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古妖の昔語り~ちえの実を探せ!~
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【鈍感×勘違い】
真央達とは反対となる、星ヶ丘教会裏から左側の川岸をまとまった人数で歩く者達の姿があった。
『ネコさん、すごいねぇ』
両岸で行われている猫達の行進は、当然ながらこちらからでも見て取れる。
小山内 海
は、そんな光景を前にスケッチブックへと感想を書き記し全員へと見せていた。
「そうだな。だが、ここまで目立っているのに、誰も気にしてなかって事なのか?」
優と分かれ、四角の実を探しに来ていた刀もまた、この光景に驚きを示す。
「この行進には気づいてるでしょ。でもそれが四角の実に関係するかどうかなんて誰も興味なかったんじゃない?」
異常ともいえる大行進ではあるが、
桜庭 円
は飼い猫のにゃーくんを胸に抱きつつ、刀へとこの言葉を口にする。
「……確かにそうかも、な」
「異常であったとしても、それが慣れたモノになっちゃえば【異常】は【フツウ】と変わらないだろうしね」
人間誰しも、異常が一度目なら驚く事もあろうが、何度も起こっているのであればそれはもう【日常】と差して変わりは無い。
その為に、円は刀への返答として自分の考えを口にしていた。
「……でも、本当にそんな実があるの?」
刀から聞かされたちえの実を全面的に肯定している二人とは違い、
橘 千歳
はこの話に少しばかり疑問を持っていた。
そんな代物が本当にあるのか、というよりも話の出処が妖怪と言った信憑性の薄い代物である以上、この疑問は当然ともいえたのだ。
『かたなくんがあるっていってるんだし、たぶん、あるとおもうよ』
疑いの目をまったく見せない海が、その疑問に答えるようにスケッチブックを千歳に見せる。
「そうそう、それに楽しそうじゃない」
後追いする形で、円も海と同じように千歳へと口にする。
「まったく、二人共何でもかんでも信用するんだから……」
ブツブツ小言を言ってはいるが、千歳自身は現にこうして刀達に付き添う形でここにいるのだ。
実そのものに千歳も興味があったのか、それともまた【別な】理由でここにいるのかは刀にも定かではないが。
「すまないな、橘。付き合わせる形になって」
「別に謝る事じゃないわ。付き合うって言ったのは私なんだし」
仏頂面ながらも、千歳は別に無理にここに居るわけではないという事を刀へと伝える。
「そうか――ん? あれは……」
千歳の言葉に安心しつつ、川岸を進む刀の視線には知り合いの姿が映る。
鷹を腕に止め、何かを話しかけている人物――
夏神 零
がその場に居た。
「夏神、先に着いていたんだな」
「刀殿に相談されたのでは、断るわけには行かないゆえな。先にリンと共に木を探しておったよ」
自らが飼う鷹、リンを腕に乗せ、零は四人へと向き直る。
「んん? 女の子……?」
円は、刀から三人へと向いた零の顔をいぶかしげに見る。
服装自体は至って動きやすい軽装ではあるが、外見だけを見て取れば、零を即座にどちらの性別か判断するのは中々に難しい。
それだけに、円は零がどちらの性別であるかを判断しかねていた。
「ま、また女の子が増えて……あぁもう、御剣君!」
「な、なんだ?」
迷う円とは違い、見事に盛大な勘違いをしつつ、千歳は刀へと詰め寄る。
「誰ですか、この人は!」
『だれですか』
スケッチブックを両手で持ち、海も千歳と共に刀へと疑問をぶつける。
「ふむ、どうやら妙な誤解が生まれているように感じるが……拙者の気のせいか?」
そんな妙な誤解を解くべく、ようやく事態の状況に気づいた零が女子三人の前へと移動していた。
「み、妙な誤解ってそんな……わ、私は御剣君の……」
零が近くに来た事で、海はそのまま刀へと向かっていたが、千歳は予想以上の動揺を見せる。
「うん、やっぱり。随分と綺麗な【男の子】も居たもんだ」
「……はい?」
