this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
怪人セブンの選択
<< もどる
1
…
37
38
39
40
41
…
59
つぎへ >>
同行していた八神がネコネコ姿で解説しだした。
「泉月花は、壺井のチャンスを不意にしたくなったんだ。ここに来る間、その熱意を聞かせてもらったよ」
「八神さんが色々とあたしのことを知りたいって言うので……」
「ああ、以前から君のこと、色々と俺は知りたかったんだ。今日は話せて楽しかったよ」
「できれば今度、もっとゆっくり君の話を聞かせてくれないかな?」
「……っ!」
ズキュゥゥゥゥーンッ!!
八神のマジ王子様1000%な笑顔に、泉月花の顔が再び真っ赤に染まっていく。
「八神さん、話を進めませんか?」
その傍ら、ジト目で2人を見つめる常闇である。
「抜かりはないさ、常闇」
八神は注意深く周囲を見回すと、おもむろに『消毒液』とラベリングされている木箱に手をかざす。
「念のためだ。『分解』する!」
八神の脳内に分解のイメージが浮かぶ。意識を集中して息を止めれば、周囲の壁の釘が抜けてパタパタと壁は木片となって瓦解していく。
そしてその中から出てきたのは消毒液ではなく……、白い粘土のような固形物だった。
「……やはりな。伊平がこの船の倉庫に爆薬を仕掛けていたんだ。これはプラスティック爆弾に違いない」
八神が白い固形物に手をかざせば、中からコード類や電子部品だった破片が床へ転がっていく。
「やはりそういうことね。喫水線上で爆発させれば船のダメージは甚大よ。とはいえ、これでは不十分だわ」
ブリジットは腑に落ちないと言わんばかりに首を傾げる。
これに屋敷野も同調した。
「船は防火対策が厳重に施されていますので、炎が部屋を跨ぎにくいのです。ブリジットさんの言う通り、この客船を吹っ飛ばすには火力が足りないですね」
「あたしの船を吹っ飛ばす前提で話しないでくださる?」
泉月花は青ざめた顔で会話に茶々を入れる。
それを鬱陶しそうに屋敷野は睨む。
「うるさいですねー? あなたの船が吹っ飛ぶってことは私たちも無事じゃないんですよー? 自分の身を守るために、犯人に思考をトレースする必要があるんですから横槍入れないでくださいねー?」
「……ッ」
思っていた以上にキツイ言葉を浴びせられて、泉月花は顔をしかめて仏頂面になった。
ここで如月が苦い表情で口を開いた。
「屋敷野。つまり、ここ以外にも爆弾が仕掛けられている可能性があるってことか? そして、これを焼き焦がしたのはあの炎野郎で、扉のバツ印は俺たちへの目印ってことか?」
「悔しいですけど、そうでしょうねー? 守衛を殴って気絶させたのもその人かもしれませんし、違うかもしれませんがー。どうやって開錠パスを手に入れたのかも謎ですし。とにかく……」
ここで屋敷野が泉月花に初めて向き合った。
「沈没の目的は、黒幕がメサイアをハメる為に計画し、責任をあなたに押し付けるため。そのほうが黒幕の企みがうまくいくんじゃないでしょうかー? 肝心の企みの中身が見えないのがムカつきますけどねー。そして他にも気になる点があります。作れるのは神じゃなく、新たな神器では?」
「神器を新たに作る、ですって?」
ありえない、と言いたげな泉月花に屋敷野は言葉を継げる。
「例えば草薙剣。別名、天叢雲剣が壇ノ浦の戦いで安徳天皇と海底に沈み、それ以降は寄り代の偽物を崇めていたことをご存知ですか? 別物が本物となってる……、それが今回、起きているのかもー?」
「なるほど、メサイアが持っている神剣が偽物、もしくは寄り代の可能性があるのですか」
常闇は感心したように腕を組んで頷いてみせた。
「推測の域は出ませんけどねー。でも、否定もできません」
「そんなことって……」
ありえない、といつかは強く否定できなかった。
「どうした、泉月花?」
「いえ……。そういえば、神器のことを最初にあたしへ伝えたのは、日登美でしたので。もしかしたら……」
……沈黙する一同。
アカン。
それ、絶対ダメなやつだ。
お前、絶対に騙されてるよ、泉月花……!
「とにかく、他をあたってみようか?」
「エンジンルームも調べておきましょう? 真っ先に狙われるところよ」
桜庭とブリジットの意見は採用され、一行は倉庫から機関室へ。
と、その時、如月が困惑した表情を浮かべる。
「ツッコミを入れるべきか迷っていたんだが……」
彼は屋敷野をおもむろに指差した。
「その格好はなんだ? 仮装しろと言われて、そのベクトルへいくかフツー?」
如月が頭を抱えるほどの屋敷野の仮装とは、これである。
「100万ドルの作り笑いアイドルぅ! コズコズでっす! 惚れていいですよ☆」
「……さて、さっさと機関室へ行こうぜ。手筈通り、屋敷野はろっこんで蝶になって排気口から侵入、先行して内部を探ってくれ」
「おい待てコラ如月君ー? なんで全力でスルーするのですー? みんなもなんで目を背けるんですー? 大体、如月君だってバイト先の格好のままじゃないですかー?」
「……これのどこが悪いんだ?」
「せっかくの仮装なんですしー、そこは創意工夫を凝らして! ほらっ、キラッ☆彡」
「いいか? 俺は何も見なかった。いいな?(凄み)」
「アッハイ(無表情)。すんませんっしたー」
コンビの漫談がストンと何も引っからずオチがついたところで、一行は遠い目をしながら機関室へ向かうのだった。
<< もどる
1
…
37
38
39
40
41
…
59
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
怪人セブンの選択
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
怪人セブンの暗躍
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月05日
参加申し込みの期限
2016年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!