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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●九夜山エリア・逆境(1)●
【九夜山:頂上展望台】
シーサイドタウン、旧市街、星ヶ丘の各地でもれいび達の反撃を受け、三羽烏は3羽とも敗北。
けれども、展望台にいるクローネは未だその事実を知らず、彼女を囲む歓談はこの広場でまだ続いていた。
歓談と言うか、もはや飲み会だ。いつの間にか随分増えた同席者たちに次々お酒を勧められ、トークも盛り上がっちゃって、座の中心でクローネはすっかりご機嫌。いい感じに酔っ払った所をさらに、へりくだりながら近付いてきた
呉井 陽太
に、
「首にずっと巻きっぱなしだと、テオが重いですよねぃ?
よかったらオレ、肩でも揉みますよぅ」
「あら、そ〜ぉ? ウフフ……じゃ、お願いしちゃおうかしら〜ん」
イケメンにちやほや丁寧に扱われて、気分の良くなったクローネはもう隙だらけだ。だらしなくこちらに預けてくる裸の肩を、呉井は「じゃ失礼して……」などと適当に揉んでやりながらも、もちろんテオ救出という、大目的を忘れた訳じゃない。
粘土細工のウー君、パド君、カスミさんをバレないように、首に巻かれたテオの身体にこっそり潜り込ませる。ろっこん【CCC】で3匹を慎重に操って、結ばれているテオの尻尾を解くつもりなのだ。
一方その隣りでは
桜庭 円
も、クローネが充分酔ったと見て、行動を開始。同じく傍にいた
獅子島 市子
の三つ編みの先っちょを借りて、テオの鼻をくちゅくちゅする。
「おきろー」
目の前でこんな大胆なことをされても、クローネは全然気に留める様子もなく。やっぱりかなり酔っているみたい。ただ、
ミッシェル・ナイスゲイ
が、
「むかつくわん、この猫!」
とか言いながら、テオの近くをずっとうろうろしているのが気になった。
(一応、ゲイさんには注意。でもやりすぎはだめ)
ミッシェルの挙動にはそれとなく気を配りながら、円のテオ救出作戦は続く。
ここでいちど、現在この展望台広場にいるメンバーを整理しておこう。
まず、広場の中心にクローネと、その首に巻かれて只今気絶中のテオ。
その周囲で、クローネを囲んでいる者が9名。そのうち、立場的にはクローネ寄りで、彼女を守ることを使命としているのが、
大天使 天吏
と
ミッシェル・ナイスゲイ
の2人。
獅子島 市子
は、中立のスタンス。
気持ちはフツウ寄りではあるけど、とりあえずテオの味方には、自発的な協力も邪魔もしないという方針。市子さん曰く、「ま、どーにかすんだろ」。
八十八旗 信彦
は、完全にクローネからのチョコ目当てで、テオは別にどうでもよし。
残りの
呉井 陽太
、
桜庭 円
、
十文字 若菜
、
小山内 海
、
恵御納 久隆
の5人が、テオ救出のため飲み会に紛れて潜入している者たちだ。
また同じ広場内だけど、その飲み会からは少し距離を置いた場所にいるのが
風雲児 轟
と
飛吹 蓮太郎
の2名。
さらに広場の外の木陰に隠れて待機しているのが、
雨寺 凛
、
握 利平
の2名。この計4人も飲み会組と同じく、目的はテオの奪還。
クローネとテオを除いても、計13人がこの展望台に集まっているという状況だった。
「ようクローネ、この前は世話になった」
そしてここにもう1人、テオ奪還のためにやって来た者がいる。登山道を登った広場の入口から新たに姿を見せたのは、
御剣 刀
だ。
「この前? えぇ〜、いったい何のことだったかしらぁ〜ん」
胡乱な目でこちらを振り向くクローネにも臆さず、苛立たず。御剣はここまでの山道で考えてきたことを、正面から彼女にぶつけてみる。
「いや実際凄いよ、本当に時が止まってるって感じてたし、
本当にこのまま独りで終わるかと思った。
俺の夢も今までからこれからへ繋がる道も全部終わるのかと思って……怖かった」
「ああ、ああ、思い出したわぁ〜。
あの時のコ
ね! まだ生きてたんだヤダ〜」
どこまでも小馬鹿にするように、大袈裟に驚いてみせるクローネ。前回の事件で、御剣は自分のろっこんを暴走させられ、独りぼっちの世界を体験したことがあった。彼は今、その時のことを話しているのだ。
「こんな事をできるお前やそれに近い能力を持つテオには
怖い物なんかないんだろうなって勝手に思ってたんだ」
「ウフフ、そうそう、そうよぉ〜。
まぁテオくんはともかく、この私に怖い物なんか、なんにも無いわぁ〜」
「だけど、今まで一緒に過ごしてきたののこやテオを思い返すと
勘違いなんじゃないかって思って、お前も余り変わらないんじゃないかって感じた」
ウン? 調子に乗ってはしゃいでいたクローネが、そこで首を傾げる。構わず、御剣が続ける。
「お前も色々な事が嫌で、不安でそれをなんとかしたくて、
一生懸命に足掻いている所があるんじゃないかって思って……」
(刀君が……クローネの気を引いてくれてる?)
