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深夜のメカサンマさん捕獲作戦!
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【それぞれの下準備(野望篇)】
噂が広がり始めた2日目、初夏に差し掛かってくるこの時期は午後4時頃でもまだまだ日が高い。
伊賀 解理
は299号線沿いを散策していた。
目的は、噂のメカサンマさんの出没スポットの現地調査である。
「何事も現場百回というからね、奴が走るコースを入念に調べるとしよう」
既に製作者と噂されていたアガサから、メカサンマさんの設計図及び各種データをUSBへコピーを済ませている。
この下見と合わせれば、暴走を食い止める手立てが浮かび上がるはずだと彼女は睨む。
「この時間は交通量が多いな。流石、この島の幹線道路なだけはある。寝子島大橋から星ヶ丘方面へ向かうと、緩やかに右へカーブしていくね。しいて言えば、星ヶ丘辺りで“W”の字状にくねっているくらいか」
全長約6kmほどの道のりを日が暮れるまで歩き通す伊賀。
星ヶ丘寮が見えてくれば、299号線は終点だ。
伊賀は入念な調査を行い、道程と要点をノートに書き記す。
気が付けば、時刻は日没を超えて既に夜中だ。
少女が1人で出歩くような時間ではなくなっていた。
街灯が、月明かりが、夜の海に反射してユラユラと揺れる。
「月も出てきたことだし、僕も帰ろう。そうだ、コンビニに寄ってアイスを買おう」
伊賀は歩きながらノートを見遣る。
収穫はあった。一定区間のカーブで捕獲行動を取ればやつの足の勢いを削げるかも。
そんな事を考えていた矢先の出来事だった。
『Just dooooooooooo it !!!!!』
突如、異様な程ハイテンションな合成音声が轟いた。
ブンッという低い起動音が鳴ったかと思えば、星ヶ丘マリーナに停泊している船の中から、真紅のモノアイが光の軌跡を描きながら伊賀へ接近してくるではないか!
「ま、まさか……」
伊賀はスマホのムービーアプリを起動、赤き閃光をカメラで撮影し始めた。
暗闇から現れたその姿はメタリックブルーのボディ。街頭に照らされ輝いていた。
絶えず忙しなく動き回すその長細い物体の背には、金色の発条が自動巻き戻り機能でリズミカルに『鼓動』している。
間違いない。
伊賀は興奮気味に叫んだ!
「あれが、噂の、メカサンマさん!?」
『Yes,I am !!』
メカサンマさんはビシッと親指を立てると、寝子大橋方面へカッ飛んでいった。
車を余裕で追い抜くそのスピードに、撮影する手が思わず震える。
「こ、これは早速ネットにアップしなければ!」
もうアイスどころではない。
この興奮をネットを通じて分かち合いたかった。
「そういえば、さっき、奴は僕の叫びに答えていたような……?」
事前に喋るとは聞いていたが、会話が成り立つレベルとは聞いていない。
「いや、僕は少し浮かれているようだ。とにかく急いで帰ろう」
こうして伊賀は大急ぎで帰宅すると、件の目撃情報を動画で配信。
これが翌日、大きな波紋を呼ぶ。
翌朝。
寝子高では『メカサンマは実在した!』という話題で持ちきりだ。
都市伝説レベルではなく、実際にいるという事実が彼らを刻々とヒートアップさせていく。
そんな妙な熱に当てられた数名の生徒の様子を見てみよう。
「寝子島最速は……、この俺だ!!」
御剣 刀
は激怒した。必ず、かの暴走メカサンマさんを打ち負かさなければならぬと決意した。
御剣には加減がわからぬ。御剣は、『憤怒』背負いし剣鬼である。
剣を振るい、友と遊んで暮して来た。けれども邪悪と速度に対しては、人一倍に敏感であった。
「どーしたの? 刀くん?」
最早相棒ポジションの
桜庭 円
も、御剣の剣幕に気後れする。
「深夜のメカサンマ暴走の動画、見たか?」
御剣の問いに首を横に振る桜庭。
「ボクは見てないけど、既にアガサ先輩とねこったーで情報のやり取りは済んでるよ。今夜、ちょっと見に行ってみようと思ってるー」
「そうか。会えるといいな、桜庭」
それだけ言うと、御剣は思い詰めた表情をしだす。
「俺、しばらく特訓する。何もせずにメカサンマに勝てるとは思わないからな」
「え、勝負するの?」
「勿論だ、桜庭! ろっこん『加速』使いとして、速さで負けるわけにはいかない。俺の沽券に係わる!」
御剣の両目に真っ赤な炎のような決意が宿る。
そこへ飛び込んでくる1人の少女!
