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芽森菜々緒の友愛
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【会場へ行こう】
時間は流れ、お茶会当日17時。
寝子電の星ヶ丘駅には、
セルゲイ・ボスコフ
をはじめとする寝子高生が待ち合わせをしていた。
「アハァ、みなさん、全員集合かナ?」
朗らかな笑顔。人の良さを伺わせる黒のセルフレーム眼鏡、肌の白さと銀の短髪が高貴ながらも精悍さを感じさせるセルゲイ。
「……ボスコフさん、お声掛け頂いてありがとうございます」
常闇 月
は感情の起伏の少ない声でセルゲイに一礼した。
「……菜々緒さんのお茶会の噂、校内で広まってましたので興味はありました。ですが、……私は彼女との接点がありませんから」
平坦な説明口調なのは、常闇自身が必要と思った時のみしゃべるスタンスだからである。
「こうして……、ボスコフさんが引率して頂けると助かります」
そう言って再び頭を下げる彼女。
セルゲイは今回、菜々緒と接点がない生徒たちとの仲を取り持つため、自ら引率役を買って出たのだ。
常闇はその噂を聞き付け、こうしてやっていた次第である。
彼女の腕の中には、豪華な装飾が施された小さな革製のカバンが。
「月ちゃん、そのカバンの中身はプレゼントだね? しかもこれは特注品。いわゆるオーダーメイドだね」
ちくわを咥えた名探偵、
新井 すばる
は不敵に笑う。
彼もセルゲイの引率のもと、菜々緒宅へ向かう。
常闇は新井の問い掛けに対し、肯定を示すために縦に首を振った。
その返答に満足気な新井。
「やっぱり。どんな時でもあの有名な探偵のファンとして、推理の修行は怠れないよね」
そのまま新井は隣の銀髪少女へウィンクをしてみせた。
「……ん、スバル……。よく分からないけど……、頑張って……?」
スピカ・フォーツ
が首を傾げれば、一等星の輝きにも似たパールシルバーのツインテールが風にそよいだ。
新井はスピカの曖昧な応援にもめげずに「……頑張るよ」と一言だけ返した。
「ボスコフ……、誘ってくれて……ありがとう……」
スピカもまた、セルゲイ引率の話を耳に入れて同行を希望した生徒だ。
彼女も常闇と同じく無口らしく、途切れ途切れに言葉を漏らすスピカ。
会話の間が開くと、彼女はじーっとセルゲイの顔を上目遣いで見詰めだした。
巨躯のセルゲイは目の前の小さな女の子に対し、目を細めながら微笑んだ。
「アハァ、ボクはナナオの家の近くに住んでいテ、日頃からゴキンジョヅキアイする仲だからネ。彼女のバースデイが7月7日らしいシ、大勢で押しかけて驚かせようネ」
セルゲイ、実は菜々緒には「ボクはのんびり1人で向かうとするサ」と伝えてあるとのこと。
この引率は、いつも集団から遠ざかっている菜々緒に対してのサプライズの意味合いもあるようだ。
「ンフ、全員点呼完了ダ。それじゃ、ナナオの家へ案内するヨ」
セルゲイたちが移動を開始した。
ちょうどその頃。
「あれ、セルゲイさんだ。お友達も一緒だね……」
日暮 ねむる
が偶然、セルゲイ一行を目撃する。
「どこ行くんだろう? もしかしてセルゲイさん、自宅で料理を振舞うのかな……? 夕食時だしね……」
思わず日暮のお腹がぐぅぅとなってしまった。
「想像するだけでお腹が減るなんて、なんていう夕食テロリスト……。僕も食べたいなぁ。これはご相伴預かるっきゃないよね……!」
日暮は慌ててセルゲイ一行に声を掛けると、行き先もろくに聞かずに合流を果たす事になる。
処変わって菜々緒宅前。
ガッチガチに緊張する筋肉男子、
宇佐見 望月
は目の前の豪邸の門の前で途方に暮れていた。
「……来たよ俺様、おにゃの子の家に来ちゃったよ。いや、おにゃの子というより綺麗なおねーさんか。ってか俺様ってこういうイベント初めてじゃね? マジ星ヶ丘寮とか比じゃねーんだけどこの豪邸。やっべぇ、いきなり緊張してきた……」
脂汗ダラダラ垂らす宇佐見。
その時、彼のスマホがメールを受信した。
メールを確認してみれば、差出人は
後木 真央
。
その内容はこうだ。
『菜々緒ちゃんセンパイのハピバパーティ、武道ちゃんセンパイの一芸ともっちゃんセンパイの美味しいごはん超期待なのだ♪』
「この文面……、武道ちゃんにも送っているよな……」
文書をひとまとめにして一括送信するあたり、後木らしいと言えるだろう。
「まぁ、俺様、初めから色々飯を作るつもりだし。ななお先輩に期待されちゃーなぁ? ふへへへ……」
菜々緒の手の感触と潤んだ瞳を思い出すと、宇佐見の顔はだらしなく伸びきってしまう。
そこへちょうど菜々緒宅へ到着した
マリベル・ロイス
。
彼女は宇佐見のデレデレ顔を見て硬直してしまった。
