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芽森菜々緒の友愛
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【菜々緒宅、来訪者続々と・2】
レティシア・ル・テリエ
、
神木 煉
、
如月 庚
、
黒依 アリーセ
、
李 小麗
も会場入りする。
結構な人数が集まり、リビングも賑やかになってきた。
「皆さん、ひとまず私の焼いたクッキーを食べて歓談してて下さい。……あら、更にお客様だわ」
菜々緒は手製のクッキーを皆に振舞うと、慌てて玄関へ向かう。
「はい、ようこそいらっしゃい、ヒッ!?」
菜々緒の顔が思わず引きつった。
玄関を開けると、立っていたのは
犬神 花梨
!
「ギャハハハ! めっもり~! とりあえずおめでとさん!」
卑下た笑いを轟かせながら、犬神は菜々緒にハグをかました。
「あ~、相変わらずいい匂いだなオイ、ギャハハハハ」
犬神、菜々緒にスリスリ頬ずりまでしている。
菜々緒、本日2度目の抱擁である。
「ぁん、や、止めて! 何で花梨さんはいつもスキンシップが激しいのよっ?」
「あぁん? そいつは決まってるだろうが?」
うっとりした顔付きのまま、犬神が菜々緒の顔を両手で固定する。
「あの日! あの夜! 俺様を全力でぶっ飛ばしてくれた日から! 芽森は俺様にとって『強くて可愛い愛で対象兼強敵』として認識しちまったんだから仕方ねぇだろー!」
「……ああ、あの夜、私が勝たなければ良かったわね……」
菜々緒は虚ろな目で酷く後悔していた。
「私はあの時、全力でぶっ飛ばして黙らせればいいと思ってたわ。ですが、貴女が戦闘狂だという前提をすっかり忘れてたわね……」
「ギャハハハハ! 効いたぜぇ、あんたが最後に放ったレバー直撃のボディブロー! プロ相手に互角以上の死合いができる奴を、俺様が簡単に手放すもんかよぉ!!」
「だからといって、ストーカー行為は犯罪よ!」
説明しよう!
彼女らは
『傲慢』と称されたテロ事件
の一週間後、ガールズトーク(物理)を行っている。
発端はテロ事件で犬神が菜々緒と間違われたこと。
犬神は本物はどれだけ強いのか気になりすぎて、とうとう実際に会いに行ってしまったのだ。
そしてそのまま夜の
シーサイド九龍
屋上で2人は殴り合い、結果、菜々緒が辛勝したのだ。
以来、事あるごとに犬神は菜々緒の前に現れてはバトルを吹っかけていたのだ!
ちなみに今までの通算成績は4戦行い2勝2敗のイーブン。
戦い終わった後はスイーツバイキングへ行くのがいつもの流れになっていた。
ボロボロの女子2名が仲良くスイーツを食べる光景は、ひどく異様だったことであろう。
「なんだかんだで、芽森も俺様のことを下の名で呼ぶほど気を許してくれてるようだしな! ギャハハハ、今日の俺様は純粋に祝いに来ただけだから、警戒しなさんな」
「既に被害受けてるわよ……」
心なしかゲッソリしてしまった菜々緒。
そこへ眉間にシワを寄せて震える、見慣れた親友の姿が目に飛び込んでいた。
「菜々緒の悲鳴が聞こえたから慌てて駆けつけてみりゃよォ……、テメェ、何してやがる!?」
白亜の理解者、
吉祥寺 黒子
だ。
「クロ!」
菜々緒は助かったとばかりに、親友の吉祥寺の背中に逃げ込んだ。
「菜々緒! 今日は呼んでくれてありがとな! 俺が来たからもう安心だぜ! ――さて、俺の菜々緒にベタベタすんじゃねーよ」
キッと犬神に睨みをきかせて威圧する吉祥寺。
「おいおい、カリカリすんなよ。あんたカルシウム足りてっか?」
犬神も玩具を取られてあからさまに不機嫌になる。
そのまま吉祥寺とメンチを切り合う。
「カルシウムだ? その言葉、そっくり返すぜ。骨でもしゃぶってな、犬っぽい人!」
「俺様は
犬神 花梨
だ! 犬じゃねぇ、この白黒女!」
「ざっけんなコラ! 俺は白黒女じゃねぇ、
吉祥寺 黒子
だ!!」
2人のいがみ合いがヒートアップし、あわや場外乱闘になるかと思ったその時!
