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●泉先生といっしょ(イタズラ編2)●
【南校舎1F・教室〜廊下】
「わー!? 皆が幼稚園児に!? 私もちっちゃくなってる……!」
軽音楽部の
雨寺 凛
は、スモック姿になってしまった自分の手を、まじまじと見直した。
「こんなおててじゃギター持てないよー!」
そこでハタと口をつぐむ凛、
(……「おてて」? 喋り方まで子供になってきてる……)
このままでは知能まで子供になるのも、時間の問題かも?
「と、とにかく原因を突き止めよう!
学校探検……じゃない、捜査だ!」
そうして早速、教室から廊下に出ようとする凛だったが、ドアを開けた瞬間、
ガラガラ……→スパーーン!
チビ凛の頭に、仕掛けられていた黒板消しがヒット。
「あたっ……って何これ!? けほっ、くしゅん、くしゅん!」
さらに一工夫されたコショウが、黒板消しからモクモクと周囲にたちこめ、
「うわあ!? って、いたた……何かばら撒いてある……ビー玉?」
くしゃみに気を取られた凛が、さらにビー玉で足を滑らせるという連鎖コンボ。
「こんな事誰がしたの……!? 痛いよぅ……えーん、えーん……パパぁ……
……はっ、泣いてる場合じゃない!」
どれも子供っぽい罠だけど、やけに昔っぽいと言うか古典的なイタズラの数々。
「あははは、やったじぇきりのん!」
「おっしゃ、だーい成功! 次いこーぜ!」
はっと声のする方を見れば、廊下の向こうを何故か竹馬に乗った子供たちが逃げていく。そのうちの短パンの方は、もう1人の男の子に肩ぐるまされて、2人で器用に竹馬を乗りこなしていた。
「あれは……? そうだ、ねこったーに何か書いてないかな?」
とそこで携帯を確認する、チビ凛。『八神の書き込み』には、泉先生がイタズラを仕掛けている──という情報までは載っていなかったが(八神修が目撃することができたのは、あくまで先生たちが会議室を出て行った直後の外見と行動のみに限られるので)、その外見特徴から、今逃げていった男の子の1人が、泉先生なのではないかという類推まではできた。
そして、泉先生といえば、この雨寺凛が副部長を務める、軽音楽部の顧問でもある。
「よし、探しだしてやっちゅけてやるー! ……じゃない、止めるだけだよ!
おちちゅこう、わたちはこうこうしぇい、こうこうしぇい……」
【北校舎3F・校長室】
「にへー、誰もいないのー、今のうちに宝物探すのー」
ぴょこぴょこぴょこっ、とドアから顔を出した小さな3人組は、先ほどの
空風 由利
、
響 タルト
、
骨削 瓢
のイタズラっ子たちだ。
職員室の引き出しを漁りつくし、今度は校長室にまで獲物……じゃない、お宝を拝借しにやって来たのである。
「あっ、でも悪いドラゴンがいるのー。お宝をまもってるのかもっ……?」
首にリボンを巻いた仔猫が3匹、部屋の中でとび跳ねていたけれど、にゃーんとそれぞれ可愛らしく鳴いて、開いたドアの隙間から出て行ってしまった。
「きっとあっしたちの勇姿に、恐れをなしたんでちゅ……コホン、だぁね」
「やったね♪ さすが空と陸と海のゆうしゃだね!」
さて、まんまと校長室に忍び込んだ3人組は、ゲットしたお宝をさっそく机の上に並べて、見せ合いっこを始めた。
「タルトは、これをきりちませんせーから取り返したの!」
まずジャジャーンと、
響 タルト
が自慢げに取り出して見せたのは、おっぱいマウスだ。
マウスパッド
