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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●九夜山エリア・決着(1)●
【九夜山:頂上展望台】
「イヤイヤイヤ! まだ終わってねえええええええええっ!」
全力でそう突っ込みながら、
風雲児 轟
は飛び起きた。危なかった。八十八旗のろっこん暴走で、危うくもう少しで【 完 】にされる所だった。さすが僕らのザ・ストレイト、不撓不屈のヒーローだ。
「ハッ、ここは……!?」
「
十文字 若菜
さんの防御結界の中だ」
そう言われて、風雲児は周囲を見回す。鏡の破片が四方に散らばる地面の上に、自分は寝かされていたのだった。そしてその数メートル四方の結界の中には、自分を含めて、5人の人物がいた。
1人は、いま風雲児にそう説明してくれた
恵御納 久隆
。もう1人は、その久隆と協力して、倒れていた自分をここまで運んでくれた、
飛吹 蓮太郎
。中央に、ろっこん【Bai sema】でこの結界を維持継続中の若菜。そして風雲児と同じく、たった今目覚めたばかりの
御剣 刀
。この5人だ。
加えてもう1匹、あの円が自分の身を犠牲にして彼らに託してくれた、テオがいる。彼は蓮太郎が腕に抱えて保護しているけど、まだぐったりして意識が混濁しているようだ。
「説明してくれないか。俺たちが倒れている間に、いったい何があった?」
節々が痛む身体に顔をしかめて、そう問う御剣に、
「瓢君のろっこんが暴走して、その竜巻に皆がやられたの」
若菜が悔しそうに、その唇を噛む。彼女も進化能力で皆を救おうと頑張ったのだけど、バラバラに竜巻に巻き込まれた人全員を、同時に結界で守るのはさすがに無理だった。御剣が視線を上げて結界の外を見ると、展望台広場のあちこちに仲間が倒れているのが見えた。
雨寺 凛
、
握 利平
、
呉井 陽太
、
獅子島 市子
、
八十八旗 信彦
、あとこれは騒ぎを起こした当の張本人だけど、
骨削 瓢
も。
小山内 海
と
桜庭 円
の2人もまた、向こうの地面に倒れていて、御剣の胸がいっそう痛む。円の身体には幾つも羽根が刺さっていて、彼女もろっこんを暴走させられてしまったようだ。
まとめると、この結界に守られともかく現状無事なのが5人、すでに暴走竜巻に巻き込まれてやられてしまった者が計8人。倒れている者も幸いまだ意識はあるようだが、残念ながらこのエリアに今、治療ろっこん持ちはいない。彼らの回復は望めなかった。半数以上の戦力を一挙に失うという、甚大な被害だ。
「けど、テオの奪還には成功したんだろ。
テオのろっこんもまだ暴走させられてねえし、悪いことばかりじゃねえ」
風雲児が力強くそう言って、皆を励ます。そしてテオを連れての一時撤退を提案したが、これには蓮太郎がテオを抱えたまま、弱々しく首を振った。
「それが……逃げられなくってさ。この広場から」
蓮太郎の指差す方向、広場の外側を見た風雲児は、「!?」と息を呑む。バキバキと樹々を破壊しながら渦を巻く、暴風の壁がそちらにそびえていた。竜巻だ。骨削の暴走竜巻が、この展望台広場の周囲を取り囲んでいるのだ。若菜が言う。
「私たちは、あの竜巻の内側にいるの。
この防御結界で巻き込まれるのは防げたけど、
私たちも敵の……暴風の結界の中に囚われてる」
「逃げ場ナシ、ってことか」
バチンと両手を打って風雲児が立ち上がる。
「なら話は早い。クローネの野郎をぶっ倒して、暴走を解除させるまでだぜ!」
「俺も行く。ここで決着をつけよう」
御剣も痛む身体を押して、立ち上がった。2人とも握の圧縮弾の爆雷に吹き飛ばされたダメージで、全身に軽くない打撲や傷を負っていたが、短期決戦ならまだ出来る。いや、戦ってみせる。
「クローネちゃんが来たぞっ。かわい子ちゃんも一緒!」
防御結界の外の様子を窺っていた蓮太郎が叫ぶ。見ればクローネが、
大天使 天吏
と
ミッシェル・ナイスゲイ
の2人を後ろに引き連れて、こちらの結界の方に向かって来ている。クローネはまだカラスの姿のままだ。それを見て久隆も、
「私も君達と一緒に行こう」
と同行を申し出た。
「駄目元で、ネクタイでクローネの首を締めようと
思っていたが、あの姿ではどのみち無理だろう。
だが、私は『ひと』だ。ろっこんを暴走させられる心配がない。
もしあの黒い羽根が来ても、私なら君達の盾になれる」
心強い申し出だった。断る理由もない。「なら、頼みます」と御剣が受け、風雲児も御剣の方に専念するように言った。
「俺の方なら特に問題ねえ、前に暴走させられた事はあるが、
その時は
周囲の人間もザ・ストレイトになる
って効果だったから、害はねえハズ」
(俺の正体がバレるかもしれねえが、覚悟は出来てる!