リビングからスピカとボスコフが顔を出し、不機嫌な顔付きで一言だけ吐いた。
「……うる、さい」
「……場所を弁えろ、叩き出すぞ(ロシア語)」
バタンッとドアを閉めるスピカとボスコフ。
「なんだあいつら、威圧感半端ねぇな……」
吉祥寺が唖然としている。
「あのデカイの、何言ってたんだ?」
犬神も開いた口が閉まらない。
「おい、いつまでそこに居るつもりだ? 後ろが詰まっているんだが?」
玄関の後ろには、今来たのだろう、
八神 修
と
霧生 深雪
の2人、そして
風雲児 轟
と
望月 神無
、更に
霧切 翠子
、
森 蓮
、
北原 みゆき
、
志波 武道
と続々と集結。
八神の声に、吉祥寺と犬神はそそくさと玄関から上がってリビングへ向かう。
廊下では互いに睨み合いを聞かせたままだったが。
「流石は金持ち、家の大きさもハンパないなぁ。まぁ、俺も金持ちの家柄だけど」
さらっと望月は言葉を漏らすが、幸いそこに突っ掛る者はいなかった。
「先輩、お招き頂いてありがとうございます。これ、飾り付けに是非どうぞ」
八神はローマン種カミツレの花束をさり気なく菜々緒に手渡した。
「あら、カモミールね」
「まぁ、そうともいいますね」
八神がそれに同意する。
菜々緒がその花の香りを嗅ぐ。
「……甘くて優しい香り。早速生けさせてもらうわ、ありがとうございます」
「芽森先輩、1つ質問いいですか?」
望月が挙手しつつ質問を菜々緒にぶつけた。
「先輩って、一人暮らしなんですか?」
「ええ、そうですけど?」
「へぇ。飯とか自分で作ったりするんっすか?」
すかさず飛んできたこの問いに、菜々緒は一拍間を置いて答えた。
「……するわ」
「何で今、間が空いたんすか?」
望月はずいっとその間に食いついた。
「……もしかして、料理したこと無いとか?」
「いえ、そんなことありません」
菜々緒、若干ムキになって反論を開始した。
「いいですか? 私は昔から義父から色々と躾けられてきました。大抵のことなら1人で行えます。り、料理だって、三食賄える程度にこなせますから……」
「何で最後、声色上ずってんすか?」
いつもクールな菜々緒が、明らかに狼狽している。
こりゃ図星か、と望月はしばし腕を組んで考える。
「……あの、よかったら、お茶会の料理を一緒に作るとかどうですか?」
「へ?」
キョトンと目を点にする菜々緒に対し、望月は靴を脱いながら言葉にした。
「強制じゃないんです。けど、折角の『お茶会』だし、大勢で作ったほうが楽しいと思うんで」
「あ、私、ケーキ作ってきたわ! 他に何か作るというなら、私も手伝う、けど……?」
霧切がおずおずとケーキをアピールするも、その場の空気に飲まれて最後は声を絞ってしまう。
「一人暮らしの家に招かれたら、調理や後片付けを手伝うのが礼儀です」
森は当然のように手伝いを進み出る。
「俺は料理は手伝えないが、後片付けなら任せてくれ!」
風雲児も協力的な態度だ。
「とりあえずー、中に入ろうZE☆」
志波の鶴の一声で、玄関組はようやくリビングへ通されることになった。
「ほら、ミユ、行くぞ」
八神が小声で霧生を促す。
「……分かってる」
若干の気後れがあるのか、霧生は集団の最後尾からゆっくりと移動するのだった。
最後に到着したのが
桜庭 円
、
ブリジット・アーチャー
、
小山内 海
、
双葉 仄
、
御剣 刀
、そして
エレノア・エインズワース
だ。
菜々緒宅の門の前、彼らは鉢合わせした。
「偶然ですね、皆さん。今日は楽しみましょう」
「エレノアちゃん、その格好……」
桜庭が微妙な表情を浮かべる。
それもその筈。エレノアの格好は
ガス爆発事件
での怪人セブンの姿に酷似していたからだ。
オレンジ色のキャスケット、カーキ色の夏物コート、白い半袖厚手のTシャツ、デニムのスキニーパンツ。
髪も怪人セブンと近いため、後ろ姿だけだったら桜庭は警戒したかもしれない。
「ふふ、
『憤怒』事件
にて捜査本部で得た外見像や転校時期等の情報、名前の符合と公園での声色。これらを総合的に判断して、私は『セブン=菜々緒』だと推測します」
「……エレノアちゃん、確かに、ボクも菜々緒先輩は何処か七男に似てると思う。いや……、多分、そうかもしれない」
唯一、桜庭だけが七男の姿を見ているのだ。
顔はキャスケットで全て見ることはできなかったが、背格好や帽子からはみ出た白い髪は印象に残っている。
故に、桜庭自身、菜々緒を怪人セブンかもしれないと疑う部分がほんの少しだけあった。
「けど、最初から疑うのはどうかな? 七男は二重人格だって言ってた。……もし、先輩が七男のことを認識していなかったら? ボク達は先輩のフツウを壊すことになるよ?」
原罪の語り部は、目の前の七男もどきに強い口調で訴える。
「今日は穏便に、菜々緒先輩の誕生日を祝ってあげようよ」
「いや、この機会だ。暴けるのなら暴いたほうがいいだろう」
双葉が桜庭の意見に反論を始めた。
「家に招き入れるくらいだ。証拠隠滅はしているに違いない。私も円からセブンの情報を聞いたとき、違和感を感じていた。恐らく、状況証拠だけでも菜々緒を怪人セブンと推定できるぞ」
