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【星幽塔】その希望に火を灯せ!
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●かくして希望の火は灯り、物語は動き出す
「っしゃああああああ!!」
卯木 衛
が確かにオーブに触れたことをその指先に感じ、スライディングしたままガッツポーズを決める。そしてそれと同時に、オーブには確かにゆらりと小さな炎が灯されたのだった。
「やったか……!」
八神 修
が安堵の笑みを浮かべて扉の方を見れば、扉の周辺にキラキラと輝く光が幾つも浮かび上がっている。それはまるで、夜空に輝く星々が現れたかのようでもあった。
「綺麗……それに、とても優しい光だわ」
「まるで、星の光みたい……」
時高 クレオ
の呟きに、
水上 桜
が頷いて同意を示す。その光景に、その場にいた全員が目を奪われていた。
「綺麗で、暖かい光だねー」
身体へのダメージがほぼ回復した
入江 みつび
も立ち上がってその光景を見つめている。
美しい星の光のようなそれは、オーブへとその光を集めるようにくるくると円を描いていく。やがてオーブは扉からふわりと離れると、星の光を纏いながら辺りを明るく照らしだす。
「見ろよ、黒い影が消えてくぜ!」
風雲児 轟
がまだ少し残っていた影人や黒花が光に呑まれるように消えていくのを指さした。
辺りが黄金の光に包まれ、黄色い星の形をした花からも柔らかい光が溢れていく。そしてそれら全ての光がオーブへと集まったその時、最初に聞いた可愛らしい声が響いたのである。
『ありがとうなの、ほんとうにありがとうなのー! これで星幽塔が出てこれるのーっ!』
「出てこれる?」
屋敷野 梢
がどう言うことかと口を開こうとしたその時、ゴゴゴゴゴゴ! という大きな音が響く。そして扉を中心にしてその周囲にどこからともなく壁が出現していくではないか。
「なんだこれは……!」
鮫ノ口 礼二郎
はすかさずガムを噛んで、その一部始終を記録しようとろっこんを発動させた。
「何が起こるかわからない、皆下がろう!」
鴻上 彰尋
がそう叫び、扉から近くにいた者は距離を置く為に後方へと走り出す。その間にもゴゴゴゴという音は鳴り続け、出現した壁はまるで早送りをしているかのように、どんどん上に横にと伸びていく。
「これが塔なのでしょうかねぇ……?」
広大な部屋が作られていく……いや、世界が作られていくような光景を
齋藤 智照
が目を細めながら見守っている。やがて見上げるのも大変なほどになった頃、扉が周辺の地面ごと浮いたのだった。
「塔が……浮いていきます……!」
御巫 時子
が和傘をぎゅっと握り締めて、空へと浮かび上がろうとするのを驚いた表情で見る。
不思議な力に満ちた光は、塔を包み込むようにして鈴島から離れ、完全に空へと浮かび上がったのだった。
「これが……ちょっと大きすぎない……!?」
浮かび上がった塔を見上げ、
桃川 圭花
は誰に言うでもなくそう呟く。すると、光が次第におさまっていき、やがてキラキラとした星を纏った炎が灯されたオーブがゆっくりと全員の頭より少し上ほどの高さでぴたりと動きを止めた。
「これが本当の星幽塔なの! こうやって浮いちゃうのー!!」
嬉しそうな声がオーブから聞こえたと思うと、オーブから光が集まって少しずつ人の形を作る。それは完全に人の形になると、可愛らしく幼い……人で言えば5~6歳くらいの少女の姿へと変化した。
「か、可愛いーー! ステラちゃん……だよね?」
桜庭 円
が思わずそう問い掛けると、少女は星のような金色から輝く海のような色へとグラデーションをみせる長い髪をふわりと揺らして、
「そうなの、ステラがステラなのー!」
と答え、それから暫くの間、ステラは当然の如く質問攻めにあうのだった。
「いっぱい言われても、ステラわかんないのー!」
そうステラが根を上げたので、一度に話し掛けずに1人ずつ質問することと、同じ質問であれば先に質問した者と一緒に返事を聞くということでその場は収まりみせた。
彰尋がステラに目線を合わせるように膝を付くと、優しく問い掛ける。
「この星の力についてなんだけど、持つものが多ければステラさんの力が強くなるとか、逆に弱まってしまうなんてことはないのか?」
「星の力は星の力なの、ステラは平気なの! だから大丈夫なの、おにーさん」
大きな瞳をぱっと開いて、ステラはにこにこと笑う。
次に、時子がステラへと声を掛けた。
「私たちを呼んだ理由をお訊きしたいです……」
「イヤな黒いのをやっつけて、オーブに火を灯して欲しかったからなの! そしておねーさんたちはそれをしてくれたの、本当にありがとうなのー!」