「話は聞かせてもらったのだー! 陸上部員としても新聞部幽霊部員としても火が付いたのだ! 真央ちゃんはメカサンマさんに勝つのだ!」
後木 真央
はジャージ姿で2人の間に割って入ってきた。
「よし、後木、一緒に特訓だ! まずは299号線をダッシュで端から端まで行き着けるようになろう」
それを聞いた後木、さっきの勢いが途端に削がれていく。
「刀ちゃんは自転車使わないのだ? まさかその足で勝負するとは思ってなかったのだー……」
「大丈夫だ、後木。299号線の端から端まで全力で走りきれるよう自分を鍛えまくるんだ!」
御剣はガチだった。
「ご、ごめんなのだー。真央ちゃん、自転車で勝負するから特訓は遠慮するのだ!」
ててててー、と慌てて逃げる後木の姿に不服そうな表情の御剣。
「仕方がない、特訓は1人で行おう。まずは登下校の通学路を299号線に変更して、毎回全力疾走しよう」
真面目に馬鹿げた事を口にする御剣に、もはや桜庭は言葉を失ってしまった。
「1時限目は大抵死ぬけれど、コースに慣れ全力で走り抜ける為のペースを掴み体力も付けないとな。そうだ、この間買った新しいシューズを卸さないと。店員の『軽量化がウリです!』に釣られて買ったけど、正解だったな」
腕を組み、彼は次々にトンデモ特訓メニューの概要を組み立てていく。
「あとは……、暫くは早朝の剣術の練習を控えて、ランニングに力を入れよう。絶対に負けられない戦いが、ここにある! うおおおおおお――!!」
昂ぶった御剣、叫びながら中庭方面へ突っ走っていく。
「……青春だねー」
桜庭は呆れながらその背を見送る。
「さて、ボクも準備しないとー」
彼女はアガサとのやり取りの中で、気になる点を見出していた。
それを確認すべく、今夜は深夜のサイクリングを決行するのだ。
と、スマホがピロン♪とアラームがなった。
「ねこったー? 誰か発言したのかな?」
すぐさまアプリを起動させてみれば、その呟きに感嘆の声を上げる桜庭。
「ボクと同じ事を考えてる人がいるんだー。ボクも動画を見ておこうっと」
手早くリツイートを済ますと、彼女は自分の教室へ戻っていった。
「やっぱり。早速
胡桃割り女
が反応したね」
やれやれ、と
逆巻 天野
はリツイートされた自身の発言を確認していた。
その内容はこうである。
『あの動画、少し妙だよね。メカサンマさんのモノアイ、やたら光の軌道が目立ってた。まるで人魂みたいだ。こういう現象って神魂が関わってるんじゃないかな?』
神魂が作用すると、被写体が異様にブレて映り込んだり、写真だとネガ反転などの現象が起きえる。
逆巻はメカサンマさん暴走の原因に神魂が影響しているのでは、と推測し始めていた。
「だとしても、不可解だな……。仮に神魂としても……、機械に宿ったことは、あったか?」
以前、
壁に神魂が宿り、もれいびとの相乗効果を発揮した事件
を彼は経験している。
しかし、それはつまり、その壁に何もしなければあの事件は起きなかったことになる。
故に、逆巻はこう仮定する。
「別件でもれいびが何かした結果、暴走してるのかも……? と、なると調べ事は増えそうだね」
逆巻、所詮ネットの情報は補完と割り切り、同じ噂を追う生徒たちから情報を集め出す。
と、そこへ
初島 優
が通り掛かった。
「あれー? そこにいるのは猫鳴館変態ランキング首位独走の逆巻くんー?」
「人を指差して変人とか変態とか呼ぶのはやめろ」
逆巻、初島の人差し指を手の甲の方向へギリギリ曲げ始める。
「ぎゃあああ!! ギブギブギブfybんplp@;!!」
激痛に人語とかけ離れた奇声を初島は上げる。
白目剥く初島を見届けた逆巻は、ようやくそこで指から手を離した。
「ったく……。初島がそう言い触れるから、妙な方向で僕の知名度が上がるじゃないか」
「出会い頭に人の人差し指をへし折ろうとするのも如何かと思うけどねー……?」
涙目で人差し指をさする初島。
2人に険悪なムードが漂う。
そこへ割って入る高身長の眼鏡男子!
「フハハハ! そこの貴様ら! 乱暴狼藉はやめたまえ!」
小脇に抱えるは猫さん縫いぐるみ! しかし口調はモロに厨二病!
「この
鈴木 修一郎
! 可哀想なことは見捨てられん! 確か貴様は3組の逆巻だったな? 暴力はダメだ、彼に謝るんだ!」
逆巻は唖然としている。
「そしてそこの貴様は2組の初島! フフフ、貴様らの苗字など、既に立ち聞き済み! 暴言を吐いた初島も逆巻に謝るんだ! 喧嘩両成敗!」
初島も呆然としている!
「おっと、私は件のメカサンマさんの情報を動画の投稿主と製作者から聞き出さなくてはならないので、これで失礼する! いくぞ、東中居! フハハハ!」
「おいおい、待てって!」
鈴木のインパクトの陰になって気が付かなかったが、
東中居 陽二
がため息混じりに歩を進める。
だが、すぐに踵を返して逆巻と初島に一礼。
「俺、4組の
東中居 陽二
。どっかで顔合わせてるかもしれないが、改めてよろしくな。ネットでアガサ先輩が困ってるって聞いて行動してたら、偶然知り合った鈴木と行動するまでは良かったんだが……。あ、仲直り、ちゃんとしろよ?」
東中居は今度こそ鈴木を追い掛けていった。
「……何だったんだろうねー? 逆巻くんー?」
「僕に聞かれても分からないよ、初島……」
すっかり毒気を抜かれた初島と逆巻。
2人はほぼ同時に小声で「ごめん……」と呟き合った。
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月26日
参加申し込みの期限
2013年06月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月02日 11時00分
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