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古妖の昔語り~ちえの実を探せ!~
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Act_1-3 天宵川周辺【午前】
【日中の訪問者】
本来であれば、四角の実を求める上で向かうべきは話にある通り、猫の口角と呼ばれた天宵側周辺である。
だが一人。
八神 修
は猫又川をさかのぼる形で、陽が昇っている時間にセンリの祠へと向かうべく歩いていた。
「はっ……はっ……」
以前会ったあの時に比べれば、多少は体力が付いたであろうと修なりに自負はしていたが、辛いものは辛い。
勾配がやや上がっている地点をどうにか切り抜け、祠へとたどり着いた頃には、修の体力は見事なまでに削りきられていた。
「ふぅ……はぁ……ど、どこだ……?」
ここに来るまでに、修は【幽霊】の姿を見ていない。
おそらくどこかで監視しているであろう、とは予想していたが、それでも現れるはずのセンリが現れない事に、修は少し心配していた。
「センリ、居ないのか?」
祠に向け声を掛けるが、その返答は無い。
――やはり月の出ている夜でしか会えないのか。
そんな考えが修の頭に過ぎったその時、一匹の猫が姿を現す。
「猫……? もしかして、お前が?」
寝子島に住んでいるのであれば、猫の一匹や二匹、見慣れた物である。
だが、この猫は口を動かす事で、修へと【話し】掛けていた。
「オサム様、でよろしいでしょうか?」
センリとは違う、上品とも言える口調を前に、修はうなずく事で返答を返していた。
「主は今、この場にはおりません。お会いするのであれば、今宵の月の晩にまたお越しください」
猫は器用に足を動かす事で、祠から茶碗に入った水を修の前へと差し出す。
「これは……?」
「お飲みになれば、多少の疲れは取れるでしょう」
それだけを口にし、猫は軽い足取りでその場を後にしようとする。
「待て、お前は一体誰なんだ?」
「キンカ、センリ様に仕える片割れでございます。それでは」
ふわりと、現れた時と同じように、【キンカ】と名乗った猫はそのまま姿を消していく。
「……まったく、次から次へと驚かされる」
差し出された茶碗の水を、修は躊躇無く飲み干し、携帯を開いていた。
ねこったーに流されていく同じ新聞部の
後木 真央
の情報とあわせ、一緒に探してくれるように頼んでいた
双葉 仄
からのメールを確認する為に。
「あちらも動き始めているようだな……しかし、本当に効いたな、これ」
先ほどまでの疲れは嘘のように消え去り、修はここへと向かう前の体力を取り戻していた。
会えなかった事は残念であったが、また夜に来る、とだけ言い残し、修はそのまま天宵川へと向かうべく歩き出していく。
【釣り人と散歩な人々】
晴れた天気の元、天宵川はきらきらと陽の光の反射により澄み切った色を見せる。
――が、普段とはまったく違い、今日に限って天宵川は野良猫達の大行進が行われていた。
「……大丈夫か」
大行進からやや外れた位置、最近見つけた釣りスポットを前に、
亜魚隈 猯利
は川へと釣り糸を垂らしていた。
普段であれば、どうにも猫に好かれないのか様々な猫による妨害が行われるのだが、今日は違う方向に興味が向いてしまっているのか、猯利への直接的な被害は無い。
順調な滑り出しで行われている釣りも、やや大きめのヤマメが釣れた事により、猯利にとっては満足の行く物となっていた。
「亜魚隈くん?」
そんな猯利の元に、飼い猫の楓さんを連れた、散歩途中の
天宮 樹
が現れる。
「天宮か……」
同じクラスであり、面識もある樹は猯利の姿を見つけ声を掛けていたのだ。
だが、答えはするが樹にも、その腕の中にある楓さんにも猯利は興味を示さず、そのまま釣りを続行する。
「猫さん一杯だけど、ちゃんと釣れてるかな?」
しかし、線の細さとは違い、割と性格のほうは図太い樹はこの程度ではくじけない。
というよりも、猯利の態度自体をそれほど気に掛けていない、と言った方が正しい。
「それに、ちえの実だっけ? 楓さんも興味あるみたいだし、俺も出来れば探したいなって思ってるんだ」
気づけば猯利の隣に座る形で、猫の大行進を樹は眺める。
楓さんもまた、樹の腕の中で少し動き、川の上流辺りへと視線を向けていた。
「……なら探せばいい。俺は知らん」
釣りの邪魔でなければ、猫がどれだけ居ようと猯利には興味は無い。
ちえの実の話も、樹同様に触り程度には聞いているが、現状では特に猯利にとっては興味の範囲外であったのだ。
「あれ、天宮くんに……亜魚隈くん? 随分珍しい組み合わせだこと」
そんな二人の下へ、こちらもまた散歩がてら(という名の実探し)天宵川へと来ていた
鴻上 優梨乃
が顔を見せる。
「鴻上さんも来てたんだね」
「ちょーっと散歩しようかなって思ってね――って、おー、楓さんも居るじゃない!」
樹の腕の中に居る楓さんに、優梨乃が飛びつくように手を差し出し、喉へと指を当てる。
「ゴロゴロー、ゴロゴロー……ん~、今日も可愛いね、楓さんは」
気持ちよさげに、優梨乃の指の動きに楓さんは喉を鳴らす。
「でも、競争率高そうだよね、ちえの実。結構人も集まってるみたいだし」
優梨乃が楓さんを可愛がっている間、樹の視線は自分達以外にちえの実を求めている者達へと向けられる。
猫好きを自負する者、三角の実を求める者、それぞれの思惑が混ざり合った形で、本日の天宵川は熾烈を極める事となっていた。
【ねこねこマーチ】
野良猫の大行進にあわせ、真央は上機嫌のままその後に続き歩いていた。
「ねーこ猫ネコ、すごいのだ~♪」
妙な歌を口走りながら、機嫌よく真央は猫達の邪魔にならないよう、楽しげに行進していく。
大量の猫達を前に、真央のテンションはとめどなく上がっていたのだ。
「うむ、それはいいのだがな。真央よ、このまま進んでいくつもりか?」
「そうなのだ、猫さんに付いていけば間違いないのだ!」
自信満々に、修の要請により共にちえの実探しを行う仄に対し、真央は言い切る。
「そうか。だが、そのまま行くと川に落ちるぞ?」
「へ――みぎゃ!?」
猫のみに気を取られていた為か、真央は足元を確認する事を忘れ、そのまま川へとダイブする。
「はっは、正に濡れネズミだな」
全身を濡らす形で真央が川から上がってくる。
が、その目は当然こんな事でくじけるはずが無い。
「ふっ、川に落っこちるところまでは織り込み済みなのだ。むしろ、これで覚悟完了なのだ!」
どちらかと言えば、落ちた事でさらに元気になった真央に、仄は驚きよりも賞賛を示す。
猫にのみ注がれた情熱と、諦めない精神は、仄にとって新鮮なものだったのだ。
「おっと、八神からのようだな」
携帯の着信音と共に、修から仄へと連絡が入る。
今からそちらへ向かう、と言った文面のメールを仄は確認し、そのまま真央へと向き直っていた。
「修ちゃんはなんて言ってたのだ?」
「今からこちらに来るらしい。まぁ、あの体力だ。到着するのは午後だろうな」
修の体力の無さは、仄も真央も十分に知っている。
修がこちらに到着する前に、話にあった木を探しておこうと、二人はそのまま左側の川岸から天宵川の捜索を続けていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月02日
参加申し込みの期限
2013年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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