その彼女の後ろで粘土細工を操り、テオの尻尾を解く作業中だった呉井は、クローネの頭越しにちらりと、御剣の方を見た。いや、そういう様子ではない。御剣は自分の話したいことを話しているだけだ。
ただ、結果的にクローネが話に気を取られ、作業がしやすくなっている。
(今のうちだよぅ、ウー君、パド君、カスミさん。早くテオの尻尾を……)
えっ、と粘土細工を操る呉井の動きが、そこで一瞬止まった。彼のろっこん【CCC】は、操り中の粘土細工の動物と、視覚共有も出来る。テオの毛皮に潜り込ませた内の1匹、兎のウー君が、奇妙な物をその目で目撃したのだ。
クローネの首に巻かれて、襟巻き状態になっているテオ。その猫のお腹と、クローネの首の後ろとの間に、何かが挟まっている。視覚情報を送られた呉井が、きょとんと首を捻る。
(……? 何かねぃ、この黒い物は)
一方で、御剣の話は続く。
「──だから、絶望的な所から抜け出した俺はちょっとだけお前らより
心とか気持ちとかで強い部分があるんじゃないかって思ってさ。
いやだからどうだって事じゃないんだけど、今の俺なら
お前にちょっとはいい勝負できるんじゃないかと思って確かめに来た」
そう言って御剣は軽く前傾姿勢を取り、いつでも走り出せる構えになった。
「クローネ、今回の騒動は止めさせてもらう。そして、テオは返してもらう」
宣戦布告。
けれども御剣は、これから戦いを始める男にはあるまじき、ある行動を取った。
クローネに向かって。
歯を見せて、笑ったのだ。
「いや〜、何だかんだ言ってさ、俺のフツウの中にはののこやその猫もいるみたいなんだよ」
クローネが怒りに燃えた目で立ち上がる、
「この私が、あんた達人間と変わらない? いい勝負が出来る、ですってぇ?」
「あっ、もうちょっとで起きそうなのに……!」
そのテオの鼻先で、あいかわらず市子の三つ編みを使ってくちゅくちゅやっていた円に、けれども次の瞬間、鋭い声が飛んだ。
「やめるんだ! テオを起こしちゃ駄目だ!」
呉井の声だ。いつもののんびり口調もかなぐり捨てて、蒼白な顔で円に向かって叫んでいる。
「えっ? どうし……」
返ってきた呉井の返事は、その場にいた全員を凍り付かせるのに、充分なものだった。
・・・・・・・・・・・
「テオに羽根が刺さってる……これは、クローネの罠だ!」
【九夜山:頂上展望台】
テオに羽根が刺さっている。即ち、
テオのろっこんが暴走させられる可能性
を考慮に入れていた者は、この広場には誰1人としていなかった。予想外の事態に、一瞬その場で凍り付く全員、そんな彼らを悠々と見回しながら、さも残念そうにクローネが言う。
「あらやだ、バレちゃったのねぇ〜ん。
せっかくあともう少しで、テオくんが目を覚ます所だったのにぃ〜」
ニタリ、と嗤う女の顔に、先ほどまでのだらしない表情は、もはや影も形もない。酔ったフリをしていたのだ。思えば、明らかにテオ奪還が目的と思われる者たちの接近を、クローネがあんなに易々と許す筈もなかった。
「あ〜あ、もう少し遊べると思ったんだけどなぁ〜……
Σ って、何であんたがテオくん起こしてるのよ!?」
ウン、いや、あんまり周囲の話を聞かずに、自由気儘に行動している者が1人いた。「猫の尻尾には骨が有るから、こんなふうに結べたりはしない筈だわん!」とか言いながら、化粧ポーチから取り出したメントール入りリップをテオの鼻に塗りたくっている、
ミッシェル・ナイスゲイ
だ。
『ん……む……? な、んだ……?』
テオ、あっさり覚醒。
ただ、強引な起こされ方をしたので、まだ意識が混濁しており、自分がクローネに捕まっていることも理解できてないみたい。
テオを起こしちゃった、そのミッシェルを二度見していたクローネが、気を取り直して彼のことを褒める。
「あらミッシェルちゃん、テオくんがいつまでも起きないから、協力してくれたのね。
気絶してる人のろっこんは、いくら私でも暴走させられない
ものねぇ〜。
さっきチョコを取り上げられた腹いせに、てっきり裏切ったのかと思っちゃったわ〜」
「そそそ、クローネちゃんを裏切るだなんて、そんなワケないわん!」
本当は、前回成り行きで仕方なくとは言え、崩壊する世界からテオに救われたので、ミッシェルはその借りを返そうと思ったのだ。でも、この状況でそんなこと、絶対に言えない……。
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動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
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