……ん。
人波が肌に合わない奴らの居場所って所か。
吹けば散る溜まり場。生徒会に目をつけられるような事はご法度な。
後は好きにすればいい。寝ぼけて風邪だけはひくなよ。
そうなのか?それは、まいったな
(嘘が下手だと言われると自信でもあったつもりなのか困ったように笑う)
………悪いな
俺は多分、人に弱みを見せるのが苦手みたいなんだ
でも不思議とお前相手には、ちょっと危なかった
なんでだろうな
(ごく近い距離で泣き始めてしまった相手の目に写ったのはとても優しい微笑みで、きっと嫌がられてはいなかったのだろうと察して再びそっと頭を撫でる)
(空を見上げる皇さんを見てたら、堪らなくなって顔を覗き込みます。正面にまわって、だいぶ至近距離でそしてじーとふてくされた見つめ、絞り出すように喋ります)
君は……嘘が……下手だ。
君はただの高校生……?
だったら、もっと……泣いたり、落ち込んだり……するはずだ……。
初対面の僕に何も言わないのは……当然だ……。
優しくするクセに……。
……僕は……悔しい。
君のような人が自分を責めなければいけない事が……。
君が苦しみを自分だけのものにしてしまうのが……。
僕が悔しいんだ……。
君の親しい人ならもっと……。
(と駄々っ子のようにいいながら、顔を紅潮させ、怒ったように泣いてます)
…………なんてな
今のは嘘っぱち。ちょっと気取ってみただけだ
(そのまま抱えてたものを吐き出しそうになるがぐっと堪え、空を見上げる)
嫌いな理由は女の子にモテないから、勉強が出来ないから
守るもなにもない……ただの高校生のガキだよ、俺は
(空を見上げているので表情はうかがい知れないが嘘は下手らしく、すぐに誤魔化しだと分かるトーンでそう語る)
(皇さんの手が頭から離れると、ぴくりと反応し、それが居心地が良かった事に気付くが、恥ずかしいので何もしないです)
(顔は伏せたままですが、皇さんの話はちゃんと聞いています。それから、少し間があって、顔を上げます。冷静な顔を取り戻せなくて、困ってるのか、怒ってるのか、そんな表情で)
……何も……守れなかったって……。
そんな理由……僕は認めない……。
それに……君は……。
まだ、諦めてないクセに……。
(声が震えている。かける言葉が見つからず、思わず、皇さんの方に手を延ばし、服を掴もうと)
みたいだな
冗談・・・冗談、ね
(冗談のつもりはなかったんだがなと思うが口には出さず、機嫌の悪さを感じ取ったのか手をぱっと離す)
・・・何も守れないから、かな
居場所も、心も、命も、何一つ守れないし守れなかったから・・・嫌いなんだ
(適当な事を言って流そうとするが相手の様子からそれはダメだなと開きかけた口を一度閉じ、ぽつりとそう漏らす)
では僕は後者の方だろうな。(と自嘲気味に目を逸らし)
(皇さんの言葉を無言で聞いています。すごく何か言いたくて、もやもやしてる)
……。
(皇さんの手が伸びた時、一瞬身構えます。その手で頭をくしゃりと撫でられると、大人しく撫でられてはいますが、声は不機嫌さを増したように)
……そうやって、冗談を言うのが気にくわないよ。
(独り言のように呟く)
……その笑顔にどれだけの想いを隠して……。
(そして再び皇さんに質問します。顔は伏せたまま)
君は自分が大嫌いだって……言うけれど……。
何故君は自分を嫌う……?
