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【ハロウィン】ミッドナイト・フリーキー・ツアーズ!
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【彼女の秘密】
秘子の案内に従って、一行は様々な品物を見て回ります。
「……これは!?」
「あら、懐かしい。
MOCONU
(モコヌ)ですね」
矢萩 咲
が見つけたのは、サッカーボールくらいの大きさの、もこもこふさふさとした白い毛に覆われた、毛玉のような生き物。
(……か、かわいい……)
咲が心の中、そんな風に思った途端。四本の足をぱたぱたと動かして……MOCONUも彼女を気に入ったのでしょうか?
ぴょいっ!
「……っ!」
ぽふん、と咲の柔らかい胸の中へ、ダイブ!
「んふふ、矢萩さんに甘えたいみたいですね」
「し、仕方ないな。まったく……」
と言いつつ、手触りの良い毛並みを撫でなで。秘子の視線にはちょっぴり照れながら、咲も満更では無さそうです。
ロベルト・エメリヤノフ
が何かを指差して、
「ねえ胡乱路、これは何かな?」
「ああ、こちらは『
交換電話機
』ですね。電話をかけると、繋がった相手が自慢だと思う美点と、自分が欠点だと思うところを、まるごと交換できてしまうんです。んふふ、気になりますでしょう?」
それは、どこの貴族の持ち物かと思うほどの華美な装飾が施された、骨董品らしきダイヤル式の電話。
きらきらと光り輝く美しい電話を、ロベルトはじっと、魅入られたように見つめます。
「自分の、欠点と……誰かの、美点を……交換……」
「エメリヤノフさん、お試しになりますか? どなたに電話をかけましょうか、せっかくですから、とびきり素敵な方にかけたいですよね?」
「咲は……やめておいたほうが、良いと思うけど」
秘子は楽しそうに薦めてくるものの。白いMOCONUを抱きながら、まだいくらか警戒しているらしい咲には、そんな風に言われまして。
「う、うん。やめておこうかな……あはは」
とっても心惹かれつつも、自分の欠点を押し付けることになる誰かのことを考えたら、やっぱり、気が引けてしまうというものです。
「では、こちらは? 何かの卵のようだが……」
続いて尋ねたのは、並ぶ品々に興味津々な、
八神 修
です。
彼は今日のツアーを通じて、謎に満ちた番組、そして秘子についても何かしらの情報を得られれば、と考えているようです。これは滅多に無いチャンス!
そんな彼が示したものは、小さな羽の生えた、ニワトリの卵のようなものでした。
「んふふ、さすが八神さん! お目が高いですね」
FO/G-20579『万能の卵』
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
・通常形態のFO『20579』は、
鶏卵に小さな一対の白い翼が生えたような形
を
している。
・『20579』を使用者が手に持つと、『20579』は
使用者の馴染みが深いイメージ
に応じ、多様な形へ姿を変化させる
。
・また特定の被対象者と対峙し『20579』を向けると、
被対象者の備える弱点を
突く特性を、変化したイメージに応じた形で獲得する
。
・本FOは特筆すべき攻撃性を持つ武器ともなり得る可能性があり、取り扱いには
細心の注意を要することを自覚するべきである。
※本FOについては例外的に、他のカテゴリレベルX以上のFOが引き起こす
ハザードへの対処に限定し、監督者の指示があれば局所的な使用を許可する。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
何やら物騒な説明もありつつ、秘子の薦めで、修が手に取ってみますと……卵は、ぱっ! 瞬く間に、一冊の本へと姿を変えました。
「書物……知識か。なるほど、俺らしいと言えるか」
ひとつ苦笑いしつつ。
修は資料の中にある、もうひとつの性質について、ふと。思いつくことがありました。
「こうすると……どうなる?」
本を秘子へと向かって、す、と掲げてみます。そうすることで……つまりは謎の多い彼女について、何か分かることがあるかも知れない。彼はそう考えたのです。
「あら、わたくしですか? んふふ……」
にんまりと笑った彼女。
「何が……書いてあるんだ?」
「確かにちょっと、興味があるかな……」
咲とロベルトも覗き込み、見守る中。本の中に浮かび上がった、秘子の、弱点。
『
誰にも顧みられることなく、見つけてもらえず、忘れ去られてしまうこと
』。
「…………?」
「んふふ、何と書いてありましたか?」
言葉の意味は、良く分かりません。今はまだ。
「……いえ。大したことではありませんよ」
「あら、そうですか? 気になりますけれど」
けれどともかく、修は、ぱたん。本を閉じました。
「本、と言えば……」
修の手にした本を見て、ふと口を開いたのは、
綾辻 綾花
です。
「以前に図書室で、お会いしたこと、ありましたよね? 胡乱路先輩」
勉強の合間にちょっとした息抜き、ぱちりとつけたテレビの中。何だか見たことのある顔が映っておりまして、じーっと見つめていたところに、綾花はこうして呼ばれ、顔を見るなりようやくに、彼女のことを思い出したのでした。
「ええ、図書室へは時々、お邪魔させていただいておりますから。図書委員会の皆さんのことも、もちろん存じておりますよ? 綾辻さんのことも、恵御納さんのことも」
「……僕も?」
唐突に目を向けられて、
恵御納 夏朝
はきょとん。
夏朝は今夜、この場に呼ばれたことについて、ひとつの疑問を感じていました。初めてのはずなのに、初めてではないような……どこか感じたことのあるような、この感覚は……?
彼女に見覚えがあると思ったのは、図書室で見たことがあったから? なんて、いまひとつ納得が行かないながらに。ともかく夏朝はうなずきつつ、
「そっか。胡乱路、先輩。先輩なんだ」
そういえば先ほど、夏朝にとっては先輩にあたる、2年生の
毒島 虹子
や
霧生 深雪
が、彼女をクラスメートと呼んでいたのを思い出します。
確かに寝子島高校の中、意外なところで彼女を目撃したという証言、噂も、ちらほらと聞こえてくるところではありまして。
それに夏朝と綾花は、図書委員。図書室を利用したいという誰かがいるなら、そっと迎え入れてあげるのが、彼女たちの役割でもあるのです。
「胡乱路先輩。図書室へは、いつでもいらしてくださいね?」
「うん……歓迎するから」
綾花の微笑みに、夏朝の猫型パペット『ハルくん』が、ぱくぱく。そんな風に言いますと、
「ええ、ありがとうございます♪ とっても素敵な図書室ですもの。またお邪魔させていただきますね」
秘子もご機嫌な様子で、んふふっと笑いました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月12日
参加申し込みの期限
2015年05月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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