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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●九夜山エリア・逆境(2)●
【九夜山:頂上展望台】
こうして事態は急速に悪化した。テオの尻尾はまだ解けず、羽根まで刺さっていることが判明。そしてテオは目を覚まし、クローネはいつでもテオのろっこんを暴走させられる。
「って、呆然としてる場合じゃないよぅ! 利平君! 凛ちゃん!」
この状況下で、ハッと最初に正気を取り戻して、即座に行動を始めたのは、やはり
呉井 陽太
だった。木陰の待機組に渡しておいた粘土細工を通じて、
握 利平
と
雨寺 凛
の2人に行動開始のGOサインを送る。
「ウー君は、その羽根を抜くんだよぅ!」
そして自身は、兎の粘土細工をろっこんで操り、テオのお腹に突き刺さっていた羽根を引き抜く。クローネの肩からぴょーんと地面に飛び降り、その羽根を咥えたまま一目散に、主人の元へと駆けていくウー君……
ぐしゃり。そのウー君を、あっさりクローネが素足で踏み潰した。
「うっ、ウー君!?」
「アッハハハ! ヤダこれ、粘土? 足が汚れちゃったわ〜」
無残に潰れたウー君から易々と羽根を回収し、その羽根をそのままテオに突き刺そうとするクローネ、
ドテッ。そのクローネがいきなり盛大にコケた。それまで近くで事態を静観していた
獅子島 市子
が、しれっと足払いを掛けたのだ。
「ちょ……あんた!」
「ワリ、手ぇ出さないってのは、やっぱナシで」
顔に泥を付けたままクローネが跳ね起き、手に持っていた羽根を即座に市子の眉間に突き刺す。市子は別段それを避けもせず、ツ、と流れてきた血を無造作に舌の先で拭って、
「あたしのろっこん、暴走させんの? やめとけよ。
暴走させたトコロで、あんたにだけ都合よくはなるめーさ。
さもなきゃそりゃー恣意的な操作っつんだ」
目の前の女と額と額がくっつきそうな距離で、市子は淡々と言う。
「親切で言ってんだぜ、あんたにメーワクかかんじゃねーかってさ。
ソレでも試すかい?」
「…………。予感は当たったわねぇ、
私、あんたのことやっぱり、嫌いだわ」
「そりゃドーモ」
そして、このあたりでようやく正気を取り戻した他のメンバーも、広場の中心にいるクローネめがけて、全力で走り始めていた。呉井からの合図を受けて木陰から飛び出したのは、
握 利平
と
雨寺 凛
の2人。ちょうどクローネを挟み撃ちにするように、広場の端と端からぐんぐん距離を詰める。
同時に、おなじ広場にいた
風雲児 轟
と
御剣 刀
の2人もそれぞれ、クローネに向かって走っている。
「テオに羽根が刺さっていようがいまいが、関係ねえ!
とにかく、全力で取り返せばいいんだろっ!」
ヒーロースーツ姿でそう叫ぶ風雲児。その一方、ろっこん【加速】を使えば、ほんの数秒でクローネの元まで到達できる筈の御剣が、常人並みのスピードしか出せていない。
(ろっこんは使わない、俺が俺の力で勝たないと意味がない!)
状況は当初の想定から大きく変化してしまったが、御剣のこの判断は果たして、吉と出るか凶と出るか。
「クローネ、こんな無茶苦茶なことして……絶対に許さないよ!
今度こそ痛い目に合わせてやるんだから!」
「って、相変わらずマッパかよ!
マフラーだけってエロさ倍増かよ!」
そして凛と握の2人は、ちょうど市子が対峙しているクローネを挟んで、両方向からみるみる肉薄する。聞こえてきた握のツッコミに市子からは視線を剥がし、バッとマフラーをはだけてそちらを振り向くクローネ。ツンと上を向いた乳房が揺れて、もう少しで見えそうに。でもそんな卑猥な姿にも握はちっとも怯まず、
「だが、俺は中身も重視派、汚いカラス野郎に欲情したりしねーぜ!」
あの握君が……こんなに成長して……(ほろり)。
「何より俺はキレてんだ、観覧車とか火事とか普通に死ぬだろが!
