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寝子島高校
寝子島は撮影されている ~はたらくって、すばらしい。
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【Voicelog_004.wav】
「あの猫。この島に見え隠れする、灰と白の影……
あいつ
だ」
「『あれ』が何であるのか、俺には結局のところ、良く分からない。分かるのは、あれが想像もつかないような、途方も無い力を持っているらしいこと……それにどうやらあいつが守っているらしい、あのお気楽能天気な女の子がバラまいた『何か』のおかげで、俺はやかましくお喋りなだけの存在から脱し、こうして行動を起こせるようになったってことだ」
「……神、だの何だの。俺の存在よりよほどに非常識なそんな言葉は、この際置いておくとしよう。関わるべきじゃない、だってそうだろう? 逆立ちしたって、俺ごときにどうにかできる手合いじゃない」
「つまり……方法が必要だ。とびっきりの、それでいて身の丈に合った、ちょうど良く上手いやり方が。静かに少しずつ、あれに気づかれないよう慎重に、事を進めるべきだ。さもなきゃ……」
「さもなきゃあ俺は、あの肉球でパンチ一発。誰もいない孤独の島に切り分けられて、人知れず消滅するだろう。そいつはどうにも、ご免被りたいからな」
【『Astronaut』(2)】
「……! 道が……」
「うん? どうかしたかい?」
八十八旗 信彦
のナビゲートは的確で、着実に目的の場所へと近づきつつも、
勅使河原 悠
の目の前には、塞がれた道。隕石衝突のインパクトから、廊下は歪にぐにゃりと折れ曲がり、スライドドアは開閉半ばにひしゃげて動かすこともままならず、彼女らの進行を妨げています。どうやらこれが、悠の引いたアクシデントカード、地形変動『歪んだドア』の影響であるようです。
「これじゃ、通れないね……」
周囲を見回して、夏朝は攻略の糸口を探します。白い壁に浮かび上がっているホログラフの船内見取り図を確認すると、迂回して先へ進めないこともないものの、かなりの遠回りとなり、大きく時間をロスしてしまいそうです。
隣で青い顔、立ち尽くしたヘルプスタッフの女性は、
「そ、そんな、ここまで来て……! このままじゃ、私たち全員、宇宙の藻屑になってしまうわ! 一体どうしたらいいの……!?」
どうにもメンタルが弱いのか、はたまたゲームを盛り上げるための演出でしょうか? やたらに不安をあおるようなセリフを口走り、夏朝や悠の胸へと焦燥を植え付けてくれます。
と、悠はそこで不意に、思い出しました。
「そういえば……あ、あの! 胡乱路先輩、確か……メソッドカードを、引いてましたよね……?」
「? わたくしですか?」
きょとんと首を傾げた秘子。あの楽屋のような部屋にて先ほど、彼女が確かにツールの調達カードを引いていたのを、悠は見ていました。
きょろきょろと周囲を見回して、やがて秘子は何かを見つけたらしく、壁の白いパネルの一角にはめ込まれた蓋をぱかっと開くと、
「あ♪ んふふ、こんなものがありましたよ。お役に立ちますでしょうか?」
差し出したのは何本かの、先端が折れ曲がった細長い道具です。ヘルプスタッフさんがそれを見るなり、ぱっと表情を明るくして、
「ああっ! これは、『レーザートーチ』だわ! これがあれば扉を切断できるわ、良かった……!」
レーザー光線を照射して金属をバチバチと切断してしまうという、SF映画にでも出てくるような道具を手渡された悠、夏朝も手伝って、じじじ、ばばばばば! ひしゃげた扉と格闘すること、数分の後。
「……やった、開いたよ!」
「これで、先へ進めますね……」
切断した扉の残骸をがらんと床へ転がして、開いた隙間の向こうを覗くと、目的地はもうすぐそこ。アクシデントをツールカードとの組み合わせで上手く乗り越えた結果、大幅にショートカットを果たすことができたようです。
損傷個所は複数に渡り、信彦の指示で、クルーたちは手分けして対応に当たることになりました。
もっとも重大な、メインスラスターに供給される電力を司る継電器の修復には、夏朝の引いたヘルプスタッフカードの彼女が、
