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ちゃよなら、フツウのひ
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●高野先生といっしょ(セカイセイフク編)●
【職員玄関付近】
奈良橋 博美
は、担任の高野先生を探して校舎の外に出ていた。
高校生だった時の博美はいつも男子の制服が常だったけど、5歳児の今は女の子の恰好。幼稚園児の頃は、格闘家の親に憧れこそあったものの、まだ充分女の子らしかったのだ。
(でもあの先生はきっと、子供の時から男っぽかったんじゃないかな)
そう見当をつけ、外でウロウロしている子供たちに、そんな子供を見なかったか順番に聞いていく。そうやって聞き込みを続けていると、
「先生は、いねーかー?」
やはり自分と同じように、先生を探しているらしき幼児を見かけたのだった。
「……ママキュー?」
3歳児になっているが、かぶっているあの奇抜なヘルメットには見覚えがある。同じ1年9組の
不破 灸
だ。あと、キコキコ何故か三輪車を乗り回しながら、
「お前の名前を言ってみろ〜」
「う、うわあああああああん」
出くわした幼児たちにハシから質問しては、その奇抜な格好でビビらせ、泣かせまくっている。
「うーん……いちおう注意しとくか? 小さくなっても、学級委員だしな」
とそちらに足を向けかけたが、どうも根は優しい男(の子)らしく、泣かせちゃった子供には飴玉を与えて、ナデナデしてる不破を見て、
「まあ、ナマハゲみたいなもんか」
と解釈し、奈良橋博美は再び、高野先生探しに戻るのだった。
【自転車置き場】
さて、グラウンド脇にある駐輪場では、
「あたしをほうっといて、チャリをおしえるなんて!
チャリといえばあたしだろ!」
「ちょ、ちょー(そう)なのかい?」
いきなり登場してそう豪語するハクい女児に、
高野先生
がひどく面食らっていた。自転車に乗れない子供たちに、よっしゃとチビ先生が乗り方を教えていたところ、このいなせな自転車乗り、
蛇沼 風弥
が乱入してきたのである。
「ち(知)らなかったとはいえ、そいつぁ、ちゅまなかったな」
けれど、きっぷのいいチビっ子先生は、細かいことは気にしない。風弥の親分気質に惚れ込んだのか、すぐさま意気投合する2人。
「あたしは じゃぬま かざみ っていうんだ!
よろしく! あんたはなんていうの?」
「おいら、ゆうきってんだ。へへっ、よろしくな、ぢゃぬま!」
「そうか、ゆうきか! いいなまえだね!」
そんな高野先生をようやく見つけて、
奈良橋 博美
も自転車指導をいっしょに手伝い始めた。
「チャリにのれない やつはどいつだ?
こわがってちゃよけいあぶないよ!
おとこならおもいきってこぎなよ!」
小さくなっても姉御肌な、風弥の声を聞きながら、タイミングを見てそれとなく高野先生に、会議室で何があったのかを聞き出そうとする博美だったが、やはりこの先生もまた、大人の時の記憶が無かった。残念ながら、収穫なし。
(まあ、高野先生の場合こういう派手なはた迷惑なことはやりたがらないと信頼しているし、
何より、やったところでメリットなさそうだしさ)
意図せずして、ろっこんを暴走させているという可能性もあるのだが、とりあえずはそう結論する博美なのだった。
「そのちょうし! よーし、みんなではしってみようじゃないか!」
「「ウワ〜〜〜イ、いっくじぇい! せーもんのむこうがわ!!」」
「でもそとにでるのは だめだよ
みちはあぶないから もうすこしれんしゅうしてからだ!」
「「わかりまちた〜〜!」」
さて、面倒見の良い
蛇沼 風弥
のケツ持ちと、高野先生&
奈良橋 博美
の先導とで、チビっ子自転車軍団がにぎやかに校内を走り始めた。補助輪なしで自転車を乗り回す先生に、走り屋の素質を見たのか、
「あんたも やるじゃないか!
こんど チャリでしまをまわってみないか?
チャリにのってはしりまわるのはすげーきもちいいんだ!
さかみちをおりたり、うみのちかくをはしったり……」
とうれしそうに話す風弥に、高野先生も「おうよっ」と気軽に頷く。
「そいつぁ、おいらもたのしみだな。
はしりにいくときは、いちゅでもさそってくんなっ!」
「いつかあたしは、きのあうやつらと はしりまわってみたいな!