「その話、聞かせてくれないかしら?」
ミステリー研究会の部長として、ブリジットが興味を示した。
双葉は自信たっぷりに説明を始めた。
「いいだろう。分かりやすく説明してやる。まず、円の話によれば、四月に『入学式の時、転校手続きをとっていた』『学校見学や手続きで、ここ数日間、頻繁に寝子島高校に足を運んでた』そうだ。転校というからには学生。社会人なら転勤だからな。そして入学式以降手続きするのは転校する学校しかない。つまり、手続きのため向かった学校が転校する学校である寝子島高校の2年生か3年生に怪人セブンが存在する」
この推理にブリジットは目を見開いた。
「あくまでも推理だ。確証はない」
双葉はこう前提を置いた上で話を進める。
「そして円には『都内某所より転校してきた』ことと『ナナオ』という名前を明かしている。名前の件は、あの時ののこが目の前に居たそうじゃないか。崇拝する相手に嘘を吐くのは相手を守るためか、自分の評価を下げないためだ。よって、通り名を名乗る場合はあっても偽名とは考えにくい。崇拝する相手に名前を呼んで貰って喜んでいることもある。故に名前はナナオで確定だろう」
更に双葉は続ける。
「爆弾の制作費用、トラップに使用する携帯の調達、これらは皆、いち学生が賄える資金ではない。親が資産家でないと難しい。それに子供が親の目を気にせず爆弾制作ができる環境、つまり1人暮らしであることも条件に入るな。おおかた、家族と疎遠の身のものだな」
ブリジットはこの推理に息を呑み、エレノアはニンマリと笑みを作った。
「素晴らしいですね、双葉さん。そこまでの推理が出来ているのなら、あとは物的証拠を……」
「――なんちゃって、な?」
だが、双葉は急におどけてみせた。
「冗談だ! 私の妄想話に付き合わせてすまんな! よく出来ていただろう?」
双葉が笑い飛ばせば、周囲も冗談だったのかとほっと息を付いた。
「本当、作り話に思えなかったわ。ねぇ、そろそろ入りましょう? 1人暮らしじゃパーティーの飾り付けも大変でしょうし。ほら刀? ぼけっとしてないで竹を運んで頂戴。予定よりだいぶ遅くなっちゃったわ」
「イエッサー、ってまだ予定より30分早いぞ?」
「私たちが一番最後のようだけど? まぁいいわ。すぐに会場の飾り付けを行うわよ」
御剣は昨日参加した
バイト
で余った竹を担いでいた。
ブリジットはそれを刀に取りに行かせたのだが、竹がかさばる上に重量もあるため、道中かなり苦労したのだ。
『かたなくん にもつもつよ?』
小山内が御剣の鞄を持つ。
「ありがとう、小山内。気を遣わせて悪い」
ぶっきらぼうに御剣は言うと、竹をどうやって室内に入れるか、玄関から出てきた菜々緒と相談し始めた。
「まぁ、冗談の類としては面白かったですよ」
そう双葉に告げたエレノアも菜々緒の自宅へ足を踏み入れる。
「仄ちゃん……」
桜庭はじっと双葉を見詰める。
「さっきの、話……」
「ほら、ホストがお待ちかねだ。行ってやれ」
話の脈絡を無視し、双葉は桜庭の背を押す。
桜庭は一度だけ双葉を見遣ったが、すぐに笑顔を取り戻すと菜々緒に挨拶をしていた。
(……まぁ、言えないよな)
双葉は態度に出さずに心の中で呟く。
(爆弾に使われた携帯電話……、あれは義父の白山が所有するものだった)
双葉はガス爆発事件の後、菜々緒のことを調べ上げていた。
生年月日などは週刊誌に記載されていたため、彼女のプロフィール情報は容易く入手できた。
爆弾の爆発現場にも居合わせていたため、起爆の電話番号も把握している。
あとは電話会社のカスタマーセンターに問い合わせ、携帯電話を紛失したと菜々緒のフリして所有者を割り出したのだ。
(白山の携帯……、恐らくナナオが盗んだのだろう。自分の携帯を使わないのは利口だが、義父のものを使うとはな。どちらにせよ、容疑者が容易に絞り込めるのだが……)
だがしかし、世間一般にはあの事件は『ガス爆発事件』で通ったままだ。
真実を知るのは、あの場にいたごく僅かな人数だけである。
そのことに双葉は強い違和感と悪寒に見舞われる。
(なんだ、この薄気味悪い感覚は? 私は、何かを見落としているのか……?)
表情は崩さない。
今日は桜庭の言うとおり、菜々緒の誕生日を素直に祝う日だ。
(ひとまず、気持ちを切り替えるか)
双葉は菜々緒に会釈をすると、善人ぶった笑顔で挨拶をするのだった。
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日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月28日
参加申し込みの期限
2014年01月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月04日 11時00分
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