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寝子島(全景)
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寝子島高校
寝子島は撮影されている ~はたらくって、すばらしい。
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【Voicelog_007.wav】
「最初に出会ったときには、思ったさ。よくまあこうもジメジメと、いつまでも泣いていられるもんだって……だが同時に、こうも思ったんだ」
「この子は、まるで……俺だと」
「彼女だけが、俺を気に留めた。どこか近しい存在……寂しがり同士が惹き合ったのかもな? いくら声を張って呼びかけようと、必死に訴えかけようと、答えてくれるヤツなんて、ひとりもいやしなかったってのに……それなのに。
彼女だけが、ラジオから聞こえる俺の声に、耳を傾けた
」
「彼女が俺を、首の皮一枚、かろうじてこの世に繋ぎ止めた。あの瞬間が、全ての始まりだった」
【『Astronaut』(1)】
ふわふわ、ぷかぷか。気付けば
恵御納 夏朝
の身体は、拠り所なく宙へと浮かんでいます。
「う……宇宙?」
ぱちぱち、ぱちくりとしばたいた夏朝の瞳が、分厚いバイザーを通して、窓の外の景色を見つめます。深淵のような闇の向こうに、きらきらと瞬く星々……確かにここは、宇宙の真っ只中。いつの間にやら夏朝は、宇宙船の乗組員!
はっとした彼女。この状況が先ほど引いたジョブカード、『Astronaut』のままだということに気付いたところで、真っ先に確かめたのは、手のひらの中です。何故だか身に纏っている宇宙服の、ごわごわとした感触の手袋に、ろっこん発動の要となるねこシールが握られていることを確認して、ひとまずほっとひと息……奇妙なゲームに警戒の念を抱き、あらかじめ隠し持っていたのが功を奏したようです。
面白いのは、目の前をじたじたぱたぱた。猫用の宇宙服? とでも言うべきでしょうか、そんなものを着込んで無重力を漂う、レンズ・キャッツのおはぎです。
「おはぎちゃんも、来てたんだ……! ちゃんと僕らのこと、見ててね?」
手を伸ばして抱き寄せると、おはぎは丸っこいヘルメットのバイザー越しに、ぺろん。鼻先を舐めようとしたので、夏朝はついついくすりと、笑みをこぼしました。
「まあ! すごい、まるで本物みたいなセットですね。これからどうなってしまうんでしょう? 楽しみですね、んふふ♪」
無重力で逆さまになったまま、ぱん、と宇宙服の手を叩いた
胡乱路 秘子
。
いつだってそうして楽しそうにしている彼女を、
勅使河原 悠
は、複雑な面持ちで見つめます。
(……『見つけてほしい』。『見てほしい』……)
それは先日に、垣間見た秘子の過去から悠が感じ取った、
想い
。耐えがたい孤独に泣いていた小さな少女の、願い。あの時に見た光景を、少なくとも悠は、そのように考えています。
(私は先輩のことを、ちゃんと見ていてあげられているのかな。それに……あの人のことも)
思えば、彼女のみならず。彼も、あの男もまた、気になる言葉を残していました。
(『この感覚を共有できたとしたら』……新出府さん、この間、そんなことを言っていたけれど。もしかして、新出府さんも……誰かと自分の感覚を、共有したい? 感情を、共有して欲しい……?)
「あら、どうしました、勅使河原さん? せっかくのゲームですもの、楽しんでいきませんと! ねっ」
物思いにふけっていたら、くり、と秘子が逆さまに悠の顔を覗き込んで、あっけらかんと言いました。
そう、今はともあれ、宇宙のど真ん中。故障してしまった宇宙船を修理して、危機を乗り越えなければならないのです。少なくとも悠の引いたジョブカードには、そう書いてありました。
「ええ。そうですね、先輩。今は、ゲームに集中しないと……」
「……もう、お終いだわ!」
ふと見ると、そこは宇宙船の中の、メインブリッジといった趣きの広い空間です。大きなメインモニタに映し出されているのは無数の隕石群と、その真ん中に、どどん! とあまりにも巨大な隕石が、こちらへ向かって飛来してくるところが見えました。
がっくりと肩を落としているのは、彫りの深い顔の、妙齢の美人クルーといった面立ちの女性。夏朝は、技術者らしきSF的小道具を携えたその女性が、自分の引いたメソッドカードにより登場した、メカニックとしての技術と専門知識を持つ『エンジニア』なのだと気付きました。
ゲームの中とはいえ、女性はその登場人物らしくさめざめと泣き濡れて、
「このままあの隕石が衝突したら、この船はバラバラになってしまうわ! ああ、一体どうしたら……」
「なあに、心配はいらないさ!」
きらーん! なぜだか宇宙服のヘルメットの上にちょこんと乗っている、オレンジ色のサングラスが輝きます。ついでにバイザーの奥で、白い歯もきらーん!
「必ず君たちを、安全圏までエスコートするよ。レディとの約束を守るのは、紳士の責務さ……大船に乗ったつもりで、ドーンと! このキャプテンNOBUHIKOに、お任せさ!」
キラッ☆
片手を胸に当て、もう片方をレディへと差し伸べて、カッコイイ(と少なくとも本人は信じている)ポーズを取れば。
八十八旗 信彦
のろっこんが、ぱあっ……! と明るい希望を振り撒いて、
「は、はい……! 信じてます、キャプテンNOBUHIKO……」
うるるん。女性は打って変わって瞳を輝かせ、その勇姿にすっかり見惚れてしまったようです。自称・キャプテンも何故だかすっかり定着しているのは、攻略に多様な手段の存在する、自由度の高いゲーム性がゆえにでしょうか。
ともかくも、彼はメインブリッジの真ん中に陣取り、余裕しゃくしゃく。高らかに告げました。
「さあ、仕事を始めようか、レディたち♪」
「「「了解、キャプテン!!」」」
信彦の引いたカードは、これがまたキャプテンらしいメソッドカード、効率的アプローチの中の一枚、『損傷個所の特定』で、
「さて、張り切っていこうか! こんな危機的状況に、周りは素敵なレディばかり……頼れる紳士としてビシッとアピールすれば、つり橋効果も相まって、好感度はウナギ上りに間違いないよね!」
といった本音、彼の思惑はさておき。ブリッジの端末をかたかたかた、慣れた手さばきで操作するキャプテンNOBUHIKOの手腕は、恐らくはカードの効果のひとつではありながら、けれどその姿はまさしく、船を預かる船長といったところです。
モニタへ現れた半透明のホログラフは、船内の見取り図のようです。隕石群の襲来によって受けたダメージは深刻で、船は航行停止状態……その原因となる場所が赤く点滅しているのを確認すると、信彦はかぶったヘルメットに内蔵されている通信機を通じて、クルーたちへと呼びかけます。
「みんな、聞こえるかい? 損傷個所は、船体後部のメインスラスター周辺だ。衝突のショックで、エア漏れや電気系統のショートが発生してしまったみたいだね。俺がここからルートをナビゲートするから、修理を頼んだよ!」
「うん、分かったよ」
一方、清潔そうな白いパネルが連なる廊下を進む、クルーたち。通信機へ返答した夏朝と、その腕にはレンズ・キャッツのおはぎ。次に悠が続き、秘子、ヘルプスタッフの女性が連なります。
あちこちに灯る赤いランプの明滅を横目に、無重力の中をすいすいと泳ぎながら、彼女らは問題の現場へと急ぎます。
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寝子島は撮影されている ~はたらくって、すばらしい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
寝子島は撮影されている ~ひめこの世界
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月01日
参加申し込みの期限
2016年05月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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