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月夜の晩に
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00――【教室に集う】
連絡を受けて、一番に寝子高にやって来たのは、
花菱 朱音
だった。
「大変なことになったね。参加した大人として、責任も感じてるし、琴美ちゃんのことも心配だから、早く救出してあげないとね」
教室に入って来て、花村 ほのかの顔を見るなり、そんなことを言う。
「ありがとうございます。でも、朱音さんの責任ってわけじゃありません。怪談会をやったのは、私たちですから」
対してほのかは、固い表情で言った。
そこへ、怪談会の参加者の一人である
呉井 弦月
が入って来た。鋭い眼光をしたつり目の少年と、長い白髪の少女を伴っている。
「ほのかさん、大丈夫ですか? 人手が多い方がいいと思って、途中で出会ったこの二人に事情を話して、来てもらいました」
言って弦月は、伴って来た二人を紹介した。
「
来栖 棗
だ」
つり目の少年が、むっつりと名乗る。
「
キリエ・オーラティオ
なのです。ナツメは危なっかしいから、心配でついて来たのです」
少女が一礼して言うと、棗は「てめぇに心配されるほど、ヤワじゃねぇ」とぶっきらぼうな口調で返した。が、キリエは平気な顔だ。
「ありがとう、弦月くん。――棗くん、キリエさん、よろしくお願いするわね」
ほのかは、三人に向かって言った。
そのあとも、次々と連絡を受けた者たちが、教室にやって来る。
昨日の怪談会に参加していた
恵御納 夏朝
、
薄野 九月
、
竹松 梅
、
鍋島 奈々美
、
晴海 飛鳥
、
双葉 由貴
、
三ヶ島 葵
、
御剣 刀
、
八神 修
の九人と、たまたま由貴が寝子高に向かうのを見つけ、話を聞いてついて来たという小学生の
津田 亮悟
、奈々美に助っ人として連れて来られた
赤羽 勇樹
。夏朝や葵らの友人で、彼女たちから今回の件を聞いてやって来た
後木 真央
と、
椿 美咲紀
。
朱音や弦月たちを含めて、総勢十七人となった。
「腹八分目は、平常心なのだ。サバイバルには、オヤツ必須なのだ!」
そう宣言して真央は、教室に来た者全員に、小袋に入れたまたたびメイトとペットボトルの小を非常食だと渡して行く。
ちなみに彼女は、陸上部Tシャツに学校ジャージといった服装で、背負ったリュックにはこれらのオヤツの他に、スマホとデジカメ、金属バットが収められていた。また、頭にはヘッドライト付きのヘルメットをかぶり、首からは笛を吊るすといった出で立ちだ。ジャージのポケットには、油性ペンも装備している。
一方、勇樹は棗とキリエの姿に驚きを隠せないでいた。
「まさか、君らもいたとはな」
「それは、こっちのセリフだぜ」
ムッと顔をしかめて返す棗に、勇樹は肩をすくめた。
「ふん。棗、どっちが強いか、ここで決着をつけてもいいが、今は協力してことに当たるぞ。『正義』のためだ」
「むっつりスケベが、えらそーに先輩面するんじゃないのです」
小さく肩をそびやかして言うキリエには、相変わらずだと苦笑する。
「……キリエは、もうちょっとその毒舌を緩めてくれないか」
「毒舌ではないのです」
対してキリエは、ムッとしたように返した。
そんな中。
「みんな、来てくれてありがとう」
一同を見回して、ほのかが口を開いたところへ、もう一人、白い髪に赤い目の少女が姿を現した。
「これは、なんの集会だ?」
軽く眉をひそめて問う彼女に、ほのかは一瞬、答えに詰まる。
代わって屈託なく答えたのは、真央だった。
「みんなで、別世界に閉じ込められた、琴美ちゃんを助けに行くのだ」
「別世界だと? なんの話だ?」
少女は、ますます眉間のしわを深くして、問い返す。
しかたなくほのかは、少女に事情を話した。
すると少女は小さく唇を噛んで、考え込む。ややあって、言った。
「……知ってしまったからには、知らんぷりはできないな。私も行こう。……私は、一年七組に在籍する、
桜 月
だ」
「ありがとう。私は一年五組の花村 ほのかよ」
礼を言って名乗ると、ほのかは他の者たちを紹介する。
その間に、真央は当然のように月にも、オヤツセットを手渡す。
「それで、具体的にはどうするんだい? その別世界がどんなふうなのか、そこの女の子――かおる子君だっけか、彼女が知っているのかい?」
一通り紹介が済んだあと、口を開いたのは飛鳥だ。
その言葉に、一同の視線はほのかの隣に立つ、小学生ぐらいの少女へと向けられた。
一見して、どこも変わったところのない少女だ。おさげ髪に白いブラウス、赤いスカート、二つ折りのソックスとエナメルの靴と、多少古臭い恰好ではあるが、透けているわけでも足がないわけでもない。昼間の光の中に立つ姿は、幽霊だと言われても、なかなか信じられないだろう。
だが彼女は、生きた人間ではないらしい。
「かおる子ちゃんて、あん時の子か。元気にしとったんか?」
そう声をかけたのは、梅だ。
「ありがとう、おばあちゃん。……ええ、元気にしてました」
小さく微笑んで答えると、かおる子は一同を見回した。
「――はい、知っています」
言って、彼女は続けた。
「別世界は、おそらくこの寝子高とそっくりに造形されていると思います。そのどこかに、赤いろうそくが四本、燃えています。これらが、二つの世界をつないでいる楔のようなもので、その火を消せば、つながりは切れます。同時に、こちらの世界へ戻るための扉の鍵が現れます。それを壊せば、別世界に閉じ込められた人は、こちらへ戻って来られるはずです。ただ、あちらの世界には、侵入者を排除するための、なんらかのシステムがあると思われます」
「排除すると言っても、閉じ込められたら、その世界からは出られないんじゃないのか」
修が問う。
「はい。ですから、あちらの世界に行った者の命を危うくするようなシステム、ということです」
うなずいて返すと、かおる子は続けた。
「みなさんの間の連絡係は、私がやります。あるいは、建物内に他の人にわかるようなメモなどを残すのが、賢明だと思います」
「つまり、携帯電話は使われへん、言うこと?」
尋ねる奈々美に、うなずいたのはほのかだ。
「たぶんね。だって、別世界には、携帯用の電波塔なんてないでしょう?」
「それもそうやな」
納得して、奈々美がうなずく。
「他に、質問はありませんか?」
ほのかは、一同を見回して尋ねる。誰も口を開く者はなかった。彼女は続ける。
「では、行きましょう」
そして、踵を返すと教室の奥――少し前に琴美が消えた場所に向かって、歩き出す。一同も、そのあとを追うように、歩き出した。
その姿が、ある一点まで来ると、ふっと消える。
さっきまで、人が群れていた教室内は、ふいに誰もいなくなってしまった。
そこに、ドアを開けて入って来たのは、
桐生 計都
である。
「……変ですね。大勢の人がいるような声が、聞こえていたと思ったのに……」
誰もいない室内を見回して呟き、ふと眉をひそめた。教室の奥の方に、何か落ちているのに気付いたのだ。彼は中に入ると、そちらへ向かった。
だが、ある一点を踏み越えた途端。その姿は、忽然とかき消えたのだった――。
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3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月19日
参加申し込みの期限
2014年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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