ではない、マウスである。男は黙って1ボタンクリックの、中央に突起物が付いたじつに漢らしいアレのことだ。
「あっしは、目ぼしいお宝が見つからなかったでちゅ……コホン、でちゅよぃ」
と残念しきりなのは、
骨削 瓢
だ。職員ロッカーをメインにこじ開けようとしたのだが、幼児の力では鍵が開けられなかった。バールでもあれば別なのだが、あいにく骨削には、そのような道具の用意は無い。今回の事件は突発的なものであり、事前にこの事態を予測して道具を準備しておくことは、不可能だったからである。
「じゃー次は、由利のばんだねー!」
空風 由利
は、この校長先生の机から、とっておきのお宝を見つけるつもりなのだ。意気揚々と、順に引き出しを開けていく由利……と、その時突然、表の廊下が騒がしくなった。
「こーちょーせんせー……?」
雨宮校長が、戻ってきたのかもしれない? 3人はびびくっ!と顔を見合わせ、
「こーちょーせんせー怒らせたら怖いんだよー。は、早く隠れるのー!」
とカーテンの隅に隠れる由利たち。入れ違いにやって来たのは、校長先生ではなく、肩車して竹馬に乗ったガキンチョ2人組。泉先生と、ちびのんこと
桐野 正也
だ。
「おっしゃリュージ、次はどんな悪戯にすっか?」
「そうだな……あれ? なんか、引き出しが開いてるじぇ?」
2人が引き出しから取り出した物を、カーテンの影から首を伸ばして、そっと由利たち3人組ものぞき込む。
「何だこりゃ。ボタン……?」
赤いボタンだ。「DANGER!!」とか書いてある、ポチットナと押したらヤバイ系のボタンである。思わぬ見っけものに、がぜんテンションが上がるちびのんと泉先生。
「こっ……これはアレだぜ!? 押したら校舎がへんけーして、きょ大ロボになるアレだ!」
「ちがうじぇ、きっと押すとプールが割れて、中からうちゅーロケットが飛び出すんだじぇ!」
泉先生、ノリがいい。それを聞いて辛抱たまらなくなった由利たち3人組も、
「あー! 宝物取っちゃめーなのー! 返すのー!」
とカーテンの中からとび出した!
「あっ、何だよお前ら? これは俺たちが先に見つけたんだぞ!」
「ちがうよ、空のゆーしゃのお宝だもんー!」
たちまち、なぞのボタンをめぐって、ドタンバタンの争奪戦になる泉先生らと『Joker』たち。
「え、えぇっと……どうしてこんな事に……あ、泉先生?」
その校長室の騒ぎを聞きつけて、
勅使河原 悠
と
畑生 言嗣
の2人もやって来た。ねこったーで泉先生の情報を得て、さっきから先生を探していたこの悠なのだったが、
「ど、どうすればいいんでしょう……」
キャットタワーや優勝旗も倒れるその室内の混乱っぷりを見て、早くもべそをかきつつおろおろ。
「ふふふ、ちょうがないね。わたしにまかせたまえ。
みごとちゃわぎ(騒ぎ)をしずめてあげようじゃあにゃいか」
幼児になっても不敵な笑みで進み出た、
畑生 言嗣
が「大きく三つ、小さく三つ、お静かに」と言って、子供たちの注意を引こうとするのだが、
「どろぼー! そのでんせつのアイテム、かえちなちゃ〜い」
とくに効果はなく、ひとしきり騒ぎ回った後、ドタドタと子供たちは出て行ってしまった。あわてて悠もその先生たちを追いかけ、畑生だけがぽつーんと取り残される……まあ、静かになった。
「ふふふ、わたしにかかれば、小ちゃい子などざっとこんなもにょ……」
自分にはふさわしい席だと思ったのか、ちょこんと校長の椅子に腰掛け、一人尊大に笑う畑生だった。
【北校舎3F・廊下】
「……ここはどこだ? と、とーさん? かーさん?
