this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<納涼ボランティア>寝子島ホタルを守る会からのお願い
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
川辺に寝そべり、
御剣 刀
は光の空を見つめていた。
「ホタルたち、元気一杯だねー、ほんと綺麗」
隣に座る
千鳥 雅人
の声が聞こえた。
「これは凄いな」
雅人の言うとおりだと思った。
「頑張った自分へのご褒美だな」
「そうだねー今日はたくさん掃除したね!」
遠くでじっときらめく星たちと、近くで視界の隅から隅へ飛んでいくホタルたち。どちらも哀しいような懐かしいような優しさを刀に抱かせていた。
(なんか色々思い出しちゃうな)
遠くの星はもう会うことのできない世界に行ってしまった魂、近くの光はこれから行こうとしている魂、そんな風に見えてしまう。
(まだ、間に合うのかな)
思わず手を伸ばす。近くの光を捕まえようとするが、容易く避けられてしまう。
(みんな離れていって……俺は一人になっちまうのか……?)
不意に感じる孤独。頭がカッと熱くなり、目が潤んで視界がぼんやりする。刀は勢いよく飛び起きた。
「千鳥……!」
友人の名を呼んだ。
「ん?」
雅人はさっきと変わらず隣に座っていた。一人の世界にいるような錯覚を抱いていただけで、刀は今もホタル狩りに来た人だかりの中の一人だった。雅人がいてくれたことが刀に大きな安堵をもたらす。
「ほらほら刀くん見てー!」
「おお」
雅人の指先には光の粒が宿っている。
「指にとまるかなーと思って差し出してみたら!」
「へぇ」
「綺麗だよねー。来年も見れるといいな!」
(千鳥はホタルにも好かれるんだな。これも千鳥の人徳か)
雅人と一緒になって笑う刀。手を伸ばして追いかける必要なんてないんだな、と思う。
(こうやってそばにいてくれる友達を……もっともっと大切にしていこう)
指先のホタルはふらっと飛び立ち、また伴侶探しへと旅立った。
「これからも川、綺麗にしていかないとね」
「ああ、そうだな」
今日はお疲れさま、とお互い労い、まだもう少しホタル観賞をする仲のいい2人だった。
生物部の面々もホタルを眺め本日の活動を終えようとしていた。
「ホタルの舞い、見事だねー」
新井 すばる
が言い、全員がうなずく。
「涼しいのも嬉しいわ」
神野 美野梨
はホタル狩りを楽しむ行楽客を見渡す。
「新種の発見は嬉しいものだし、今後も増加が見込まれるでしょうね……でも増えることで困ることもあるわ」
「まあ、今日の調査で新種じゃないことは分かったわけだけど」
2人の会話を聞いていた
屋敷野 梢
は腕を組みながら口を開いた。
「守る会の人やここにいる皆さんも、ネコジマホタルのために集まっててそれを楽しんでる。生物学上は新種ではなくても、彼らの中にネコジマホタルは存在しています」
うーん、と唸る。
「私たちの目的は、彼らに真実を突きつけることじゃないのですよ……」
「して、アルナイルの出した結論は?」
先を促すすばる。
「今回の研究結果、しばらく眠らせておきません?」
「それがいいわね」
「うん、賛成」
「というわけで今回の活動は終了! 存分にホタル狩りを楽しみましょう!」
「こういうのって風流っていうのかな……日本にいるって実感湧くなぁ」
諸星 譲
はファインダー越しにホタルの光を眺めていた。すぐ隣では
詠坂 紫蓮
が目を輝かせている。
「たくさんの光が舞っていて幻想的……」
「だね、幻想的な夜だ」
「虫ってちょっと苦手なんだけど……こういうのならいいかな。譲にいさん、いい一枚は撮れた?」
「うーんやっぱり初めてだから難しいなあ」
液晶画面で撮影した画像を振り返りつつ、譲は首を傾げている。
(普通に上手く撮れてるように見えるけど)
譲は納得いかないらしい。
「まあ撮っているうちに上手くいこうと思う! 俺は諦めない!」
また撮影を再開。写真に正直な譲を見るのが紫蓮は好きだった。
「わあ」
紫蓮が声を漏らす。風に乗せられたのか、ホタルの幾筋の群れが紫蓮に光の粒をまき散らすようにして集まってきた。
「お、シャッターチャンス、紫蓮ちゃんそのまま!」
「私も一緒に?」
紫蓮が目線を向けた瞬間をパシャリ。
「うん、いいのが撮れたぞ」
フラッシュを焚いていないが、ホタルのおかげで紫蓮の顔が幻想的に浮かび上がっている。
「紫蓮ちゃん綺麗だね」
液晶に映る紫蓮に向けて言う譲。
「ちょ、綺麗って……今日はホタルを撮りに来たんでしょ!」
「いいモデルさん見つけっちゃったなー」
純粋なカメラ小僧の譲に他意はなさそうだ。
(譲にいさん、ほんと鈍感なんだから……)
少し膨れ面を作るが、ホタルは去っていったので譲には見えていないだろう。
(でも、綺麗って言われるのは悪くないな。うん、嬉しい)
「今のシーンもう一回撮りたいなあ。次はもっと上手く撮れるぞきっと!」
(また写真に夢中になってる)
「紫蓮ちゃんあっちのホタルいるほうに移動しようか……あれ、なんか怒ってる?」
「何でもないわ」
もう少し乙女心を理解してくれてもいいのに。いじけて見せる紫蓮。2人の関係はもうしばらく、平行線をたどるのかもしれない。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<納涼ボランティア>寝子島ホタルを守る会からのお願い
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月16日
参加申し込みの期限
2014年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!