……ん。
人波が肌に合わない奴らの居場所って所か。
吹けば散る溜まり場。生徒会に目をつけられるような事はご法度な。
後は好きにすればいい。寝ぼけて風邪だけはひくなよ。
(皇さんの手が頭から離れると、ぴくりと反応し、それが居心地が良かった事に気付くが、恥ずかしいので何もしないです)
(顔は伏せたままですが、皇さんの話はちゃんと聞いています。それから、少し間があって、顔を上げます。冷静な顔を取り戻せなくて、困ってるのか、怒ってるのか、そんな表情で)
……何も……守れなかったって……。
そんな理由……僕は認めない……。
それに……君は……。
まだ、諦めてないクセに……。
(声が震えている。かける言葉が見つからず、思わず、皇さんの方に手を延ばし、服を掴もうと)