だが、その代わりにクローネの野郎に一矢報いてやらぁ!)
「ちなみに念の為聞くが。テオのろっこんが暴走するとどうなるんだ?」
この久隆の質問には、御剣が答えた。
「
前にもテオが暴走させられた
ことはあった。
その時は、俺達の姿が玩具になる世界に強制的に巻き込まれたが……」
そこで御剣は言葉を切り、
「だが、テオのろっこんの能力は確か、
新たな世界・次元の創作、調整、削除。
最悪、この世界ごと俺達も消滅する……なんてことがあっても、おかしくないよな」
【頂上展望台:暴走竜巻結界内】
「行くぜ、2人とも! クローネの野郎をぶん殴って、テオも守りきる!」
その
風雲児 轟
の合図で、若菜の結界から勢い良く飛び出してきた3人を見て、クローネが嘲笑する。
『えぇ〜〜? その結界の中にいれば安全なのに、
わざわざ暴走させられに来たのぉ? じゃ、遠慮なく〜』
激突、らっかみクローネVS
風雲児 轟
恵御納 久隆
御剣 刀
ダダダダと本当に容赦のないフルファイヤーで撃ち込まれる羽根、けれども
恵御納 久隆
が巨体を生かして先頭に立ち塞がり、身を挺してその攻撃から後ろの
御剣 刀
を庇う。
「彼らは、この私が守ってみせる!」
『あらやだ、あんた「ひと」なのぉ? ちょっと面倒だわねぇ〜』
顔をしかめて明らかにこれを厭がるクローネ、その注意が久隆の方に向いた。
「どこを見てやがる、こっちだ!」
その隙に、身を沈めて突撃した風雲児がクローネに急接近、慌てて乱射された羽根が刺さるのも構わず、風雲児は一気にその拳を殴り抜く!
「食らえ、男女平等! フェアネス・スマッシャー!」
その拳をもろに頬で受けた、
大天使 天吏
がごろごろと地面に転がる。今度は天吏の方がクローネを庇って、その攻撃を受けたのだ。「何いっ!?」と思わずそちらを見てしまう風雲児に向かって、天吏がその血まみれの顔を上げる。
「……ああ、どうせまた、クローネ様の邪魔をする人間がいると思っていたわ」
その顔は今や、クローネを我が身で守ることの出来る悦びに満ち溢れている。
「テオドロス・ バルツァについたもれいびって本当に素敵ね。
私を、他者を傷つけることに何の躊躇もない。
クローネ様を悪と決めつけて断罪しようとするんですもの」
血まみれのまま笑みを浮かべて、見下すようにそう風雲児に告げる天吏。
(これが、クローネ様の友達である私にできる唯一の事……いいえ、)
違う、まだもう1つだけ、この自分にも出来ることがある。
クローネが始めたお遊び。そう、もれいび狩りだ。
「クローネ様……今回、わたしはもれいびであってこれ程嬉しいことはありません」
天吏はそのままクローネの方を振り向き、ほとんど恍惚とした笑みでその望みを口にする。
「最後に、もれいびである私をどうか三羽烏さんに殺させてください。
私なんかの命でよければいくらでも、クローネ様の愉しみにお使いください」
『アッハハハハハ! いい、良いわぁ〜、ゾクゾクしちゃ〜うぅ!
