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寝子島高校
秋雨に濡れ
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【雨とお嬢と這い寄るアレ】
いかにリッチでセレブなご令嬢、
毒島 虹子
とて、さすがに、庶民的移動手段たるバスや電車の類を利用したことくらいはあるのです……雨の日に傘を持ち歩くのは、使用人任せだったとしても。
それにしても、
(こんなに慎ましやかなバス停は、初めてですわね……)
とある、旧市街のバス停。小雨が降る中、申し訳程度の狭い屋根の下、いまひとつ座りの悪い長椅子に腰掛けているのは、虹子ともう一人、同じ年頃くらいの女の子の二人だけ。
普段の虹子なら、訪れる理由の無い場所ではありました。それでも何となく、旧市街の味のある下町を歩いてみたくなったのは、ちょっとした気まぐれです。使用人も置き去りにして、虹子は一人、優雅に午後の散歩……時折、そんな気分にもなるのです。
もっとも途中で雨に降られ、濡れながら目に付いたバス停の下へと駆け込むことになると分っていたら、そんなことはしなかったのですけれど。
(はぁ。慣れないことをすると、ロクなことがありませんわね……、あら?)
ふと。虹子は、二つ席を開けて横に座っている、その少女に目を惹かれました。
よくよく見れば彼女は、虹子も通う寝子島高校の制服を着ていて……そしてどこか、見覚えがあるように思えたのです。
「……失礼ですが」
ややあって、虹子は彼女へ、声をかけてみることにしました。
「寝子島高校の、生徒さん……でしょうか?」
「……んふふ。こんにちは、毒島さん」
肯定も、否定もありません。代わりに少女は口角を上げて、含み笑い。
細めた瞳に、虹子ははっとして、どこで彼女を見かけたのかに思い至りました。
「そう。テレビで……深夜の番組で、お顔を見かけた気がして。つい、声をかけさせていただきましたの。確か、タイトルは……」
「あら。あなたは、見える方……見てくださっている方なのですね。嬉しいです」
何かしら波長の合った人にだけ見えるという、都市伝説めいて奇妙な深夜番組。虹子もそれを、見たことがありました。
目の前の彼女は、テレビの画面の向こうに見た、あの謎めくストーリーテラー。名前は……そう。
「
胡乱路 秘子
、さん。でしたわね」
「ええ、そうですよ。毒島さん」
「私、あの番組、大好きなんですの。人の心理、とりわけ奥深くに隠された、本性がさらけ出されて。とても興味深く拝見させていただいてますわ。いつか、そうですわねー……誰か一人まで殺し合わないと、皆死ぬ! なんて番組も、見てみたいですわね」
「まぁ、んふふ。それにしても……毒島さんは、本当に良く見てくださっているんですね。ファンの方がいてくださるのは、とっても励みになります」
ありがとうございます、と笑った彼女は、画面で見るよりもいくらか柔らかいような、少しだけ年相応の少女にも見えるような。そんな気もします。
ふと。そこで虹子は、先ほどから続いている、奇妙な違和感の正体に気付きました。
「ところで、胡乱路さん……私の名前をご存知なんですわね。どこかで、お会いしたことがありましたかしら?」
「あら。もちろん、毒島さんのお名前は、ちゃあんと存じておりますよ。だって……」
にちゃり。雨音の中でもはっきりと聞こえる、粘着質な音を立てて口を開くと、秘子は言いました。
「クラスメートですもの。んふふ!」
いつもは傍観者として、自身は物事の外側に立ち、安全なところから成り行きを楽しむのが、虹子のスタイル。けれど今日の、ほんのちょっとした気まぐれがもたらした、この不思議な出会い。
そう、今日くらいは。
(自分から足を踏み入れてみるのも……ふふっ。悪くは無いかも知れませんわね?)
