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古妖の昔語り~ちえの実を探せ!~
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Act_1-2 寝子島最北西の森への道【午前】
三角の実の木。
距離としては一番離れている上に、山越えを目指すか、道無き道の森を進むかでしか辿りつけない地点に目星をつけた為に、ここを目指す者達はそれぞれが苦労を余儀なくされていた。
【それいけ寝子島探検隊!】
落神神社辺りの森から山越えを目指す優は、コンパスを片手に方向を確認する。
「よし、こっちで間違いないねー」
整地はされていないが、それでも草木自体はそれほど深くは生えていない。
そのために、足元だけを気をつけながら、優は共に進む
民谷 鋭二
へと声を掛ける。
「用意がいいな、初島」
「まぁねー。場所が場所だし、迷ったら大変だからねー」
猫鳴館の地下掘り仲間である鋭二もまた、器用に枝葉を避けつつ、優と同じ速度で歩き進める。
山間部の生まれも手伝ってか、こうした場所での移動には鋭二が慣れている点もあったのだ。
「とはいえ、ちえの実なぁ……随分と楽しそうなモンがあったんだな」
普段から鋭二は休日等の暇を見つけては昔の口伝や島の伝説等を探す事に当てている。
だからこそ、優の話に乗り、共にちえの実を探すべく、行動を共にしていたのだ。
「いやー、俺もそんな話を聞くとは思ってもみなかったけど、あるって言われれば探してみたいよね、やっぱりー」
中間テストの息抜きだけのつもりだったのに、まさかこうして探検隊のような形になるとは、優もまた思ってはいなかった。
だが、それも含めて、優の顔には楽しげな笑顔が浮かんではいたが。
「見つけたらどうするんだ? 食べるのか?」
「ん~……なんかこっちのは怪しいっぽい実だからねぇ……」
丸の実には、普通科の三組を訪れた際に萌が景気よく手を上げた事で、優と刀はこちらを任せる形で頼んでいた。
そして優と共に話を聞いていた刀は、既に四角の実の元へと向かっている。
その為に、残された三角の実には、普段から猫鳴館の食糧事情により山によく入る優が行く事となっていたのだ。
「そっか、んじゃ辺りは任せる。まぁ、見つけられたら写真くらいは取らせてくれよな」
鋭二がバックからデジカメを取り出し、優へと見せる。
優ほどではないが、鋭二もまた、山に登る事を考慮した上である程度の準備はしてきていたのだ。
「もちろんいいよー。と言うよりも、多分他に食べる人が居そうな気がしてしょうがないかなー?」
優と鋭二、三角の実を目指すのはこの二人だけとは限らない。
見つけられたら、せめて写真だけでも取れればいいか、と言った考えは優もまた鋭二と同様に持ち合わせていた。
「わざわざ、こんな面倒な場所を目指すヤツが居るとは思えないがなぁ……」
他の実の方が話通りであれば探しやすい。
よほど話に聞く効果に興味があるか、それとも何か別の目的でも無い限りこちらを選ぶ人がいるとは、鋭二には考え辛かった。
「はは、そうだねー。でもまぁ、心当たりはあるっていえばあるから、無視は出来ないんじゃないかなー?」
どこか苦笑に近い笑みを鋭二へと優が返し、やや勾配が上がってきた坂を登る。
――切れる事の無い森と、そのまま続く山道。
道無き道を、【寝子島探検隊】は元気よく進んでいく。
【それいけおっぱい探検隊!】
優と鋭二が別ルートで進む中、やや迂回する形となるが、山越えを行わずに森の中を進む二人の姿があった。
「るるる~♪ おっぱい、おっぱい~♪」
足取り軽く、鼻歌交じりに
横嶋 下心
は前を進む
草薙 龍八
に歩幅を合わせる形で歩いていた。
「おっぱいはいいんだが……下心、そこ危ないぞ」
「え――のわ!?」
バシンと勢いよく、枝が下心の顔を捉える。
「イタタ……龍ちゃん、もうちょっと早く言って欲しかったよ……俺」
「ちゃんと前を見て歩かないからだ。いい教訓になっただろ?」
