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被服室、百年机の暗号
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●暗躍、悪戯クラブプラスワン(その2)
1階女子トイレの様子を窓の外から眺めていた
宮野 雷子
は、2階廊下に控えている
屋敷野 梢
に「成功!」のサインを送る。梢は雷子に「了解!」のサインを返すと、これからやってくるであろう生徒たちに見つからないように、物陰にすっと身を隠す……。
◆
女子トイレにて、
アネモネ・アドニス
と
雨宮 煽
という二人の隊員を失ったお宝捜索隊であったが、2階生物室の前に着いた時には、新たに二人の仲間を迎えていた。
八重崎 五郎八
と、
勅使河原 悠
だ。
二人とも机の暗号は簡単に解けてしまったらしい。
五郎八は白沢先生に声をかけ放送室に行こうと被服室を訪ねてきたところを。
悠は暗号を解いたはいいが一人で放送室に向かう勇気がなく、被服室前でうろうろしていたところを、お宝捜索隊にスカウトされたのだ。
「これははじめから、『解読される事・見つけられるのが前提』だったと考えて間違いないと思う。まあよく見てご覧よ。この手紙、古ぼけた風を装っているけれど、こうやってにおいを嗅げば……」
五郎八は悠の鼻に手紙を寄せる。
「……あ。絵の具のにおい……」
「古いものじゃないってこと。誰か、仕掛け人がいるんだよ。現在のこの学校にね。そうじゃなきゃ、女子トイレの悪戯が成り立たない」
「わーお。気づかなかったよー」
シダは素直に関心している。
「でも誰がこんなことしてるんだろー?」
「それは気になるところだね。白沢先生だろうか? あの先生ちょっとお茶目な所あるし……」
と五郎八は首を傾げる。
「次の暗号を解けば……わかるんじゃないでしょうか……。たしか、『せいぶつ しつひと のもけい のあたま』……」
そういってから、悠は、みんなの視線が自分に集まっているのに気づき、慌てて首を振る。
「えっ、あのっ……そのっ、む、無理です……!」
「あなたなら出来る!」
揺炎がにこやかに悠の肩をたたく。
「大丈夫だよー。シダも一緒に行ってあげるよー」
「え、え、ええ~~……っ」
◆
薄暗い生物室の中を、悠とシダが進んでいく。
なぜ電気をつけないのか……。トイレと違って電気が切れているわけではなかったが、五郎八と揺炎の演出である。五郎八と揺炎は、この暗号の連鎖をすっかりレクリエーションとして割り切ることにしたのだ。暗い方が怖くて楽しいじゃない、というわけである。
「う、うう~~……」
悠が呻く。
生物室の中には、案の定、何かのホルマリン漬けだとか、薄気味悪い解剖図などが溢れている。そして、この生物室の中で「人の模型」と言えば、もちろん……。
「この、人体模型……ですよね……」
悠が恐るおそる、等身大の内臓模型を指差す。取り外せるように作られた内臓、脳、脊椎、脊髄などが収められた、迷惑なほど精巧な代物である。
「頭のところ、蓋みたいになってるねー」
呑気に答えるシダを、悠は涙目で見つめた。
どうぞあなたが開けてみてください、という訴えを込めて。
しかし。
「開けてみてよー」
「う、あう……」
……シダには通じなかった。
悠は意を決して、頭に手をかけた。
「え、えいっ!」
頭をカパッと開ける!
普段なら脳味噌の模型が入っているはずのそこから、びっくり箱よろしく、びよ~んっ、と、グーパンチが飛んできた!
