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<納涼ボランティア>寝子島ホタルを守る会からのお願い
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太陽の端が山向こうへしまわれていくのを見届けた
春夏秋冬 真優
は、今日の頑張りを振り返っていた。川の掃除と行楽客のガイドをボランティアした一日。夏の1ページとして悪くない時間だった。
(おまけにこれだけ涼めるんだから)
冷房や扇風機のない、自然だけで夏を凌ぐ。私服でガイドをするのもどうかと思い、浴衣を着てきて正解だと改めて思った。川の掃除は少々やっかいだが、行楽客からのウケは上々だ。ただしこの浴衣、女性もの。真優は女装に少々たしなみがある。
川辺に集まる人だかりに混ざり、他のボランティアメンバーも思い思いのことをしている。
八神 修
や
梅戸 有留
たちは水浴びを楽しんでいたが日が傾いて冷えてきたので今はテントの下で休んでいる。
浅沼 柳司
と
十文字 若菜
は二人並んで涼み、
旅鴉 月詠
や
風雲児 轟
は巡回を続けている。
「ホタル、たくさん出てくるといいなー」
より綺麗になった猫又川を見下ろしながら真優はつぶやく。
行楽客たちから小さな歓声が上がった。彼らの視線を真優もたどる。
「おおっ」
思わず声が出た。ホタルの登場かと思ったが、先に空を灯しだしたのは今夜の星たちだ。月も七分くらいの大きさで真優の後方から猫又川を照り出している。人工の明かりがなくても周りの視界は良好だ。
「懐中電灯やスマートフォンの明かりなどはなるべく付けないようにしてくださーい」
他のボランティアメンバーにならい、真優も声を出して注意を促す。ホタル狩りの時間はすぐそこまで迫っている。
「オヤツたくさん持ってきたのだー!」
一旦風呂に入りに帰宅していた
後木 真央
は守る会テントへ駆け足で飛び込んできた。
「もうホタル光り出してるのだ!?」
「ちょうどだよ」
修が学術書を閉じ立ち上がる。
「私たちも川に行きましょう……」
「うん!」
御巫 時子
が提案し、有留が続く。
猫又川を舞う光が一つ二つ。その度に人だかりからどよめきが波のように沸き起こる。
「すごいのだー綺麗なのだ」
と、他の人たちよりは少し距離を置いてホタルを見守る真央。
「このくらいの距離が一番綺麗に見えるのだ!」
黒い虫だと分かるところまで近づくのは勘弁だった。
「わー! にゃーくん!」
ホタルに急接近しようとしているのは
桜庭 円
のにゃーくん。空中を行くホタルにジャンプしようと姿勢を低く溜めている。
「ダメ、ダメだよ!」
「にゃー?」
「こういうのは静かに見守るんだよー」
暗がりの中で満月のように目を光らせるにゃーくん、石の上を飛び飛び円の膝へ戻ってくる。
「にゃーくんお利口なのだーやっぱり可愛いのだ」
円の隣に真央がやって来る。
「ふふ、にゃーくん一緒にホタルをがんばれーって応援しようね」
前脚を引っ張り上げて2人で応援のポーズ。
「ホタルの光は約3ルクスだそうだ。20匹集まってようやくロウソク一本程度。飛び回っているホタルの光で読書するにはもっと数が必要だな」
修が言い、円が冗談ぽく返す。
「本読みながらホタル狩りなんて贅沢というかもったいないというか」
「だな。今夜はホタルだけを観察し続けるとしよう」
「真央ちゃんもにゃーくんと応援するのだーホタル頑張れーなのだ!」
スナック菓子をボリボリ頬張りながら真央。
「ゴミはちゃんと持ち帰るんだぞ」
「もちろんなのだ」
「なんだかホタルたちが嬉しそうに見えます……」
空を無尽に飛び回る姿に見とれながら時子。
「川が綺麗になったからでしょうか……あら……」
ホタルの一匹が時子の手の中に止まり、ひと際強く光り出した。
「本当に……ひんやりします……」
涼しさとともに、ホタルの放つ光が時子の心を穏やかにさせる。照らされる時子の表情は、少しの困惑の後笑顔で満たされた。
「御巫さんに掃除のお礼をしているのかな?」
「まあ……」
それなら有留さんにも。そう言って有留の手へそっと移した。
「でも、川を汚したのも私たち人間ですからね。私たちが掃除して当たり前ですよね……」
「うん」
「これからも定期的に来て綺麗にしてあげないといけませんね……」
「そうだね」
ホタルは有留の手を発ち、再び空の灯となる。
「今日は素敵な思い出ができました。ありがとうございました……」
ホタルと守る会の人たちと誘ってくれた有留に向けて。感謝する時子だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月16日
参加申し込みの期限
2014年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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