今日こそ、そのニヤけたツラに叩きこまなきゃ気が済まねえ。
もれいびだからとか神だからとか関係ねえよ、
俺の意志と拳で、お前にワンパン叩きこんでやる!」
激突、らっかみクローネVS
握 利平
雨寺 凛
「ピヨピーヨ!(わーん! またろっこん暴走させられちゃったー!)」
飛んできた羽根手裏剣に被弾し、早速ろっこんを暴走させられた凛に、握が全力でつっこむ。
「Σ 早すぎっだろ!? ……って、俺もかよ!」
同様に握もまた被弾、けれどもその能力暴走も恐れず、そのまま2人はクローネに向かって突っ込んでいく。
「暴走? 知るかよ!
元々ろっこんなんかにゃ頼る気はねえ」
「ピヨピーヨ!(私も、今回はろっこんなしの肉弾戦で勝負!)」
ちなみに今回の凛のろっこん暴走は、声がヒヨコの鳴き声になってしまい、会話での意思疎通ができない、という暴走内容のよう。
(これぐらいなら何とかなる……連携が必要なら身振り手振りか、
アイコンタクトを使って合図をするよ!)
ちゅどどどどどどどどんっ!!
だがその時、連続した何かの爆発音のような音が聞こえ、エッと握と凛がそちらを振り向けば。後続の風雲児と御剣が、地面に吹き飛んで2人とも倒れていた。
「なにっ……!?」
「ウッフフ、【にぎりだま】って呼んでるのかしら〜?
あなたのその進化能力で作れる、圧縮弾」
立ち止まる握に向かって、再び余裕を取り戻したクローネが言う。
「爆風だけ発生する、空気の爆弾みたいなものよねぇ〜。
ろっこん暴走でその圧縮弾を、そこら中に出現させてみたの。
迂闊に動くと、あそこに転がってるあのコ達みたいになるわよぉ〜」
つまり空中機雷。
触れると爆風で吹き飛ぶ、見えない爆弾に囲まれているようなものだ。空気を圧縮させた物だから、この広場のどこに幾つ浮いているのか、見回しても皆目見当がつかない。
「ぐっ……俺がろっこん発動させてないのに、好き勝手な使い方しやがって」
進退窮まり、身動きが取れなくなる握と凛。2人をその場に釘付けにした後、再び市子の方を振り向いたクローネが、真っ赤な唇の端を釣り上げて嗤う。
「さっきあなた、私にだけ都合の良い暴走にはならない、
って、確かそう言ったわよね〜? ざんねぇ〜ん。
できるのよ、恣意的な操作がね
──あなたはまだ、私の能力の全貌を知らない。
それに、あなたのろっこんは、霊の未練を払い清める能力なんでしょ?
私優しいから、あなたの能力暴走は最後まで取っておいてあげてるの〜。
あなたのろっこんの効果で心安らかに……倒れたお仲間の霊が皆、成仏できるようにねぇ〜!
アハハハハハハ! アハハハハハハハ!」
その時だ! ダダダダとこちらに急接近する足音が聞こえ、
「ピヨピヨピー!(これでも喰らえーっ!)」
凛からロック仕込みのモッシュタックルを受けたクローネが、横ざまに吹っ飛んだ。
「なっ……あんた!?」
「ピヨピーヨ!(まだまだ! こう見えても体力はあるからね!)」
と続いてパンチにキック、ヘドバン式頭突きを次々と繰り出してくる凛に、クローネが驚愕して叫ぶ。
「あ、あんた、圧縮弾の機雷をどうやって抜けてきたのよぉ!?」
「目ン玉ひん剥いて見やがれっ、こうやってだ!」
続けざまに握の声が聞こえて、クローネがそちらを振り向けば。次々と接触する圧縮弾の爆風をも跳ね返す、強固な防御結界に守られながら、まっしぐらに走ってくる握の姿が見えた。
「その結界……まさか!?」
「私がいる限り、もうこれ以上怪我なんてさせない!」
そう、
十文字 若菜
の【Bai sema】の結界だ。追い詰められた仲間2人の危機的状況を見て、若菜が鏡要らずの防御結界を、進化能力を使って授けたのだ。
「ねぇ、クローネ」
その若菜が広場の向こうから、まっすぐ彼女を見つめて言う。
「私、貴方の事、全然知らないけど、
私はこの島が、友達が、家族が、柳司君の事が、大好きなんだ。
だからね、
貴方もきっと理由があって過去があって、こんな事をしているんだろうけど、
それでも、私は大好きな人達を守りたいから。
あなたがどんな事をしようとしても、絶対に守ってみせる。
覚悟してね」
御剣に続く、若菜の宣戦布告。「あんたまで!」と逆上するクローネ、けれどもすでに、この若菜の結界に守られた握も、クローネの元まで到達していた。さらにその握が、
「おい、さっき恣意的な暴走が出来るって言ってたよな?