顔をさすりながら、下心は龍八へと非難を行う。
だが、龍八の顔には当然だと言った表情のみが浮かぶだけで、それ以上の事は無い。
気安く軽口を叩ける数少ない相手、龍八にとって下心とはそんな存在であった。
「しかし、こちらのルートも大分酷いな……」
林道は既に途絶え、獣道に近い道を二人は進む事となっていたが、龍八が用意したテープとナイフを使う事で道を作っていた。
だが、龍八はなるべくナイフを使おうとせず、テープにより枝葉を避ける事に徹する。
無暗に自然を傷つけるつもりは無い、そんな意志を示すように。
「おっぱいに対する試練と俺は見るね!」
刀と同じクラスである龍八が、偶々聞きつけた話はこちらの三角の実であった。
女性の体の様な木、それも実をつける位置が胸の部分とあっては、下心が黙っていない。
当然の如く、話を聞いた下心は、そのまま龍八を巻き込む形で三角の実の探索へと乗り出していたのだ。
「……そうだな。俺達のおっぱいの為だ」
「おうよ!」
毒されたのか、それともこちらもまた龍八の素なのか。
下心と共に三角の実を目指し、二人は森の中を進んでいく。
【マイペースな不思議】
それぞれの探検隊が目的地を目指す中、まったく別のルートを取る形で海岸線側から森を進む者達の姿があった。
「…………」
「…………」
会話らしい会話も無く、飄々と天吏は森の中を進む。
その後ろで、
海神 湊面
は何かを探すように森を見回しながら進んでいた。
「あちゃ、汚れてるよ……」
着の身着のまま制服で森に入った為か、湊面の制服は所々汚れが付く。
手で払う形で汚れを取ろうとするが、天吏はそんな湊面を気にする事無く、歩き続けていた。
――偶々森の中で会い、行動を共にしている二人の間に、特段険悪といった雰囲気があるわけではない。
と言うよりも、互いに接点がどこにも無い、と思っているほうが正しいのだろう。
「……これ」
だが、そんな中で不意に天吏がハンカチを差し出していた。
「いいんですか……?」
こくりと、天吏が頷くことで湊面へと返答を返す。
今までずっと上の空で何かを見ていた天吏のこの行動に、湊面は驚いていた。
「ありがとうございます。後で洗って返しますね」
驚きはするが、それでもこうして湊面は天吏へと感謝を述べる。
パッと見では、外見や行動から不思議ちゃんなのか、と言った感想を湊面は持っていたのだが、案外悪い人では無いかもしれない。
そんな感想へと湊面の考えは変化し始めていた。
「あ……鳥さん……」
――但し、それはあくまで湊面の感想である。
天吏はあっさりと湊面への興味を失ったように、木の枝に止まった鳥へと視線を移す。
「祠、とかないかなぁ……森の中だし、色々ありそうだけど……」
だが、湊面もマイペースさでは負けない。
互いに目的が【ちえの実】よりも、森の探索や生態系の調査と言ったまったく別な方向で動いている為、実のところ接点はしっかりとあったのだ。
それに二人は気づいていないが。
「ここにこんな種類のが居たなんてね……海神、あれ見た事ある?」
無表情ながらも、天吏は木の枝を指差し、湊面へとそちらを見るように催促する。
「鳥……ですよね? あれがなにか?」
「海神、知らないんだ。あれってね――」
先ほどまで喋らなかった天吏の口からは、饒舌とばかりに鳥に関する知識が飛び出してくる。
打って変わった態度に湊面は再度驚きを見せるが、半分ほど聞き流す形で湊面もまた森の中の捜索へと戻る。
相性がいいのかどうかはまだ分からないが、二人もまた、のんびりとではあるがちえの実の元へと向かう形となっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月02日
参加申し込みの期限
2013年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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