……ん。
人波が肌に合わない奴らの居場所って所か。
吹けば散る溜まり場。生徒会に目をつけられるような事はご法度な。
後は好きにすればいい。寝ぼけて風邪だけはひくなよ。
(空を見上げる皇さんを見てたら、堪らなくなって顔を覗き込みます。正面にまわって、だいぶ至近距離でそしてじーとふてくされた見つめ、絞り出すように喋ります)
君は……嘘が……下手だ。
君はただの高校生……?
だったら、もっと……泣いたり、落ち込んだり……するはずだ……。
初対面の僕に何も言わないのは……当然だ……。
優しくするクセに……。
……僕は……悔しい。
君のような人が自分を責めなければいけない事が……。
君が苦しみを自分だけのものにしてしまうのが……。
僕が悔しいんだ……。
君の親しい人ならもっと……。
(と駄々っ子のようにいいながら、顔を紅潮させ、怒ったように泣いてます)