なら、お前の周りは絶対安全ってことだろ。
にぎりだまがここにもあったら、お前まで怪我しちまうからな!」
気持ちはどこまでも熱く、でも頭は冷静に。若菜の結界から一気に飛び出し、全力でクローネに殴り掛かる握の前に、しかし
ミッシェル・ナイスゲイ
が立ち塞がる。握の言う通り、ミッシェルもここが安全地帯と見て、まだ近くにいたのだった。
「女もオカマも関係無い!
邪魔すんならぶっ飛ばす!」
渾身の拳骨にしこたま殴られ、全くの無抵抗で地面を転がるミッシェル。身を丸めてのたうち回り、涙目で頬を押さえながらそのミッシェルが、
「無抵抗の『ひと』を蹂躙する『もれいび』!
嗚呼、悪魔と言うのは貴方達のことだわん!」
とか何とか言って喚いてるけど、今は構っている場合じゃない。
「ピピピピッ(隙ありだよっ!)」
その握の攻撃に気を取られている隙に、背後に回った凛がクローネを羽交い絞めにしていた。
「ちょ……こっこの、2回もろっこん暴走させられてるくせにっ!」
「ピピピヨピーヨ!(何度やられたって諦めないよ! 今度こそ絶対に許さない!)」
そう言って全力でその背中にしがみつき、梃子でも放さない凛に堪らず、クローネがその姿を変えた。人型から元のカラスの姿に戻ったのだ。
凛の両腕の間をすり抜け、たちまち頭上に離脱するカラス、
「ハイざんね〜ん」
「だと思ったぜ!」
これを、狙っていた。握も凛も。
「喰らえっ! ナントカカズラのムチ!」
展望台に来る途中の山道で採取したおいた蔦で、逃げるカラスの脚を絡め取る握、
同時に凛が、地面に落ちたテオの身体を奪取。尻尾の結び目はまだ解けてない、けれどもクローネが人の姿を解除したことで、巻かれていた首から抜け落ち、そのまま地面に置き去られたのである。
「ピヨピヨピヨ!(パド君、カスミさん、ドリー氏、みんなテオをお願いっ!)」
そして凛が回収したテオをすぐさま、前方を走る3匹にスクリューパス。ラグビーボールよろしく、そのテオを頭上でキャッチしたのは、粘土細工の犬のパド君と、熊のカスミさん、鶏のドリー氏だ。そう、
呉井 陽太
の作った粘土細工は、凛と握が預かっていた分を含めて、まだ残りの4匹がいた。ちなみに踏み潰されたウー君は、ニャッタ君がスタコラ回収している。呉井がまた作り直せば、元通りの姿に直るかもしれない。
「海ちゃん、パスだよぅ!」
そしてその呉井が3匹を上手く操って、流れるようなボール回し……もといテオ回しで、さらにその猫の身体を
小山内 海
へとパス。受け取った海が素早く周囲を見渡せば、
「海ちゃん、こっち!」
(円ちゃん!!)
手を振りアピールする前方の友達に、海もまた必死に走りながら、えいっとテオを投げ渡す。
「海ちゃん、ナイスパス!」
円も胸の真ん中でキャッチするなり、広場の出口に向かって一目散に走り出した。
『さくら……ば、か……?』
そして、走りながらその尻尾を解いてやってる最中、もぞもぞとそのテオが、円の腕の中で動いた。
「あっテオ? よかった、ボクのことが分かるんだね」
溺れて捕まった上に、ミッシェルのメントールリップとひどいパス回しで叩き起こされ、まだ意識が朦朧としている様子だったけど、ともかくテオをクローネから奪い返した。
クローネはカラスの姿でなお健在。まだ安心なんて全くできない状況だけど、それでも円は、ぎゅっとその胸にテオを抱えてひた走る。
(ぜったい助ける……だって、テオは友達だから!)
「やぁやぁ駄烏はん、面白そうな祭してるじゃないかい。
あっしのろっこんもひとつ、暴走させておくれでないかい〜(けらけら)」
けれどもそこに、ひたすら場を引っ掻き回す、最後の男が現れる。
骨削 瓢
。混沌の中に笑いを見出し、最上の喜劇を見ることを喜びとする男だ。
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2016年10月01日
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2016年10月08日 11時00分
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