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【星幽塔】その希望に火を灯せ!
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「こっちはほとんど片付いた……ですかねー?」
「……そうみたいだな」
「そしたら、前の方行くか? 俺、なんやあの崖の上気になるんやけど」
扉より少しだけ離れた崖の上に、黒くなる前の黄色い可憐な星の形をした花が咲いているのを
浅沼 柳司
が指をさす。それを見て
如月 庚
が頷いた。
「崖の上に群生しているやつだな……?」
「お、さすが如月。俺の思ってんのと同じ事考えとったか」
「む、私だって考えてましたよ!」
本当かよ、という二人の視線を受け
屋敷野 梢
はうううと唸ったが、確かにあの数の花を無視するのは危険だと思われた。何が切欠であれが黒花に変化するかわからないのだから。
「最悪、あの崖ごと落としちまうしかねえかとは思ってる」
「如月君、過激派ですねー!」
「そりゃほんまに最終手段やな、俺は風の力で花にあの黒い手みたいなのが伸びたら防ごうか思ってたんやけど」
三人はそんな会話を交わしながら、前へと走り出した。
戦線より少し離れた場所にある岩のそばに
入江 みつび
を座らせ、
水上 桜
と
時高 クレオ
は彼女の体調を気にかけるように声を掛ける。
「大丈夫ですか……? 暫くここで休んでいて下さいね」
「ここなら、敵も飛んでこないとは思うんだけど……」
「大丈夫、もう大分良くなったからね~。もしアイツらが少しくらいこっちにきても、今度こそ私のボビナムで蹴散らしてみせるから」
だから、2人は戻っても大丈夫とみつびは笑ってみせた。桜とクレオは決して無理はしないでくださいと言うと、ぺこりと頭を下げて智照たちのところへ戻る為に前を向いた。
「あの犬、やっぱり強いな……!」
後方から癒しの光を飛ばしつつ敵の様子を観察していた
鴻上 彰尋
は、獣特有の強さを感じて魔道書を開きながら、思わずそう呟く。もちろん、それを肌で感じているのは実際に黒犬の相手をしている
エヴァ・ブランシェ
と
月居 歩
、
桜庭 円
と
風雲児 轟
だろう。
何よりも他の黒いモノ達と違うのはその獣としてのフットワーク、体力、回復力だ。さすが番犬といったところだろうか。
「いい加減、そろそろ決めさせてもらうわ!」
「その通りだな……多少の無茶はさせてもらうぞ」
歩が動いたと同時に、黒犬も動く。しばらく戦っていたせいか、動きが読めるようになってきている今がチャンスだと歩は思う。
彰尋頼りになるが、これしか今はない。そう、一か八か……なら、やるしかないと腹を括る。それは歩の退くことのない覚悟だった。
「肉を切らせて骨を絶つ、だったか?」
左腕に、黒犬が噛み付いている。その痛みに顔を顰めてはいたが、歩は確かにその腹に強烈な一撃を叩き込んだのである。その瞬間、黒犬はその牙を解いて歩から離れた。確実に弱っている動きだ、そしてそれを見逃すようなエヴァではない。
歩が与えたダメージが回復する前に、やや火力を落として弾速を速めた火の玉を連射し、ダメージを上乗せしていく。そうすれば黒犬はエヴァに向かって行くしかなかった。
「再生するなら、それが追い付かない火力で焼き尽くすまでよ」
自分へ向かってくる黒犬へ、予測通りと火力と大きさを最大限まで高めた火の玉を撃ちだした。それは回復しきった黒犬の状態であれば避けることも可能だっただろう。けれど歩の与えた一撃は重く、黒犬はその一撃を避けきることはできずに燃え盛った。
一旦距離を取ったエヴァは、ダメ押しとばかりに開いた扇子を右手に持ち、黒犬を睨み付けるとろっこん『タービュランス』を発動した。
燃え盛る黒犬は、その力により岩場へと叩き付けられる。そしてそのまま、動くことなく燃え尽きたのだった。
「礼二郎くん!」
「卯木、彼女は?」
「大丈夫でしたか……?」
自分達へ向かってきていた黒影をなんとか倒した
鮫ノ口 礼二郎
と
御巫 時子
は、こちらに駆け寄ってきた
卯木 衛
にそう問い掛ける。
「ああ、意識も戻ったから多分平気だと思うぜ」
その言葉に二人は安堵の息を漏らした。自分達に向かってきていた黒影をどうにかするのに手一杯で、みつびが襲われるのを助けに行けなかったことを気にしていたのだ。
「なら……私はもう一度あの生物に向かいます……!」
「俺も、他に出来ることねえからそれくらいしねえとな」
時子は二人に頭を下げると、再び岩場へと向かいろっこんの力を使うと、鳥へ変身し飛び立った。
衛は謎の生物を見て少し考えたあと、礼二郎を見て、
「悪いけどあっちまで投げてくれねえ!?」
と、言った。礼次郎は言われたとおりに衛を謎の生物に向かって――――投げた。そう、それは衛の言葉通りだったのだが。
「うわ、えちょ、そっちじゃねええええっ」
方向は合っていたのだ、それは間違いない。けれど衛の身体は謎の生物の体を掠め、扉の横側へと放物線を描いたのだ。なんとか地面に着地を決めたけれど、心臓は軽くばくばくしていた。
息を整えていると、いつの間にか時子が衛のそばにやってきて衛を気遣うように声を掛けた。
「大丈夫ですか……?」
「あー、まあなんとか……! それより、アイツだな」
二人が上を見上げれば、その上空には謎の生物が物珍しそうに二人を見るように動きを止めていた。よく見れば、それは実体のない影のようなものであるのが見てとれる。
「……んだよ、お前実体ねえのか!」
「そうみたいですね……私は御巫時子と申します、お名前はありますか……?」
時子が丁寧に名乗り、謎の生物へと問い掛ける。すると、それは首を傾げるようにしてまた跳び跳ね始めた。
「名前ねーのかよ! 言わねーならゴンザレスって呼ぶからな! ゴンザレス太郎!」
「ゴンザレス太郎……ゴンちゃん、ですね……」
それを聞くと、面白かったのだろうか? 謎の生物は笑うように飛び跳ねる。
「面白がってんのかよ、くそー……!」
「喋ることができないのでしょうか……?」
まるでこの生物は観察するのが楽しいように戦っている様子を見ていると、時子は考える。オーブに触れるのを、本気で阻止しようとするつもりがないみたいな、そんな気がしたのだ。
「ゴンザレス太郎はなんでテオが現れないって知ってんだ、おい! 聞いてんのかよ!」
「ステラさんとの関係は……? ステラさんの居場所はご存じないのですか……?」
そう問い掛けた時だった。黒い影が扉から出ようとしている。
再びろっこんの力を使用して、謎の生物と扉を観察していた礼二郎がいち早く気が付いて声を掛けた。
「卯木、御巫、離れるんだ! また奴らが出ようとしてる!」
「またかよ!」
礼二郎の声に、衛と時子はその場を離れ再び礼二郎のそばまで走った。その後姿に、扉から出てきた黒影が先程の質問の答えとばかりに声を響かせた。
『バカが。ここはそういうところなんだよ……くっく……ハハハハハ!』
その声に振り返れば、黒影がまた数を増やしてこちらへ向かってくる。そして扉から伸びた黒い手が、黄色い花へと触れ……新たな黒花を生み出したのだった。
黒影の群れは戦線を上げた者達へ、黒花は倒された黒犬の代わりを務めるように黒犬と戦う者達へと襲い掛かったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月29日
参加申し込みの期限
2016年05月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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