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寝子島高校
寝子島は撮影されている ~はたらくって、すばらしい。
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【Voicelog_003.wav】
「シンコン……神魂、か。それからもれいびに、ろっこん。落神? なるほどね」
「調べれば調べるほどに、これらはどうにも……端的に言い表す言葉が見当たらないが……とても奇妙で、奇怪だ。と言ってもちろん、俺もまた、他人のことを言えた義理じゃあないが」
「だが降って湧いたような、これは、チャンスだ」
「そう……そうだな。こうしよう」
「これら、神魂とやらに何らかの影響を受けた、様々な現象。物品の数々。そんなモノたちをひっくるめて、『FO』……『Freaky Object』。そう呼ぶことにしよう」
「うん。こいつはどうだ、なかなかナイスなネーミングじゃないか?」
【『Submarine pilot』(1)】
ざぶんと躊躇いなく、勇ましく飛び込んだなら。丸い窓の外へとやがて見えてくる、深い、深い、一面のブルー……なだらかな斜面へ横たわる美しいサンゴ礁に、そこら中を優雅に泳ぎ回る、色とりどり、鮮やかな鱗を持つ魚たち。
ずらりと並んでぴこぴこと電子音を鳴らす、レトロな計器類の中から飛び出した操縦桿を握る
朝鳥 さゆる
の手で、潜水艇は、海中深くへと潜行していきます。すらりとした肢体を、ぴっちりとしたダイビングスーツのようなコスチュームに包み込んださゆるは、ちらり、扇形のメーターへと目をやり、
「……あまり、時間はかけられそうに無いわね」
そこに示されている酸素残量は決して潤沢とは言えず、活動限界は刻々と近づいています。ジョブカード『Submarine pilot』におけるハプニングとは、そうしてタイムリミットが迫る中いかにしてスムーズに目的を遂げるかが要であり、どうやら常に、時間との戦いを強いられてしまいそうです。
加えて実のところ、彼らが引いたカードには、多分に不安要素となるものが含まれていて、
「深海の環境は険しい、酸素も少ない……おまけに、敵対者カードばかりが集まってるな」
御剣 刀
のつぶやきは、ため息まじり。ざりり、と割れたノイズを響かせるスピーカーから聞こえてくるのは、
「待ちな、アンタたち! 深海に沈んだ伝説の豪華客船、そこに眠るお宝をいただくのは、このアタシたちだよ!」
「でも姉御ぉ、ここらの海には、ヤバイ生き物がたくさんいるって話だぜぇ~」
「そうッスよ、噂じゃ巨大イカに、巨大人喰いザメに……」
「ええい、海の男が何を弱気ぶっこいてんだい! そこにお宝があるなら、どんな障害があろうと必ず手に入れる、それがアタシら海賊ってもんだろ!」
「……いや、だから俺たちは、宝が欲しいわけじゃないんだが。聞いてるか?」
はあ、ともうひとつため息。刀の引いた『海賊一味の襲撃』カードには確かに、古式ゆかしい海賊ルックに身を包んだ居丈高な女性と、黒いタンクトップにドクロマークのバンダナを頭に巻いた、背の高い男と小太りな男。大きなハサミと長い脚を備えたカニ型潜水艇に乗り込む、海賊たちの姿が描かれていました。
やたらに個性付けられた海賊たちの通信を聞きながらに、
サキリ・デイジーカッター
が船体上部の丸窓から頭上を覗き込むと、確かに大きなカニのようなシルエットがサーチライトの光を伸ばしつつ、こちらへ向かって潜行してくるのが見えます。
「彼らの言ってる『巨大イカ』は、僕の引いたアクシデントカードだね。これから出くわすってことかな……やれやれ」
なんて、ぼやくように言いながらも、
「僕にはいつも、荒事がついて回るんだなぁ」
サキリの表情は明るく、どこか楽しんでいるようにも見えました。
彼が『MFS!』、あるいはそこに連なる様々な現象に関わるようになったのは、ごく最近のこと。それがどうやら、今回の件を境に、何らかの節目がつけられるらしい……などと聞くと、彼は少しばかり、残念に思わずにはいられません。
「できることなら、もっとこの番組の出演者として、楽しんでいたかったんだけどね。ともかく今は、このゲームを楽しもうか?」
