……ん。
人波が肌に合わない奴らの居場所って所か。
吹けば散る溜まり場。生徒会に目をつけられるような事はご法度な。
後は好きにすればいい。寝ぼけて風邪だけはひくなよ。
(優雅で落ち着いた足取りで訪れる。学生服に2年のバッジを着けています。片手に持った本は外国語の哲学書。静かに木陰に近付いて、ふと、皇さんの姿に気付き、足を止め)
おや?
先客がいたようだね。
邪魔してしまってすみません。
(と、にこりと微笑してその場を立ち去ろうとするが、皇さんの左腕のギプスを見て、声をかけます)
……その腕、どうしたんですか?
何かお困りのようでしたらお手伝いしましょうか……?