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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●九夜山エリア・逆境(3)●
【九夜山:頂上展望台】
ぬらり、といつの間にかこの広場に現れていたその男、
骨削 瓢
が、ムチに捕まってしまったカラスのクローネに向かって、けらけら笑いながら話し掛ける。
「やぁやぁ駄烏はん、お義父様はご息災かね?」
「それに、もれいび狩り競争だって? 面白そうな祭してるじゃないかい。
あっしもこの大会に出場したいんだが」
「おい、何しに来た! 邪魔すんなよ!」
握 利平
が、飛んで逃げようとするクローネを蔦のムチで引っ張り返しながら、その突然の闖入者に向かって怒鳴る。けれども当の骨削は全く意にも介さず、ぺらぺらとクローネに、
「いやナニ、おたくのチョコになんか興味ないさ、
確かにあの三バカの悔しがる顔を見るのも惹かれるが……
チョコの代わりにテオをおくれよ。
助ける訳ではないさ、首を掻っ切って鍋にでもしようかと思ってねぇ」
「ピピピピピピッ!(瓢くん、またそんなこと言って!)」
あいかわらずヒヨコ声の、
雨寺 凛
の抗議もちっとも堪えず、骨削は自分の望みを言う。
「と言う訳でろっこんを暴走させておくれ。
おたくの助力があればあっしの嵐は島全体を呑み込む事も可能だろうよ。
所詮三バカは小規模なテロ行為、あっしのは凶悪な天災よ。
更には星ヶ丘の火を風で燃え広がらせれば火の海も見込めるねぇ」
さア、と満面の笑みを浮かべて、誘うように両手を広げる骨削をクローネが見て、
『アッハハハ! そんなに派手な必要ないけど、
それじゃ、あんたのその望み、遠慮なく叶えてあげるわ〜』
ドシュッ。クローネの翼からその骨削めがけて放たれる1本の羽根、
(!? 防がなきゃ!)
咄嗟に
十文字 若菜
が防御結界を展開して、その羽根の着弾を食い止めようとしたが、骨削の周囲には進化能力の結界、出現せず。骨削が仲間ではないからか、望んで危機的な状況を呼び込んでいるためか、またはその両方か。いずれにせよ、クローネの羽根の被弾を防ぐことは出来ず、
骨削瓢のろっこん【悋気の独楽】──暴走。
「なっ、何いい?」
クローネの脚を拘束していた蔦のムチが、ぶちぶちと千切れ飛び、張力が切れた反動で、握が地上に転がる。バッと地面から顔を上げ頭上を見上げれば、高笑いで逃げていくカラスの姿。
そのカラスを芯にした周囲に、漏斗状のミニ竜巻が発生していた。クローネはあの竜巻を鎧のようにその身に纏い、暴風のスピン回転で握のムチを引き千切ったのだ。
「骨削の竜巻を、あんなに小さくも出来るのかよ!」
ろっこんの暴走内容や規模の大小を、意図的にクローネがコントロールしていると言うのは、どうやら嘘ではなさそうだ。そして、
『あら、大きくも出来るわよぉ〜?』
ばさり、と地上数メートルの高さに滞空したカラスがそう嗤って、身に纏った竜巻を巨大化させた。
【九夜山:展望台広場入口】
取り戻したテオを抱えて、広場の出口へ走っていた
桜庭 円
は、そこで待ち受けていた2人の大人の姿を見つけた。テオ奪還を見て動き出した、
恵御納 久隆
と
飛吹 蓮太郎
たちだ。彼らの任は、解放されたテオを、無事に安全な場所まで運ぶこと。
けれども、その2人が何やらこちらに向かって叫んでいるのを見て、円はウン?と首を傾げた。蓮太郎の大声が聞こえてくる、
「円ちゃん! 後ろ! うしろ!」
後ろ……を振り向いた円は、目を見開いてギョッとする。広場の中心に、天まで繋がる螺旋の渦がそびえ、横殴りに吹き荒れるその旋風が、みるみるこちらに迫っているのだ。
骨削の暴走竜巻。
クローネが身に纏っていたミニ竜巻の半径を一挙に押し広げ、巨大竜巻へと成長させたのだ。広場を横断するその暴風の独楽に巻き込まれ、すでに
雨寺 凛
と
握 利平
、そして
呉井 陽太
と
小山内 海
と
獅子島 市子
の5人が、内部で吹き飛ばされているのが見えた。
あと、ついでに
骨削 瓢
も。
「なっ、何で能力者本人のあっしまでー!?」
『アハハハハ! 島全体を呑み込む嵐がご希望なんじゃなかったのぉ?
気絶して暴走が途切れないように、これでも加減してるわよぉ〜』
とか何とか渦の向こうでクローネが言ってるけど、あんなものに巻き込まれるのは御免蒙りたい。さらにその竜巻の色が、まだらから黒に染まり始めて、円は我が目を疑う。
「うそ、竜巻の中に羽根が混ざって……!?」
竜巻の中心部からクローネが、ありったけの羽根を撃ち込んでいるのだ。その渦の裡に、さらなる災厄をもたらす羽根を織り込んだ、漆黒の暴風禍。
(これ、まずい……っ!)
あれに追い付かれたら、一瞬でテオも自分もろっこんを暴走させられてしまう。
「2人とも! テオをお願い!」
久隆と蓮太郎の2人に、再びロングパスでボール、じゃなかったテオを繋ぎ、自身もそちらに向かって走り出そうとするも、すでに漆黒の竜巻は円のすぐ背後まで迫っていた。
「ああっ大変だ!? なんという絵に描いたようなレディのピンチ!
この八十八旗信彦、真摯な紳士として、これは見過ごせないねっ!」
その時だ! レディのピンチには大体駆け付ける、
八十八旗 信彦
が颯爽とそこに駆け付けた!
「マドカちゃん! 今俺が紳士的に助けるからねあ〜〜〜〜れ〜〜〜〜!?」
いや駄目だった。自分が先に竜巻に巻き込まれて、ぶすぶすその全身にクローネの羽根を受けまくる八十八旗。
八十八旗信彦のろっこん【イケメンの特権】──暴走。
「な、なにコレ……!?」
すぐ目の前に竜巻が迫っているというのに、そんなことはすっかり忘れさせちゃうような、凄まじい安心感が円の心を包み込む。周囲に絶大な安心感をまき散らして、何も解決していなくても一件落着ムードを作り出す、八十八旗のろっこん暴走の恐るべき効果だ。
「そっか、これでもう、ぜんぶ終わったんだ……
スタッフロールが……走馬灯のように流れ始めて……」
瞼の裏でナニカ幻視しちゃってる円に続いて、竜巻にぐるぐる巻き込まれ中の八十八旗も、爽やかに空から宣言する。
「そうとも、事件はこれで全て解決した!
さあ、皆、もう安心だ! お家に帰ろう!」
『<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです』 おしまい
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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