「きゃっ」
目をつぶった悠をかばうようにシダが飛び出す。
「モッ! ハイ! バー!」
ベトナム語の掛け声に合わせ、シダの鋭い蹴りが飛ぶ。
グーパンチは粉々に砕かれ、地に落ちた。
「す、すごい……今のは……?」
「ベトナム格闘技、ボビナムだよー」
そういいながら、シダは、砕けたグーパンチの欠片の中から、一枚の手紙を拾い上げた。
◆
「三通目があったか」
五郎八と揺炎は、悠とシダが手に入れた手紙を開いてみた。
サ ワ タ モ
ニ シ ク ヘ
マ サ ド タ
ミ ト ニ ヨ
「きりしま つくえの ひきだし ふたつめ……仕掛け人は、先生たち、か……?」
◆
屋敷野 梢
から、「成功、しかし、気をつけろ」のサインを受け取った
加瀬 礼二
は、素知らぬ顔をして職員室を訪れていた。
「あれー、
桐島先生
いないですかぁ? 数学の質問があったんですが」
などと言いながら、桐島先生の机に近づく。
もちろん、悪戯の最後の仕掛けをするためだ。
大丈夫。周りは自分の動きを気にしていない。
礼二は一枚のカードを桐島先生の机の二段目の引き出しの中に隠す。
「なんだ、加瀬? 私に用か?」
桐島先生だった。
礼二は内心ドキッとしながらも、得意のポーカーフェイスを保つ。問題ない、もう仕事は終えている。あとは、ばれる前に立ち去るのみ。
「あー、ええ、まあ~……数学で分からないところがあったんですけど……」
「そうか。どこだ?」
「あ、いえ……いま、先生の顔を見たら解法をひらめきましたので、自分でやってみます」
「ん? そうか?」
そのときだった。
四人の女子たちが、わあわあ言いながら職員室に入ってきた。
礼二はそれを横目で見ながら、失礼しまーす、と職員室を後にする。
職員室の外には、女子トイレの悪戯を仕掛けた
宮野 雷子
と、生物室の悪戯を仕掛けた
屋敷野 梢
が待機していた。
三人は話すふりをしながら、薄く開けたドアの隙間から職員室内を見守っている。
◆
「桐島先生ー! 引き出し、引き出しー!」
お宝捜索隊の面々は職員室に飛び込むなり、桐島先生に詰め寄っていた。
「いったいなんだ!?」
「いいから! 二段目開けてくださいよ!」と揺炎がせかす。
「二段、目……?」
桐島先生の顔色がみるみる変わった。
「だ、駄目だ!」
「ええっ! どうしてですか!」
「どうしてもだ!」
「っていうか、先生が仕込んだんじゃないんですか、この暗号」
五郎八が暗号の手紙を桐島先生の目の前にずずいと差し出す。
「知らん! とにかく二段目だけは絶対駄目だ!」
シダがみんなに号令をかける。
「みんなー! 先生をくすぐっちゃえー!」
「ぎゃ! うはっ! や、やめろっ、うっはははは!」
「悠さん! やっちゃって!」
五郎八に促され、後ろでそっと控えていた悠が先生の二段目の引き出しを開ける。
「や、やめろーっ!」
桐島先生の切ない叫び。そして、悠の「きゃっ……!」という恥ずかしげな声が、職員室に響き渡った。
シダが、二段目の引き出しに入っていたそれを取り出す。
「お、おっぱい……!?」
「違う! マウスパッドだ!」
それは……二つながりの財宝を探すという人気漫画(週刊少年にゃんぷ連載中)に登場する、女性キャラクターの胸を模した、俗にいう『おっぱいマウスパッド』であった。
「まさか……これが、宝……ですか……?」
悠が真っ赤になってつぶやく。
「わおー。破廉恥だよー」
「破廉恥とはなんだ! 彼女のボディラインは数学的に美しい! ……ではなく、これは単に実用的なものであって……」
「じ……実用的……」
また悠がショックを受けている。
「そうではない! ちゃんと手首の疲労を軽減するだな……お前たち、話を聞け!」
「ちょっと待って。何か落ちたよ」
五郎八が引き出しから落ちたカードを拾い上げる。
【この経験があなたの宝……な~んてネ、うっそぴょ~ん♪ お疲れ様でした!】
「ええっ、こんなものを探したことがあたしたちの宝!?」
揺炎が叫ぶ。
「そりゃ、楽しくなかったとは言わないけど……」
「実用的……実用的……」
「シダはもっとロマンチックなのが良かったよー!」
「白沢先生もグルなんですか、桐島先生!」
お宝捜索隊の面々が桐島先生に詰め寄る。
「いや、だから、知らないと言っているだろう……って、うわあっ」
ビリッ、と派手な音がして。
……桐島先生のズボンには
また
、穴が空いたのだった……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月01日
参加申し込みの期限
2012年12月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!