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●泉先生といっしょ(イタズラ編1)●
【北校舎3F・音楽室】
黒井 静
はあきらめて本を閉じ、立ち上がった。
(ほんとならこのまま、本でも読んでたいところだけど……)
子供になった動揺はさして無い静だったが、漢字がさっぱり読めなくなってしまったのだ。
このままでは、いつまでたっても好きな本を読み終えることができない。
「さっさとはん人を見つけて、元にもどさせないと」
こうして静は立ち上がったのだ。本の続きを読むために。
さて、犯人は会議室を出て行ったという話だし、どこかに隠れている可能性もある。
まず静が探そうとしたのは音楽室だったが、ここには先客がいた。
ドラム演奏の練習中の、
羽黒 空
だ。
頭にヘッドホンマイクを付けたままなので、静の入室には気付かないよう。
無表情ながら、夢中でひたすら趣味に没頭しているその姿には、多少の親近感を持つ静だったが、声を掛けるのはちょっとはばかられるほどの集中だ。
(それに、このへやにかくれようと思うはん人はいないよね。
かくれるならもっと、人気のないところを……)
そう思い直して、静は次の場所を探すことにした。
【弓道場】
弓道場は第2グラウンドの近くの、校舎からはかなり離れた場所にある。
「ここならはん人がかくれてても、おかしくない……」
そう考える
黒井 静
だったが、ここにもやはり先客がいた。
夏神 零
、
魂行 凪
の2人だ。
「だめじゃ……引けん……これでは鍛錬にならにゅ……いやならぬ……」
授業はサボってでもいたのか、ここで鍛錬中に子供化した
夏神 零
は、身体が小さくなってどうも弓も引けない様子。また、自身のろっこん【朱雀之舞・翼刃】を試そうとして、
「ぽよんって……こ、こんにゃくが斬れぬとはこの夏神零……一生の不覚でござりゅ……」
ろっこんの弱体化を嘆く。そもそも「月の出ている夜」という発動条件を全く満たしていないのだから、ろっこんが発動するわけもないのだが、零は幼児化しているのだ、おそらくそのような判断もできなくなっているのだろう。
「む? あそこにこんにゃくと戯れておる童がおるのう……」
その零を見つけて、
ルーシー・R・マクミラン
がやって来た。落ち込んでいる弓道衣の幼児に話しかけ、
「……ほう、小さくなってろっこん能力も衰えたとな……
なるほど、では私も自慢の声を試すとしよ……」
とルーシーも自分のろっこん【今が煌めき、輝く時!】を試そうとするのだったが、
「な、何と一緒におった娘が、服を脱ぎ始めおった!?」
そこで何故かポンチョ1枚に着替え始めた、
魂行 凪
の姿にびっくり。
「……あっぱれ! その人の目を独占する為に身体を張る気合と根性、実に気に入った!
……何違う? これがろっこんの発動条件じゃと? ……難儀なものじゃのう……」
けれど、凪のろっこん【凪風】も弱体化により、起こせるのはせいぜい微風ぐらいのものだった。
それでも楽しそうにしている3人はそのままに、そっと弓道場を後にする黒井静。
(うーん、ここにも人がいたのね……もっと人気のないばしょを)
倉庫、建物の影の死角、植木の隙間……とさらに、しらみつぶしに心当たりを探していく静。
「いどうに、すごいじかんかかる……つかれた……」
でも、負けない。本の続きを読むためにも。
【体育倉庫】
「わっ、だ……だれ、あなた?」
今度は体育倉庫だ。人の気配をここに感じて、跳び箱とボールカゴの隙間をのぞいた
黒井 静
はぎょっとした。そこに、体育座りをしたままジッとしている男の子──
ヨハン・プレストン
を見つけたからだ。
「…
……
………
…………」
「な、なにしてるの、そこで?」
ヨハンはとくに動揺することもなく、こう答える。
「パパとママが……狭いところに隠れてなさい……って。
しばらくしたら迎えが来るから…………って」
その後は黙りこんで、ずっとそのまま。何を聞いても答えようとしないヨハンだったが、その頑なな様子に、静も試しに隣りで真似して、体育座りをしてみる。
(あ……ここ、落ち着くかも)
ふだんからこそこそしているこの静も知らなかった、ベスト隠れスポット。
しばらくそこで1人と1人、ぼんやりと過ごす静とヨハンなのだった。
【北校舎2F・職員室】
ちっちゃくなっても、ジャーナリスト魂は忘れない。メモ帳片手に
真壁 真美
は、
「こういう時こそしゅざいよ、取材!