「……通報したほうがええんやろか?」
「いや、ちょっと!? 俺様、不審者じゃねーし!!」
我に帰った宇佐見が全力で否定するも、マリベルの視線はやや冷たい。
「ホンマぁ? ごっつ緩んだ顔しとったで、自分? 完璧にアホの顔やわー」
「……マジで?」
「マジやマジ。てゆうか自分も菜々緒先輩の誕生日祝いに来たんやろ? だったらとっとと上がりましょー?」
「え、ちょ、シャイボーイな俺様、まだ心の準備が」
「男は度胸やでー! そぉいっ!!」
マリベルはチャイムを連打し、宇佐見を菜々緒宅へ放り込みつつ会場入りを果たした。
宇佐見はしどろもどろになりながら、壊れたおもちゃのようにガックンガックンと菜々緒にお辞儀をした。
「あ、お、おねまきいたらきましてありがとござます! 男一匹、
宇佐見 望月
! ご期待に応えるべきゅ一生懸命作りまひゅ!」
「噛み過ぎて何言うてるか分からんわぁ」
マリベルは我慢できずに笑い転げるしかなかった。
北原 みゆき
は手品道具を入れたカバンをぶら下げ、意気揚々と菜々緒宅へ向かっていた。
「菜々緒先輩、今まで誕生日を祝ってもらえなかったみたいだから、今日は忘れられない最高の思い出を作りたいな」
いつもはちょっと陰気な雰囲気を漂わせる彼女だが、今日ばかりはその顔は笑顔に溢れている。
菜々緒とは先月の
テロ事件
の後から度々会って交友を図っていた北原。
彼女にとって、菜々緒は勇気とはなんぞやと教えてくれた憧れの存在である。
助けてくれたお礼を兼ねて逢瀬を重ねるごとに、その憧れは強くなる一方なのだ。
初対面の相手との会話が苦手な北原でも、菜々緒の絵のことを話題にするときは自身でも驚く程饒舌になると自覚している。
口下手であがり症の北原にとって、菜々緒はこれらを解消できるきっかけにもなるのではと期待を寄せる人物でもあった。
つまり、このお茶会に北原は力を入れていた。
「喜んでくれるといいけどなぁ……」
そう呟く北原の後ろから声を掛ける人物が。
「あ、みーちゃん!」
「みゆきさん、こんばんわ」
霧切 翠子
と
森 蓮
の2人だ。
3人ともテロ事件に巻き込まれたいわば戦友である。
更に北原と霧切は美術部の部員と部長の間柄でもある。
「あ、翠子先輩。蓮くんも。2人も菜々緒先輩のお宅へ向かうんですかぁ?」
「えぇ、れー君とばったり会って、一緒に向かってたところよ」
「かなりの方がお誘いを受けたようですね。星ヶ丘駅方面から見知った顔の方たちが続々とやってきます」
森は駅へ繋がる大通りに目をやる。
確かに、それらしい人物がちらほら見受けられた。
「なー先輩ってすごく絵うまいんだよね……。尊敬するなぁ……。武術もこなせる女子としてはなんかシンパシー感じるし」
「菜々緒先輩、テロ事件でも凄くかっこよかったですぅ」
霧切と北原がうんうん、と同意の相槌を打ち合う。
「でも、絵だけでご飯とか食べていけるのかな……? なんというか人生の勝ち組と負け組の……、おっとと、嫉妬は醜いわ!」
「技能がある方は確かに絵画で生計を立てられるでしょう。ですが、私たちがそれを僻むことはありません。我々1人1人は違うのですから」
森の言葉に霧切は「流石れー君は言うこと違うわ……!」と感心してしまう。
3人が雑談を交わしていると、森の言う通り新たに駅方面からはっちゃけた眼鏡男子がカッ飛んできた。
「ヘローヘロー☆ マイネームイズッブドーじゃなかった、タケミチッシバーッ! イェー!!」
振り切れたテンションに北原は思わず気圧されてしまう。
そんな彼女に、この男は今日もノリノリで話し掛ける。
「おや? ハジメマシテかな? それじゃー名乗っちゃう! 我こそはッ、神速脱ぎのブドー! さぁ刮目せよ、俺の――!」
志波 武道
、挨拶がわりに上着に手を掛け……。
「武道さん、ここで脱ぐのは差し控えるべきです」
そこで森がやんわり志波の脱衣行為を食い止めた。
「脱げない志波はただのブラコンじゃないですかーやだー!」
出オチのボケを殺され、ふてくされる志波である。
「ぶー君、テンション高いね」
「翠子ちゃん、俺タケミチだからそこは『たー君』じゃないカナ!?」
志波の言葉に霧切、真顔で返した。
「ぶー君のほうが可愛いわよ?」
「デスヨネー」
志波は気持ちを切り替えた。
こうして4人も菜々緒宅へ向かうのであった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月28日
参加申し込みの期限
2014年01月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月04日 11時00分
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