませんか……?」
「あ、やっぱりそうだよねぇ」
由貴奈の言葉に頷いて、悠は、床に落とした本達が綺麗になくなっていることに言及した。
「それに、本自体も、違うものが並んでるような……こんなにカラフルじゃ無かったはず、です」
「よくわかんねえけど、だったら色がヒントなんじゃねえの?」
これだけ色が揃っていて、しかも本達は以前、こうも鮮やかではなかったという。
ならばと
卯木 衛
が零した言葉に、頷きが幾つも返る。
「こんだけカラフルなんだしな。だけど……むー、狭間かぁ……」
全然思い付かねーとアカリが唸れば、翼獣ライがしっかりしろとその背を突いた。
「うわっ!? わかってる、ちゃんと考えてるって!」
1人と1頭の様子に笑みを零した後で、ロベルトが言う。
「夜と朝の狭間……朝焼けのことかな。例えば、薄紫とか……?」
「微妙な違いだけど、夜明けとか。うちは、夜明けっぽい表紙の本を探してみよっかな」
「じゃあ俺は、カイくんの目と同じ色の本! 明けの明星の金色だ!」
ロベルトに続いて由貴奈が自身の案を口にすれば、衛も元気良く宣言した。
なるほど金星か、とロベルトが目元を和らげ、翼獣カイは嬉しそうに衛へと頭を寄せる。
カイくんくすぐったいって! とは言いながらも、衛も同じく嬉しげだ。
その傍ら、アカリがライと一緒になって首を傾ける。
「明け方なら、紺と黄色の間のピンク、とかかなぁ……? それっぽいタイトルの本、探してみるか」
アカリの言葉に、密か、由貴奈の肩がぴくりとした。
サキリが、赤の眼差しを思案げに伏せる。
「夜を表す色はまあ黒だね。朝は太陽を象徴する山吹色か、あるいは曙色なんてのもある」
本の位置関係を調べ朝と夜の色に挟まれた箇所を調べたいとのサキリの案に、由貴奈は今度こそぎくり。
「壬生さん、どうしたの?」
ごく冷静に
仙藤 紫
に問われて、由貴奈は曖昧に笑った。
「前回みたいに本を全部落としちゃおうかと思ってたんだけど、早まらなくてよかったなぁって」
こちらもやる気満々だったらしい翼獣ミケが、由貴奈の陰にそっと隠れる。
その様子に、
御巫 時子
が柔らかく目を細めた。
「では、改めて頑張りましょうか……!」
「だね。それぞれ気になるものを見ていこう」
時子の声に、ロベルトが応じる。さあ、鍵探しの始まりだ。
寝子島へ戻る為の鍵を探さんと、『邂逅のギャラリー』の扉も開かれる。
「話には聞いていたが……本当に絵の中が動くんだな」
銀縁の絵をその目に留めて、
新田 亮
が呟いた。仲間達の方を振り返って曰く。
「皆は、どの絵の中を調べるんだ?」
「アタシは、この『牢獄の管理者』の中に入るわ~ん♪」
じゃあお先に♪ と、勝手知ったるというふうで、
ミッシェル・ナイスゲイ
は絵へと手を伸ばした。
その姿が、絵の中に吸い込まれるようにして消える。
ほう、と
御剣 刀
の口から息が漏れた。
「こういう仕組みになってるのか。俺は、どの絵に入るか……」
顎に手を遣る刀の近く、
屋敷野 梢
はぷーちゃんを腕に、部屋の外へと想いを馳せる。
クローネが正気に戻っても、野っ原への道が再び開くことはなかった。
温室へと残してきた翼獣達のことも勿論気になるのだが、
(外の翼獣達のことが気掛かりですね……怪我をしてる子が多いですし)
全ては『世界を結ぶ扉』が開いてからだ、とはクローネの言だ。
けれど、彼女の言葉をどこまで鵜呑みにしていいものか。
悩みながらも、梢はふるふると首を横に振って前を見据えた。
(とにかく今は、目の前の仕事に集中しないと、でしょーか)
一刻も早く翼獣達の安全を確保する為にもと、梢は口元を引き結んで絵を見て回る。
(この子猫はテオに似てるような。それに、こっちの絵は……)
梢の足が、『原初の荒野』の前で止まった。
鈍色の空は、甘やかな色を纏ったこの世界の空とは似ても似つかなく見えるけれど、
(若い樹……森の奥にそびえ立っていた巨大な樹と、何か関係があるかもしれません)
と、梢は『原初の荒野』の中へ潜ることを決める。
もう1枚の絵――『牢獄の管理者』にも重要な意味があるようには感じながらも、
「私はこの絵へ。確かめたいことがあるので」
梢はぷーちゃんと一緒に、くすんで見える世界の中へとその姿を消した。
よし、と頷いて、刀が『牢獄の管理者』に触れる。ミッシェルの後を追う形だ。
「恵御納はどうする?」
亮が、
恵御納 夏朝
の方を振り返って尋ねた。
傍らの犬杜 一閃をそっと見遣ってから、それに答える夏朝。
「僕は、一閃さんと一緒にここに残れたらって。……一閃さん、いいかな」
「……ああ。構わない」
一閃が頷く。絵の中の子猫も気になったが、一閃のことを案じる気持ちが勝った夏朝だ。
(僕は……皆で帰りたい、けど)
一閃や犬杜 初の意思も尊重したいと、夏朝は思っている。
だからこそ、今ここで話をしておく必要があった。
「そうか。なら、俺は誰も入っていない絵の中に向かうことにしよう」
亮が、何かをしたためていた様子のメモを仕舞い込む。
「新田君、それは……?」
夏朝の問いに、「ああ」と応じる亮。
「恵御納には、話しておいてもいいかもしれないな」
そうして亮は夏朝にメモの概要を簡単に語ると、『約束の場所』の中へと消えていった。
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巴めろ
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シナリオタイプ(らっポ)
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月15日
参加申し込みの期限
2016年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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