あっ、べ、別にとーさんたちがいなくてこわいわけじゃないぞ! だんじて!」
と誰にともなくそう力説しているのは、スモック姿の5歳ぐらいの幼児、
春巻 空太
だ。しかしまわりに誰もいなくて、明らかに途方にくれている様子。
「……? おいおまえら、いったいなにをして……って、あぁっ!」
カカカカカッ。そこに竹馬走りでやって来た、泉先生、
桐野 正也
の2人を見て、
「ろーかをはしっちゃいけないんだぞおまえら! 名をなのれ!」
が、追われている2人はそれどころじゃない。たちまち春巻の前を走り去り、
「そ、それにそんなのではしってたらせんせーにおこられるんだからな……
いやおこられるからやっちゃいけないんじゃなくて、えっと、
しゃかいのジョーシキっていうか、なんかそんなので……ダメったらダメなんだー!(じたじた)」
春巻が長々としゃべっている間に、追ってきた『Joker』の3人組、涙目の
勅使河原 悠
も、びゅんびゅんと目の前の廊下を通り過ぎる。
「あっこら! にげるなー! まだはなしはおわってないぞ! まてー!」
とようやく春巻もその後を追うのだが、自分が走るのはいいんだろうか。ホントのところは、置いていかれてまた1人ぼっちになるのが、怖いだけなのである。
「ま、……まってよぉ……(えぐえぐ)」
「あ、いたー! ちょっとー! なにやってるの、そこの2人ー!」
その廊下の反対側から、ようやく泉先生を見つけた
雨寺 凛
も走ってきた。
「イタズラはだめだよー! てーい!」
と走る竹馬2人組に向かっていきなり真正面からキック、
「「のわあああっ!?」」
べきっと折れる竹馬、放り出される泉先生と桐野、
「このー、さっきはよくもやったわね!」
「返すのでちゅ、いやさ、あっしらにそのボタンを返すんだよぃ〜」
そこからは追いついた『Joker』たちも加わり、くんずほぐれつの子供のケンカだ。
「どーだ、まいったか! えっへん!」
結果は多勢に無勢で、泉先生たちの負け。顧問の先生に馬乗りになって、エヘンプイと鼻高々の雨寺凛はそこで、
「あれ? えと、あたち、なんのためにこのおとこのこやっちゅけたんだっけ……」
遠巻きにこちらを見ている勅使河原悠と目が合い、追いかけていた目的をようやく思い出した。
「あ、そうだった! みんながこどもになったげんいん、
なにかしらない!? きみがなにかしたの?」
「イテテこの男女……な、なんのことなんだじぇーい?」
「こっ、ここは私に、まかせてください……」
そこにおずおずと進み出たのは、勅使河原悠だ。
「私のろっこんなら、多分、確認は出来るはず……!」
泉先生を追いかけていた1人、この悠は今回の事件、子供化を望む・喜ぶ人は誰かと考え、泉先生が暴走もれいびである可能性が高い、と考えていたのだ。
そして彼女のろっこん【嘱目する実正】は、他者のろっこんをビジュアルとして知覚することができる。
(弱体化でぼんやりとしか見えなくっても、それでもビジョンが見えるかどうかで、
先生がろっこんを持ってるかどうかの判別は付くはず……)
右目を手で隠し、【嘱目する実正】を発動させる悠──だが、結果は、
「見え……何も見えませんね……」
キョトンとしている泉先生のまわりには、何も見えなかった。ということは、
「い、泉先生は……犯人じゃなかったんですね……」
へなへなと脱力して座り込み、はっとそこで思い出したように、犯人候補の1人が除外されたことを、悠はねこったーに書き込むのだった。
さて、ところで奪い合いをしていた例のボタンは、いったい何だったのだろう?
「むー、由利のお宝はいったい、どこにいったのー」
由利のって言うか、校長先生のボタンなのだが、ともかく廊下の端っこに転がっているそのスイッチを見つけて、走り寄ろうとする
空風 由利
。が、それよりも一瞬早く……
「にゃーん?」
そこに通りがかった、首にリボンを付けた仔猫が、無邪気にそのボタンを押した。ポチットナ。
それを見て、驚愕する『Joker』と泉先生たち、
「「あーーー、押したーーー!?」」
【北校舎3F・校長室】
「うわわわっ、なんだあ!?」
いきなりクッションが膨らんで、
畑生 言嗣
は校長の椅子からぽよ〜〜んと放り出された。
「な、ななななな……」
その校長席で、みるみる大きくなってそこに鎮座ましましたのは、
「こーちょー……いや、エア校長?」
空気で膨らんだ、風船製の校長先生だった。
「なんで、こんなもにょが……ああ、まさか」
たぶん校長は仕事がイヤになると、この風船を影武者にして、いつも外に遊びに行っているのだろう。あのボタンは、このエア校長を膨らますスイッチだったのだ。
「しかし、なんでまたいきなり……?」
事情を知らない畑生はそこで、ひとしきり首をひねりまくるのであった。
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シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
推理・サスペンス
定員
1000人
参加キャラクター数
187人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月01日
参加申し込みの期限
2013年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!