見抜いたってわけじゃないんだが・・・いきなりそんなこと申し出てくるのはよっぽどのお人好しか腹に一物抱えてるやつのどっちかだろうよ
(すぐ隣に座っても気にすること無く肩を竦めると膝に顔を埋めた相手に目を向ける)
そりゃ奇遇だな、俺も俺が大嫌いだ
その何処かの誰かの意図は知らないが今言ったのは俺に優しさを向けるぐらいなら他の事にエネルギーを使ったほうがいくらかマシだってだけだ、そこんとこ勘違いすんなよ
(怒るでもなく困惑するでもなく、くつくつと笑って答えると無事な右手を伸ばして相手の頭に乗せ、くしゃりと撫でてやる)
……。
ありがとう。
では遠慮なく。
(そういうと、少し間を置き、皇さんの横にためらいがちにしゃがみます。割りに近い距離です。そういうのは苦手そうだけれど、敢えて座ります。そして、皇さんの返答に耳を傾けます。さりげなく表情を窺って、嘘かどうかを見極め)
……。
(皇さんの方は見ずに、前を向いて話し出します)
僕が手伝うと言ったのは、君の反応が知りたかっただけだよ。本心からじゃない。
それとも僕の小細工が見抜かれたのかな。
その優しさを他の誰かに向けろ……か。
まるでどこかの誰かみたいだ……。
僕は君の事を何ひとつ知らないけれど、僕は君が嫌いだよ……。
(そういうと、悲しそうな困ったような顔をして、膝に顔を埋めます)
どーぞ。っても俺の所有地でもないから許可なんて必要ないんだがな
(肩を竦めてそう言うと特に意味もなく相手のスペースを確保するように少し横に移動する)
そうだな、じゃあその優しさを俺じゃない誰かに別けてやってくれ。そのほうが俺は嬉しいな
(相手の問いかけに少しも悩まずそんな答えを返す)
(言葉を濁す皇さんを見て、少し興味を覚え、ゆっくりと、近付いて)
……邪魔でないのなら、横に座っても……いいかな?
(冗談のように小さく笑う皇さんに、複雑な表情。何か皇さんを見て別の事が頭によぎったのか)
……。
もし、それでも手伝おうと言ったら……?
(ちょっと真顔で答えます)
・・・ん?あぁ、いや邪魔ってことはないぞ
(声をかけられると顔を上げて応えるが相手の視線に気付くと自分の腕に視線を落とす)
まぁ、ちょっとな・・・
手伝うっても利き腕やっちまって飯食ったりしづらいなってだけでな。まさか手伝えないだろ?
(理由については言葉を濁すが手伝いの申し出については小さく笑って答える)
(優雅で落ち着いた足取りで訪れる。学生服に2年のバッジを着けています。片手に持った本は外国語の哲学書。静かに木陰に近付いて、ふと、皇さんの姿に気付き、足を止め)
おや?
先客がいたようだね。
邪魔してしまってすみません。
(と、にこりと微笑してその場を立ち去ろうとするが、皇さんの左腕のギプスを見て、声をかけます)
……その腕、どうしたんですか?
何かお困りのようでしたらお手伝いしましょうか……?
いやぁまさか・・・あっさり信じてもらえるとはな
(誰にともなく言いながら現れ、木陰に座り込む)
これからどうすっかなー・・・
(左腕を固定するギプスを軽く撫でると小さくため息をつく)
……い、いえ、別に、なんでも、ありません!
【顔を赤くしながらもふもふで顔を隠す】
うわあっ?!
【美崎さんにいきなりハグされて、驚く】
うう…ちょっと…恥ずかしい…です…
【と呟きながらも、突き返そうとしたりしない】
ふっふー、元気なのが天音ちゃんの取り柄なのです!
でもかわいいって言われると、その、ちょっと照れるっていうか?
(顔を赤らめてもじもじ)
ん?飛吹くんどしたの?
(見られてるのに気づき首を傾げる)
(天音ちゃんに向けこくりと頷きぽわんとした笑みを浮かべ)
うんうん、私はそうやって幸せな気持ちになってる天音ちゃんをみるのもすっごく幸せだわ!
元気で明るくて可愛くてもう可愛いなあ!
えっ?勘助ちゃんの何処にって?
うふふ、全部かなっ!やっふーい!
(満面の笑顔でハグしようとする)
えっ、ちょっ……美崎さん、俺の、どこに、触るの、ですか……?
(元気で、明るくて、かわいくて、羨ましいな…)
【と思いながら、鈴原さん達を微笑ましく眺める】
>美崎先輩
はい、もふもふ大好きです!
いいですよね、もふもふ!
猫とかぬいぐるみとかもふもふしてると幸せになれるっていうか、至福っていうか!
(力いっぱい頷き、ぱたぱたぴょんぴょんとせわしなく動き回りながらしゃべる)
(触れられてくすぐったそうに笑い)
身体はアグレッシブに動けないから、心はそれ以上にアグレッシブにいかないとね!
ということで、次は私が勘助ちゃんを触るばーん!
(悪戯っぽい笑顔を浮かべて両手をわきわき)
天音ちゃん!ね!
私はミサキよ、よろしくねー(ほのぼのと手を振り振り
もふもふしたもの好きなの?
いいわよね、それはもうふかふかしたおしたい魅惑のふかふか……
え、いいの?
わーい、ありがとー♪
(手を伸ばしてもふもふをもふもふ)
わあ、もっふもふだー♪