あなたもう最高よ、天吏ちゃん。この心掛け、
ミッシェルちゃんにも見習って欲しいわねぇ〜』
クローネが目に涙を浮かべて身をよじりながら、
ミッシェル・ナイスゲイ
の方を振り返る。
『いいわ、その望み、私が叶えてあげる。
ヒルズでもニヒルでもハッチでもない、この私自身の手でねぇ〜?』
えっ、と呆然として顔を上げる天吏……その灰色の瞳に、向こうから全力で突進してくるもう2人の敵の姿が映った。
「クローネ様!」
危険を告げる天吏の声に、クローネが余裕の視線を向ける。羽根だらけの久隆に続いてこちらに突っ込んでくる御剣に向かって、
『あらあなた、いつもの能力は使わなくて良いの〜?』
御剣が吠える、
「ろっこんは使わない、俺が俺の力で勝たないと意味がない!」
そうとも。人間の力が、握り締めたこの拳が、クローネにも届くことを証明してみせる!
「御剣君、今だ!」
身を低くしてそう叫んだ久隆の肩を踏み台にして跳び上がり、渾身の力でクローネをぶん殴っ
当たった! と確かに手応えを感じた次の瞬間、カラスの姿は忽然と消え失せていた。
「なっ……!?」
着地した御剣と、久隆や風雲児たちが慌てて周囲を見回すが、本当にどこにもいない。近くにいた天吏もミッシェルも、訳が分からないといった表情で、その場で呆然としている。
「えっ……きゃああ! ク、クローネが!?」
その悲鳴に御剣たちが振り向けば。再び人間の姿に戻ったクローネが、ずっと後方の
十文字 若菜
の結界の中にいた。いきなり出現した敵に硬直している
飛吹 蓮太郎
からゆっくり身を離すと、クローネがその唇をニタリと歪めて笑う。
「ハイ、これで
テオくんのろっこんも暴走〜
」
「!!? えええっ!?」
慌てて蓮太郎が見ると、しっかりとその腕に抱えていた筈のテオに、黒い羽根が突き刺さっている。あっけない、あまりに呆気なさすぎる、テオのろっこんの暴走。
だが、どうやって? ほんの一瞬前までは、確かにこんな物は無かったハズだ。いったい何をされた? それに、さっきクローネが御剣たちと交戦していた場所からこの結界まで、少なくとも十数メートルはある。あの一瞬でこの距離を、どうやって? 瞬間移動でもしたと言うのか?
「いや、そんな。まさか……」
向こうで御剣が、呻き声を上げる。彼はこの現象を、誰よりも良く知っているから。
「これは、俺の能力か!?」
ろっこん【加速】が暴走させられた──呆然と立ちすくむ向こうの御剣に向かって、クローネが小馬鹿にするようにぱちぱち音を立てて拍手してみせる。
「ハイ正解〜。あなたがろっこんを使わないって言うもんだから、
その能力、私が借りたのぉ〜」
「馬鹿な……御剣君への羽根は、全てこの私が防いだ筈」
やはり信じられないといった表情で、そう語る久隆たちにも、
「やれやれ、あんたたち、こないだもヒントを出してあげたじゃないの〜。
私の能力は触れても暴走させられる
、って」
大袈裟にそう肩をすくめてみせ、それから御剣の方を見て、クローネが種明かしをする。
・・・・・・・・・・・・・・・
「あなたの拳がこの私に触れた瞬間、あなたのろっこんを暴走させて、
私だけが凍り付いた時間の中を移動した」
そしてクローネがスッと目を細めて、その表情を変えた。
「でもねぇ、この私が殴られたことには変わりないから、」
カラスから人の姿になっても、なおその頬に赤々と残る痣。クローネは顔をしかめてその痣を撫でながら、
「この1発の痛みは……倍にしてお返しさせて貰うわよぉ〜!」
ズゴゴゴゴゴゴ……
大気が鳴動するその音に、若菜と蓮太郎がハッと顔を上げれば。2人のいる結界の頭上、この広場の上空に、直径数十メートルの球体が出現していた。代わりに、この広場を取り囲んでいたはずの竜巻が、いつの間にか消え失せている。
暴風の繭。
そうとでも呼ぶしかない代物だった。極限まで圧縮された苛烈な嵐が、その球体の内側に閉じ込められ、まるで無数の龍のように怒り、暴れて、のたうち回っているのが見える。
「えっ……これは……」
「『竜巻圧縮弾』」
そうクローネが名付けて、嗤う。
「ウフフ……竜巻のエネルギーを、あのツンツン頭のコの
暴走ろっこんで、1点に圧縮してみたのぉ〜。
さっ、この私の顔に傷を付けたコトを……あの世でたっぷり後悔なさ〜い!」
カッ
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