「キャプテンNOBUHIKOの信頼に応えるために……それに、私をこの仕事に呼んでくれた、あなたのためにも。必ず、やり遂げてみせるわ!」
「うん……ありがとう」
様々な工具を取り出して、打って変わって落ち着いた口調でそう言った女性に、夏朝は安堵とともにうなずきました。
そんな夏朝と、それに悠と秘子は、隕石の衝突の痕跡らしき、壁に開いた幾つもの大穴を塞ぎにかかります。
「まあ、大きな穴ですね! 八十八旗さん、どうすればよろしいでしょう?」
「そうだね、すぐ近くに修理用資材のストックがあるから、そこから必要なものを調達して……」
秘子が尋ねると、すぐにも信彦からの通信。指示に従って、大きなパネルを何枚も運び出し、並べて大穴を覆い隠すと、レーザートーチで溶接、固定していきます。
途中、転がっている重たげで巨大な瓦礫には、夏朝がねこシールをぺたり。ろっこんを使って重量を限界まで軽くしたら、
「えいっ……!」
難なくひょいと持ち上げ、壁の穴の向こうへ放り投げて排除。シールを持ち込む工夫をしていた甲斐もあったようです。
実は彼女、もしアクシデントカードなどが集中して、ゲームクリアまでの時間が足りないようなら、えいやっと穴をくぐって船外へ飛び出し、外壁へねこシールをぺったん。宇宙船そのものを軽くして、衝突を避けてしまおう……! なんて考えていたりしました。何とも勇ましいことです。
といったことを口にしてみると、悠は目を丸くして、
「す、すごい勇気ですね……私には、真似できそうにないです……」
「んふふ、そんな恵御納さんのご活躍も、ぜひ見てみたかったですね♪」
秘子も笑って、夏朝は何となく気恥ずかしくて、むぎゅっと抱いたおはぎの毛並みに顔を埋めました。
「うん……でも、順調にいったみたいで、良かったよ」
幸いにして、あるいは残念ながら、夏朝の宇宙遊泳はお預けとなりましたけれど。カードの引きや、各人のてきぱきとした行動、アクシデントが返って時間の短縮につながったことなどもまた、総じてその成果には貢献していたことでしょう。
「あ、見てください、おふたりとも♪ んふふ、キャプテンもそこから、見えますか?」
最後のパネルをはめ込む直前に、ふと秘子が指差した、穴の向こうに。
「……うわぁ、綺麗だなぁ……」
「こ、こんな景色、なかなか見られないですよね……!」
「おおっ、本当だ! ブリッジからも見えるよ、すごい光景だなぁ」
広がっていたのは、散りばめられた無数の星々に、渦を巻く幾つもの銀河が虹色にきらめく、何とも壮大なパノラマでした。
程なく修理は完了し、ブリッジに顔を揃えたクルーの面々。
メインモニタに大々的に映し出される、迫る巨大な隕石はもはや、脅威とはなりません。
「お疲れさま、レディたち♪ 見事な仕事ぶりだったよ。さあ、出航の時だ!」
クルーたちを導いたキャプテンNOBUHIKOの株だって、きっと確かに、ウナギ登りであったことでしょう。あのヘルプスタッフの女性などはもう、憧れの英雄を見るかのような、熱っぽく潤んだ視線を送って止みません。
彼は端末をてきぱきと操作し、真ん中のレバーを握ってぐいと前方へ押し込むと、
「エンジン始動、出力全開! この宙域より離脱する!」
メインスラスターが青い炎を吹き、宇宙船は、どぎゅん! と急加速。巨大隕石の脇をするりと通り抜けると、広大な宇宙を駆け抜け、瞬く間に星の海へと消えていきました。
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寝子島は撮影されている ~はたらくって、すばらしい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
寝子島は撮影されている ~ひめこの世界
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月01日
参加申し込みの期限
2016年05月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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