this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
パーフェクトワールドⅢ ~迷い仔達は異界の城に踊る~
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
…
24
つぎへ >>
鍵探しを始めた、『記憶のライブラリ』の一行。
また一冊本の表紙を確かめて、
壬生 由貴奈
は息を吐いた。
翼獣ミケが、心配そうに由貴奈に身を寄せる。
「ん、大丈夫だよぉ。ただ、表紙が全部こんな感じだから、ねぇ?」
ミケの前へと、手に取った本の表紙を翳してみせる由貴奈。
青藍色の本の表紙には、『世界の誕生』とタイトルが記されているのみ。
色こそ豊かだが、先にライブラリを探索した時のように絵は描かれていない。
「やっぱ色が大事なのかなぁ……そういえば、この色もちょっと夜明けっぽい? かも?」
由貴奈は、ぱらぱらと本の頁を捲った。
こちらは以前と変わらずに、1頁にだけ文字が踊っている。
「ここは、本の中身も読んじゃいたいね」
また何か『彼女』の秘密が暴けるかもしれないと、由貴奈は視線を走らせた。
相変わらず掠れて殆ど読めない文字を、一つ一つ追っていく。
「ええっと……『一 の世界 生 た。世界 有 民は1本の のみ』……?」
由貴奈は首を捻った。ミケが、由貴奈の真似をして首を傾げる。
「あれ。この本には『彼女』が出てきてない……?」
しかも、文字が掠れ消えた部分にも『彼女』という単語が入り込む余地はなさそうだ。
ふむ、と由貴奈は唸った。以前ライブラリを調べた時に出会った本のことを思い出す。
「天界、鴉、愛情、死、苺――」
呟きが、その唇から零れた。そして、思う。
(『彼女』とやらは、よっぽど嫌な出来事でもあったり?)
ふと由貴奈は、『彼女』がやはりクローネを指すとしたらと考えた。
けれど、その思いつきを、すぐに首を振って追い払う。
(まぁ、ナンセンスか。うちらがやることは変わらないからね)
ねぇ、と、由貴奈は近くにいた
仙藤 紫
へと声を掛けた。
背表紙を頼りにタイトルから本を精査していた紫が、由貴奈の方へと顔を向ける。
「これ、お願いしてもいいかなぁ?」
「ええ。前回訪れた時とは状況は全然違うけど、私のやることは変わらないもの」
自分が選んでいた本を傍に置いて、紫は目を閉じると指先で文字をなぞった。
「『一つの世界が生 れた。世界が有す 民は1本の のみ』……こう、ね」
「うーん、やっぱり『彼女』は出てこないかぁ。鍵もなさそうだしねぇ」
そっちの本は? と問いを零せば、由貴奈の方へと本の表紙を向けてみせる紫。
タイトルは、『壊れ行く世界』。
「あ、また『世界』だ。中身はどんな感じ?」
紫の指が本の頁を走る、唇が音を紡ぐ。
「……『 の神にもも いびの にも世界 暴走 止め 手 ては最早 い。たった一つを いて』」
「神、世界、暴走……穏やかじゃないねぇ」
「そうね。……だけどどれも、この異世界と縁のある言葉だわ」
皮肉な話だけど、と紫が静かに言うのを耳に聞きながら、
「うーん、難しいですね……」
と、書架に並ぶ本へと目を走らせて、
御巫 時子
は仄か眉を下げた。
溢れる色は、話に聞いた『彼女』の心にある色んな感情や記憶を表しているのでは。
そう考えた時子だったが、並べ直すには本の数があまりにも膨大すぎる。
「手掛かりも殆どないですし……内容を頼りにするにも、途方もない作業ですね……」
仕方がないと、時子は調べに当たる本を絞ることに決めた。
犬杜 一閃や犬杜 初のことが書かれている本はないだろうかと、時子は手近の本を開いては頁を捲る。
やがて、目に留まったのは新緑を思わせる緑色の本。
「『鴉 神 の世界に光を した。 は男。己の を世界に する為 道具だ』」
――鴉、神、世界、男、道具。
そこから連想されるものの存在に、時子の表情がほんのりと晴れる。
何か、新たな情報を得られるかもしれない。そんな予感が胸をどきどきとさせた。
「紫さん、この本も確認してもらえませんか……?」
「構わないわ。少し、貸してもらえるかしら」
瞳を閉じて、紫が本のページに指を滑らせる。
「『鴉 神は外の世界に光を見 した。 は男。己の を世界に投影する為の道具だ』」
「外の世界……!」
とび出したワードに、時子はそのかんばせを華やがせた。
『世界を変える者』というタイトルの本を、時子は腕の中にぎゅっと抱き締める。
そうした後で取り出したるは、1本のペンだ。
「5文字くらいなら、頑張れば埋められるかもしれません……!」
本を完成させることで何か変化が生まれないだろうかと、時子は頭を働かせる。
「最初は……『鴉の神』。見つけた、は当てはまらないので……『見出した』でしょうか」
文字が掠れ消えた部分に、ペンを走らせる時子。
「見出したのは男、なので、前の文と照らし合わせて……『光は男』?」
時子の手が、そこで止まる。
鴉の神は、己の『何』を世界に投影したのだろう。いずれにしても、である。
(やはり元の世界があって、それが、一閃さんの能力で苺の世界に変化したのでしょうか……)
口元に手を宛がって、時子は考える。
瞬間、文字を埋めた2文が、淡く光ったような気がした。
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
…
24
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
パーフェクトワールドⅢ ~迷い仔達は異界の城に踊る~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
前回シナリオ
パーフェクトワールドⅡ ~苺の宮殿に堕天の鴉は嗤う~
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月15日
参加申し込みの期限
2016年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!