……ん。
人波が肌に合わない奴らの居場所って所か。
吹けば散る溜まり場。生徒会に目をつけられるような事はご法度な。
後は好きにすればいい。寝ぼけて風邪だけはひくなよ。
……。
ありがとう。
では遠慮なく。
(そういうと、少し間を置き、皇さんの横にためらいがちにしゃがみます。割りに近い距離です。そういうのは苦手そうだけれど、敢えて座ります。そして、皇さんの返答に耳を傾けます。さりげなく表情を窺って、嘘かどうかを見極め)
……。
(皇さんの方は見ずに、前を向いて話し出します)
僕が手伝うと言ったのは、君の反応が知りたかっただけだよ。本心からじゃない。
それとも僕の小細工が見抜かれたのかな。
その優しさを他の誰かに向けろ……か。
まるでどこかの誰かみたいだ……。
僕は君の事を何ひとつ知らないけれど、僕は君が嫌いだよ……。
(そういうと、悲しそうな困ったような顔をして、膝に顔を埋めます)