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<納涼ボランティア>寝子島ホタルを守る会からのお願い
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望月 神無
と
日月 透
は猫又川沿いをゆっくり歩いていた。たくさんの見学者が集まる川辺を少し離れ、遠くから見るホタルもまた風情があって良かった。
「綺麗っすね」
本やテレビでしかホタルを見たことのなかった神無。実際に飛び交う様がこんなに美しいとは思ってもいなかった。透を誘った本来の目的を忘れ、ここまで2人並んで散策の時間を満喫している。
「本当に綺麗ですね……」
透からも同じ言葉しか漏れない。しかし透の場合、内心では「ホタルだけでなく神無さんも」という付け足しがあるのだが、雰囲気的にも心情的にも口にすることはできないでいる。
しばらく無言でホタル狩りを楽しむ。光たちの端まで来たところで、神無が立ち止まり、思い出したように話を切り出した。
「先生」
「はい」
透の背中をじっと見る神無。透はホタルやそれに心を奪われる川の人たちを見ている。
「まどろっこしいの嫌いなんで単刀直入に言います」
神無のただならぬ気配に振り返る透。
「俺のこと避けてませんか?」
暗がりの中、透は努めて表情を変えないようにする。
その一言だけで神無は十分透に伝わったと悟った。
神無が「俺は社長令嬢だ」と公表したそのときから、透は神無のことをあからさまに避けるようになっていた。
(日月先生は俺よりも人生経験もあって、思慮深い人だ)
自惚れかもしれないが、多分自分のことを考えて避けたんだろう。神無はそう推察している。
年の差なんて。身分の差なんて。関係ない。こうなるまでは、そう信じていた。
(俺が子どもだった)
また元の2人に戻れたら。そんなわがままを願うこと自体も子どもな証拠だ、と神無は思ってしまう。
「私は……」
言いかけて透は口を閉じる。ちょうど2人の間をホタルがよぎり、それのせいにしてしばらく間を作った。
神無の分析通り透は思慮深い。慎重に言葉を選ぶため、しばし考えた。しかし思考はなかなか進まない。いや、実は結論は見えていた。
「本当に聡いですね、神無さんは」
時間を稼ぐように言う。自分の気持ちを正直に打ち明ければいい。しかしどう言葉にしていいのか。普段動物ばかりと向き合っているせいか、肝心なところで的確な言葉が見つからない。神無のそばへ一歩ずつ近づく。
「避けているのではありません。私は……」
また言葉が途切れる。今度は理由を押し付けるホタルも飛んでこない。取り繕うように、無意識に笑みをこぼす透。
(情けない。こういうときに限って表情筋が仕事をする)
「……変なこと聞いてすいません。用事があるんで先に帰りますね」
苦しそうにしている透を見兼ねた神無、背中を向ける。
(もう振り返らない。俺はもう……先生とは……)
離れようとした瞬間、後ろから透に抱きつかれる。
「ひ、日月、先生っ……」
突然のことにまごつく。すみません、短く謝る声が耳元で響く。
「許されないって頭では分かっているんです。でも、止められなかった」
言葉にできない想いを行動にした。透でも驚くくらい、素直に動いた。
「後で思い切り殴って頂いて構いません。でも、もう少しだけ、このままで」
透の手にそっと自分の手を重ねる神無。彼女の視界で、2匹のホタルがくっついたり離れたりしながら飛んでいる。
「神無さん、正直に言います……」
耳元にそっと続きをつぶやく。神無は目を閉じ、愛おしい想いを胸いっぱいに満たしながら、静かにうなずいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月16日
参加申し込みの期限
2014年07月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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