しんそーをつきとめて発表すれば新ぶん部のどくせんスクープよ!」
幼児化事件の真相をスクープしようと、まず真美がスタートしたのは職員室だった。
「今のじかんをかんがえると、せんせーがいそーなのは5じかん目のじゅぎょーをする場所かな?
まずはしょくいん室に行って1年のじかんわりをもらってきた方がいいかな」
そう考えて来てみると、すでに職員室には、
鰐淵 碧緒
と
桃川 圭花
の2人がいた。
「白沢せんせーは、っと……この時間のじゅぎょーは、ちょうりじっしゅうなのね。
じゃあまずは、かていか室からしゅざいかな」
そうやって真美が時間割をチェックしていると、その横から、3歳児の
鰐淵 碧緒
が、
「むしりょ(むしろ)、たんとー科目に合ったこーどーを取ってるしぇんしぇーたちは、
こうほからじょがい(除外)すべきだとおもう」
と口を挟んできた。そこから、犯人候補は島岡先生、樋口先生、泉先生のうちの誰か、という自説を話したのだが、なぜそう考えるのかは根拠に乏しく、話を聞いても真美にはよく分からなかった。碧緒自身、この3人に絞ったのは勘のようで、自分の推理に納得いかずに、ちょっとむくれているよう。
「大人になりたくない、と思ったしぇんしぇーが、11人の中にいたんじゃないかな……」
それを聞いた
桃川 圭花
も、自分の推測と似ていると思ったのだろう、
「私もこじん的に、『もうやだ、子どもに戻りたい』と思ったせんせいが、
こん回のはん人じゃないかと思ってるんだけど」
その推測を元に、圭花は先ほどから、掲示板や先生達の机をチェックしているのだった。
職員会議の内容自体は、あらかじめ確認していた『八神の書き込み』からすでに、中間テストについての会議だったことが判明しているが、他にも何かストレスを抱えた先生がいなかったかどうかを、特に調べようとしている、この圭花。
「たとえば、クラス内でもんだいのあるせいとをかかえていたとか……?」
しかし、例えばそこで「問題のある生徒リスト」なんてものが見つかり、そこに自分の名前が書かれているのを発見でもしたら、さすがのひねくれ圭花だって困ってしまうだろう。
じっと、ある先生の机を見つめて……いやいや、とぶんぶんおさげを振り、思い直す眼鏡幼女。
「とにかく、たとえ子どもに戻りたいと思ったせんせいがいたとしても、
私までまきこまれて、あのころにもどるなんて、ぜったいにごめんよ……」
そうつぶやいて調査を再開する圭花だったが、この職員室では結局、思うような成果は上がらなかった。
また彼女は、独自に情報を集めているらしい
桜崎 巴
のネットワークとも接触したかったのだったが、『ひみつけっしゃ』バッヂを付けた子供とも、ついに出会えずじまいだった。構成員が少なすぎて、まともに機能していないのかもしれない。
あとはせめて、ねこったーに投稿して、「得た情報は紙に書いて残しておく」ことを呼びかけておく圭花。
「そろそろ、けーたいのそうさ自たいをわすれそうだもの……あら? あの子たちは……」
そこで圭花は、自分たちの他にもこの職員室で、先生の机の引き出しを、片っ端から開けている子供たちがいるのに、気が付いた。
「ゆうしゃだからアイテム探しは当然だよね♪」
とか言ってる
響 タルト
、
骨削 瓢
、
空風 由利
の
『Ms.Joker』
の3人だ。子供になっても、イタズラ魂は変わらないらしい。
「あっ、ずるーい! 由利もねー、ゆーしゃしたいのー!」
何だか3人で、勇者の取り合いになったものの、
「むー、じゃー由利は空の勇者ー! 陸の勇者と海の勇者、合わせて仲間だよー」
そういうことで落ち着いたらしい。
「んじゃ、あっしはさしずめ、陸の勇者でちゅね……コホン、だぁね」
とデジカメ片手に、にんまり笑うのは
骨削 瓢
。
「このゆーしゃ3人で、悪いせんせーから宝物を取り返すのー!」
と架空の剣をピカピカかざす
空風 由利
、