不意に、納得したように円がこの言葉を口にし、千歳と海は驚きながら零を見ていた。
『おとこのこ?』
「はは、そうでござるよ。見た目から、女子に間違われるのはよくありますゆえ」
ようやく、妙な誤解が円により解かれ、二人は心底安心したように息を吐く。
「では、遅ればせながら紹介をさせていただこう。
夏神 零
、皆と同じ一年じゃ」
深く頭を下げ、零は三人へと自己紹介を行う。
刀とすれば、状況自体がイマイチ把握出来ていなかったが、無事に顔合わせ出来た事の方に安心をしていた。
「いやホント、鈍感っていうかねぇ」
「何か言ったか、桜庭」
ケラケラと状況を楽しげに笑う円に、刀は不思議そうな顔で返答を返す。
そんな刀に、なんでもないとだけ円は口にし、にゃーくんを抱きながら川岸を歩き出す。
それに続く形で、零を含めた四人もまた、円に続き四角の実の木を目指し歩き出していた。
【灯りに導かれ】
四角の実を探索する大半が天宵川を進む中、遅れる形で川岸に姿を現す者達が居た。
「ようやく着きましたね」
川沿いである為に、余り整地されていない砂利道を歩行補助の杖を使いながら、
氷雨 潤一
はこの場へとたどり着いていた。
「ひーちゃん先輩、大丈夫ー?」
間延びした声と共に、潤一と共に天宵川へと来ていた
真辺 伸幸
が声を掛ける。
「えぇ、大丈夫です」
笑顔で潤一が返答を返すが、表情にいくらかの疲労がある事を伸幸は悟る。
「無理しちゃダメですよー。あぁ、あまくんも疲れてたら俺に掴まる?」
「……大丈夫。心配いらない」
こっそりと潤一に歩幅を合わせる形で伸幸が進んでいたが、共に進むもう一人、
逆巻 天野
にも声を掛けていた。
やや疲れを見せる天野ではあるが、伸幸の誘いを断る形で天宵川へと視線を向ける。
「というより、これ居すぎじゃないです?」
「そうですね……どのくらいいるんでしょう」
杖に体重を乗せる形で、三人は両岸の川沿いを行く猫達を見る。
三人の両指を合わせても数え切れないであろう数の猫達は、一様に目的の場所へと向かうように行進を行っているのだ。
「数えるだけ無駄っぽいかなー。とりあえず、俺達もあっちにむかいませんー?」
先を見る限り、両岸共に自分達と同様、四角の実を探しているであろう者達の姿を伸幸が確認する。
「えぇ、出来れば協力したい所ですが……」
潤一はその中でも、同じ二年である天宮達三人の姿を見つける。
他の探索する生徒達の中にも、幸い天野の知り合いである刀や真央の姿もまた見て取れていたのだ。
「出来ない事は無いと思います。まぁ、あのムッツリには一つ言いたい事もありますが……」
天野の視線は、前を進む女子組に囲まれる刀へと向けられる。
「ん~? あまくん、アレうらやましい?」
「勘弁して欲しいね。興味ないし」
天野にとっては、刀が女子に囲まれている事をどうこう言うよりも、センリに話を聞く際に誘わなかった事の方が重要なのだ。
一声掛ければ自分も行ったというのに、と言った文句の一つでも刀に言いたいという方が優先されるべき事案であった。
「とにかく、相談してみましょうか。これも用意して有りますが、人数は多いに越した事はないですしね」
潤一が肩から提げているバックには、今回の猫による切り傷対策としての救急セットが入れられている。
二人に使うつもりではあったが、一応という事で量としてはやや多めに用意してあった。
「ですねぇ。じゃあ行きましょうかー」
伸幸の言葉と共に、二人も頷きを返し川岸を進んでいく。
天宵川の両岸が狭まる地点、この場に集まった全員がそこに集結するのは、昼を迎える少し前になっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月02日
参加申し込みの期限
2013年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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