「ああ……濡れちゃった」
ぽつり、そんなつぶやきも、降りしきる雨の音には、すっかりかき消されてしまいまして。急に降られて、傘の用意も無く、すっかり気分も落ち込んでおりましたけれど。
とはいえ
朝野 未沙
には、雨だからこその、ちょっとした楽しみがあったりもするのです。
(……あの子は可愛らしい、水玉の白。あっちの大人びた子は、わお、セクシーな黒のレース! あっちのお姉さんは……うわぁ、大きいわね)
同じように雨に降られた通行人たち、とりわけ可愛い女の子。その胸元、濡れシャツにちらりと透ける、下着姿! に見入っておりました。
女の子、大好き! なのです。彼女。
(いきなりの雨で、ちょっとブルーになっちゃってたけど。たまには良いよね♪)
自分もまたびっしょりと濡れて、胸元すけすけになっていることはさておき。未沙は道行く女性たちをそんな風に観察しながら、ほくほく顔です。
と、
(あら? あれは……うちの学校の女生徒じゃない、これはご挨拶しておかないとねっ)
目に付いたのは、小さなバス停。長椅子に並んで座り、談笑する寝子高生の少女二人です。
挨拶にかこつけて、堂々と女の子の間近に寄れる! 未沙は嬉々として走り込むと、明るく声をかけました。
「こんにちは! 急な雨でイヤになっちゃうわねー。あたしも一緒に雨宿り、させてもらっていい?」
「あら……んふふ。もちろん、ご一緒にどうぞ」
「ええ、別に構いませんわよ?」
話し込んでいたらしい、秘子と虹子の隣。未沙は長椅子に腰掛け……はせずに。
二人の正面へ立ちました。屋根の広さのギリギリ端っこで、背中に雨粒が当たって冷たいものの……そこからのほうが、ほら。良く見えますもので。
「う~ん、この絶妙なアングル……」
「? 何がですの?」
「ううん、なーんでも! ……直接見るより、透けて見えるほうが、何か興奮するなぁ」
「……?」
二人の他愛の無い雑談に混ざりながら、未沙は絶景を堪能するのでした。
そんな未沙の様子が急変したのは、しばらくの後。
「あっ……い、いけない……!」
急に叫ぶと、左手でぎゅっと自分の右手を抑えつけ、
「このままじゃ、アレが……アレが、暴走しちゃう……! 鎮まれ、あたしのろっこん……ッ!」
どこかのセリフみたいに、やけにカッコイイ調子で言いました。何だか、尋常でない様子です。
「ダメ! 逃げて……早く逃げて、二人ともッ……!」
彼女のろっこんは、条件が整ったときに、勝手に効力を発揮してしまうタイプ。しかもその度合いは、本人の精神状態……特に強い興奮状態になると、コントロールが利かなくなってしまうことがありました。
発動の条件は、水に濡れること。
そして今。彼女は濡れた女性たちのブラチラに、テンションマックス状態!
「も、もう……抑え切れないッ!」
にゅるるるるん! かくして未沙のろっこんは、彼女自身の手足をぬらりとした幾本もの触手へと変貌させ、にゅるにゅるにゅる。
「逃げてッ、虹子さん……!」
触手はまず、じりりと後ずさる虹子を標的としたようで、しゅるるるるっと伸びていきましたけれど……さささっ。虹子はにゅるにゅる迫り来る触手から遠ざかり、ちゃっかり秘子の後ろへ。
「ごめんなさい胡乱路さん。私、身体を張るのは性に合いませんの。うふふ……安全なところから、楽しませていただきますわぁ」
「……あの、わたくしそれなりにヨゴレなお仕事もしたことがありますけれど、こういうのはちょっと初めてで、お手柔らかにしていただけますと……」
「ごめんね、善処はするけど期待しないでー!」
……その後。虹子は、深夜番組でも放映されない、秘子に振りかかった災難を。未沙はろっこんの制御に難儀しつつも、痩せぎすで薄っぺらいながらに、女の子の感触を。
しばしそれぞれに、楽しんだということです。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月26日
参加申し込みの期限
2014年12月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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