「異論は無いわ」
あまり興味が無さそうにではありながら、さゆるもこくり、うなずきました。あくまで冷静な面持ちを崩さない彼女、握った操縦桿を巧みに操り、海流の流れを読み取り海中を進む手腕は、なかなかのものです。
やがて目の前には、ぼんやりと。深く青い視界の中、おぼろげで巨大な影が浮かび上がり、乗組員たちはそれが、彼らの踏み込むべきステージ。沈没した巨大客船、その残骸であることを悟りました。
「ソナー発信、頼むわ」
「はいっ、分かりました」
さゆるの要請に答えた
綾辻 綾花
、コクピットの一席へ腰掛けた彼女の膝の上には、丸くなった黒猫のクロワ。そのぞろりと長い毛並みをひとつ撫でてやると、
「大人しくしててね、クロワ。アクティブソナー、発信します!」
スイッチを押し込んだ瞬間に、ぴこん……という音が波となって目の前のモニタの中へ広がり、寄せては返すその反応が、船外の様子を曖昧ながらに伝えてくれます。
「……! 客船の中に、何か、大きな生き物がいるみたい。それも、ひとつじゃないみたいです」
「例の巨大イカか?」
「……あたしの引いた、アクシデントカードかも知れないわね」
刀とさゆるがモニタを覗き込むと、客船の巨大な影の中に、確かに何かが潜んでいるようです。
と、綾花が何とはなしに窓の外を覗いた、その時に。
「あ……あれ! 見てください、あそこに、光る何かが……あれって、もしかして」
綾花は思い出します。彼女が引いたメソッドカード、効率的アプローチの一枚に描かれていた、どこか神秘的なイラストのことを。
「あれは……鱗、かい?」
サキリの言葉通り。それは仄暗い海中にあって、ぽうっとエメラルドグリーンの光を灯す、美しい一枚の鱗でした。
「私の引いた、『光る鱗』カードの通りです。今、回収しますね」
綾花はコンソールから突き出たスティックを握り、潜水艇に備え付けられているマニピュレータを操作して、朽ちた客船の外壁に引っかかっている鱗を慎重に外し、回収ボックスの中へ。ついでに、外壁に開いている大きな穴の端をマニピュレータで掴んで広げ、潜水艇が通れる広さを確保しました。
この中に、ゲームクリアの条件となる、新種の魚とやらが潜んでいるのでしょう。彼らの目的とはつまり、それをカメラで撮影することに他ならないのです。
「よし、それじゃ、僕たちも行こうか」
「操縦を代わってくれるかしら?」
といって立ち上がったのは、サキリとさゆるです。
潜水艇の下部には気密性のエアロックがあり、そこには丸いヘルメットの潜水服が備え付けられています。つまり彼らは、それを着て船外へと飛び出し、潜水艇を先導しつつ、チャンスがあれば直接魚を撮影してしまおうと言うのです。
さゆるに代わり、刀が操縦席へと座りながら声をかけ、
「『耐圧潜水服』カードや『予備用圧縮空気ボンベ』なんてカードもあったが、今回は引けなかったからな。普通の潜水服だけじゃ、あまり長く外にはいられないぞ?」
「分かってる。上手くやるよ」
「ふたりとも、気をつけてくださいね……?」
綾花の心配顔に、ふたりはまるで臆する様子もなく、ただうなずいたのみ。
やがて彼らはエアロックにこもった後、ざぶん、と海水に響くぼやけた音とともに、透明で深いブルーの中へと泳ぎ出しました。
「おーっと、そうやってアタシらを出し抜こうってハラかい? そうはさせないよ! 全速前進!」
「へいっ、姉御ぉ!」
「ていうかオレっち、何だかイヤな予感がするッスよ……?」
海賊たちのカニ型潜水艇が背後に迫り、追い立てられるように慌ただしく、彼らは客船の船腹へ開いた大穴の中へと侵入していきます。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
寝子島は撮影されている ~ひめこの世界
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月01日
参加申し込みの期限
2016年05月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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