「どろぼーじゃないよ? でんせつのアイテムじゃなきゃかえすから」
と
響 タルト
も調子に乗って、先生たちの引き出しを開けていく。
「まずはきりちませんせーの机チェック!」
【プール脇】
「なんだよここでかくて広いのにジャングルジムがないじゃんかーちぇー。
……お、この棒おもしろそう! はははは! いえーい!!」
プール脇のフェンスを、拾った棒でガタガタ叩きながら走っているのは、
桐野 正也
5歳。半袖短パンのよく似合うガキンチョルックの子供だが、
「うわっ!」
その桐野(以下ちびのん)がいきなり足を取られてすっ転んだ。
見れば足許の雑草が、輪っかの形に結び合わされて、単純なトラップになっている。
「なんだよこの悪戯! ひっかかちまったじゃねーか……」
その周りにも、似たようなトラップが転々と……子供が仕掛けたイタズラなのだろうが、それにしてもずいぶん昔っぽいイタズラだ。
「やーいやーい、ひっかかったじぇいっ!」
とからかう声のする方を見れば、そこにはちびのんと似たような年のやんちゃそうな男の子が、竹馬に乗って器用にこちらを指さし、笑っているではないか。
「お前だったんだな、こんな悪戯はやめろ!」
とピョンと起き上がり、ちびのんが走りだそうとすると、いきなりその子供がびっくりしたように、
「あっ、危ないじぇ! 海に落ちたら、サメに食べられちゃうんだじぇ?」
「……はあっ?」
足許を見ると、ちびのんが今立っているのは影の無い日なただ。ちょっと考えて、試しにちびのんが1歩後退して、元いた建物の影の中に戻ると、その男の子──
泉先生
がウンウンとうなずいた。
「おい、よかったな、おまえ! 危うくサメに食べられるところだったじぇ!」
なるほど、そういう「ルール」らしい。子供の桐野もたちどころにこれを理解し、
「よーし、海に落ちなきゃいいんだな? 今そこに行くから待ってろよ!」
とぴょんぴょん影で出来た「島」を踏んで、その男の子をさっそく追いかけるちびのん。けれど泉先生の方は、追いつかれるそのきわどいところで、さっと竹馬を使って次の「島」に移動し、桐野を悔しがらせる。似たような背格好だが、竹馬のリーチがある分、ちびのんが届かないような遠くの影まで移動できるのだ。
「ず、ずるいぞお前さっきから! ……よーし、こうなったら!」
地団駄を踏んでいたちびのんが、そのままへいぜんと、影の無い場所を歩き出した。
「あっ、おまえ何やってるんだじぇ!」
「ンーンンン、ンー!!(バ〜リア! 息を止めてる間は、バリアでサメも寄ってこれねーの!)」
子供って、臨機応変。たちまち泉先生をとっ捕まえるちびのん。
「おまえ、ずるいじぇ!」
「ずるいのはそっちだろ! その竹馬、俺にもよこせよ……ちょっとうらやましいだろ!」
「やなこったじぇいっ!」
とたちまち、取っ組み合いのケンカになるガキ2人→数分後に、意気投合するのはお約束。
「……なんだよお前けっこうやるじゃねぇか」
「ふっ、おまえのパンチも、なかなかのもんだったじぇ」
「しかたねぇから許してやるよ。代わりに俺にもその竹馬のやりかた教えろよなー……
あ、それ1つしかないのか、じゃあこうしたらもっとおもしろいんじゃね?」
結局なんだかんだでグルになっていっしょに遊び出す、ちびのんと泉先生なのだった。
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
推理・サスペンス
定員
1000人
参加キャラクター数
187人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月01日
参加申し込みの期限
2013年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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