ぴょんっとステラが嬉しそうに飛ぶと、ブルーのワンピースと帯のように腰に結んだリボンも跳ねる。
「ステラさんとさっきの影達は何者なの?」
「ステラはステラなの精霊なの、 星幽塔はステラで、ステラは星幽塔なのー! ……黒いのはイヤな奴なの、悪いことしようとしてるの!」
エヴァ・ブランシェ
の質問に手をばたばたさせながらそう答える。
次に
月居 歩
が前に出ると、ステラは彼を見上げてにこっと笑った。
「ステラもテオのことを知ってるのか?」
「テオ? うん、知ってるの! テオは抱っこが好きじゃないの!」
テオを知っている、というその答えに、
エレノア・エインズワース
はステラを観察する目をすっと細める。円がステラの頭を撫でながら聞いてみる。
「扉の奥の世界はどうなってるのかな? それからステラちゃんの好きな食べ物とか聞きたいな!」
「扉の奥? いろんなのがあるの! ステラはあまいのが好きー!」
撫でらるのをくすぐったそうに、でも嬉しそうにしながらステラは答えた。
それらを聞きながら、修はステラが幼い容姿そのままに説明の仕方もあまり上手くないのだろうと判断する。そして少し噛み砕いて話をすることにした。
「ステラ、これでもう大丈夫なのか? まだ俺達の力が必要なら言って欲しい。必ず力になるから」
「ありがとうなの、ステラ、とってもとっても嬉しいの! 塔はまだ……」
そう言ってステラが塔を見上げようとしたその時だった。黒花が元の黄色い花に戻っているか確かめていた
浅沼 柳司
が叫ぶ。
「あの黒い生物、消えてへんぞ!!」
その言葉に、その場にいた全員が柳司の視線の先を追った。そこには扉の上空で跳ねていた、あの謎の生物が口元をニヤァリと歪めて……ステラを見ていた。
「あいつ、イヤな黒いの!」
ステラがそう叫ぶと、イーっと謎の生物へしてみせる。それを見て、さらに嗤うようにして……謎の生物は塔の上の方へと消えていったのだった。
戦闘態勢を取っていた
如月 庚
と
握 利平
はその拳を下ろすと、ステラへと向き直る。すると、ステラが泣きそうな顔をして塔の上を睨みつけているではないか。
「どうかしたのかい? あの黒いのが塔の上へいってしまったことと関係があるのかな」
澪乃 湊弥
がステラの固く握られた手をそっと優しく握ると、ステラはこくりと頷いてこう言ったのだった。
「みんな、お願いなの! 火が灯ったのは塔の根っこだけなの、だからてっぺんまで火を灯してほしいの!!」
それはこれから始まる、新たな冒険と戦いを予感させるには十分な言葉だった。
「ステラ、もう少し詳しく教えて欲しい」
修がもう一度ステラへと向き直って問い掛ける。
「ごめんなさいなの、もっとみんなとお話したいけど、ちょっと時間が足りないみたいなの」
ステラがすまなさそうに目を伏せると、その身体がふわりと浮き上がる。
「もう行かなきゃなの。みんなのことも、きっとまた呼ぶから……」
その言葉だけを残し、ステラはキラキラとした星の光に包まれながら塔へ吸い寄せられるようにして消えていく。そして眩い光が辺りを照らし、その場にいた全員が思わず目を閉じて再び目を開けると、そこはステラに呼ばれる前にそれぞれがいた場所だったのである。
塔は、と空を見上げる。けれど確かにそこにあった巨大な塔はいつの間にか見えなくなっていた。
けれど、ステラと交わした言葉と約束は確かに胸の内にある。
きっとまた呼ばれる時がくるのだろうと、一番星が輝き始めた空を見上げるのだった。
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あとがき
担当マスター:
加持蜜子
ファンレターはマスターページから!
お待たせ致しました、『【星幽塔】その希望に火を灯せ!』のリアクションをお届けいたします。
星のサーカス団の一番手として0話を担当させて頂きました、加持蜜子です。
今回は戦闘及び物語を動かす重要なお話ということで、アクションの判定は通常私が行うものよりやや厳しいものになっておりますが、皆様の素敵なアクションによって、新たな物語が動き出しました!
これからどのような物語が綴られていくのか、私もとても楽しみにしている状態ですが、きっと皆様の期待を裏切らないドキドキとワクワクをお届けできると思います。
ご参加ありがとうございました、また違うシナリオでお会いできるのを楽しみにしております!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月29日
参加申し込みの期限
2016年05月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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