にほんをいっしゅうしてやる! あんたのゆめはなんだい?」
ところが、風弥やチビ先生が、そんなお互いの夢を語り合っている様子を、物陰からうかがっている幼児がいた。黒マフラーに右手だけ黒いフィンガーグローブ、そして黒いシャツと黒いゴーグルと、とにかく真っ黒な格好の、
風雲児 轟
である。
「このかんじ……まさかあくのせいりょくのひみつさくせんか!」
現在、全校をおそっているこの子供化現象のことを、どうも言っているらしいのだが。
「灰色妖猫(←テオのこと)がいうには、やつらに操られた
のうりょくしゃ(←暴走もれいびのこと?)がどこかにいるらしい。
あやしいのはあの高野……いいだろう、きさまらのあくじ、俺がとめる!」
早い、あまりにも早すぎる中二病。ヒーローに憧れる熱血少年・風雲児、すでにこの頃から症状が進行していたらしい。
「とうっ! いたいけな子供たちをたぶらかすのは、そこまでだ!」
突然、前転で転がり出てきた黒ずくめの幼児に、びっくりしてブレーキをかける高野先生たち。
「おぅおぅ、あぶねえじゃねえか! どこみちぇやがんでぃ、このスッチョコドッコイ!」
「とぼけるな! じてんしゃの乗り方を教えるフリをして、
せんとういんをつくろうとしてるんだろう。……ふっ、そうはさせるか!」
これにはキョトーンと顔を見合わせる風弥、博美と高野先生たち。
「きさまにつみはないかもしれないが、これもさだめ……
この『アルティメット・ブラック・サンダー/(スラッシュ)スーパーZ』が
きさまのたましいをれんごくにかえしてやる……喰らえっっ」
何か必殺技っぽいものを繰り出そうとして、コテンとマフラーに足を取られてずっこける風雲児轟。あっけに取られて、それを見ている先生たちの前で、
「おのれやるな……くっ、よんりゅーじん(四龍神)がぼーそーして……
このみぎてのちからを使う時がきたようだ……」
「おっと、ちょいと待ちな!」
「むっ、その声は?」
ようやく、スーパー風雲児タイムを止めてくれる幼児が現れた。それこそは、高校生の頭脳に少年法に守られた身体を備えた元ツッパリ少女、
桜崎 巴
とその部下たちだ!
「こんな機会を逃す手はないからね! 今こそ世界征服を目論む時!」
「せーふくをくろ、も、もくろく……なんだじょー♪」
「ひゃっはー! いい気分だじぇい。ふりーだーむ!」
「なにっ……あくのせいりょくが2つに増えた……だと!?」
ぷるぷるする右手を必死に抑えながら、驚いてそちらを見るアーリー中二病。そんな風雲児のリアクションにニンマリ笑いながら、今度は巴が、高野先生たちに向かってやおら勧誘を始めた。
「あんた達、あたしの手下にならないかい? 今なら、忠誠を誓う者に何と!
特製『ひみつけっしゃ』バッヂを、もれなくプレゼントさ!」
「このばっぢをつけて、きみもきょうからせかいせーふくだじょー!」
「ひゃっはー! なんか自由になった気がするじぇ!」
桜崎巴の後ろに控えていた部下たち2人が、段ボールに手書きの『ひみつけっしゃ』バッヂを見せ、子供たちに自慢げにエッヘンする。その2人のうち、三輪車にまたがってる方は、先ほど幼児たちをナマハゲしていた
不破 灸
。そしてもう1人の園児服の部下は……
「のっ……ののちゃん!?」
見て見ぬフリをして通りすぎようとした
夢宮 瑠奈
が、そこにアホ毛の幼児を見つけて愕然だ。
「Σ ななな、そこでなにしてるの!」
「あっ、るなちゃんなのらー。あのねーののこ、
きょうから、せかいをせーふくしてるんだじょ〜!」
幼児化の初っ端、ハーメルンの笛吹きよろしく、
小倉 杏子
の行進に付いていっちゃったこの
野々 ののこ
。その後校内で遊んでいるうちに、バッヂに釣られて巴の部下に勧誘されたようだ。いったい何をやってるのやら。
「たいへん、ののちゃんがぴんち! おねがい、めをさまして!」
まあ本人は、世界征服とか何のことやら、まるでわかっていないご様子だけれども。ずっとテッテケののこを探していたこの瑠奈にとっては、あまりに、あんまりな遭遇だ。
「このままじゃ、ののちゃんが、あくにそまっちゃう!」
「世界征服だと? お前らそんなことは止めろ!」
さあそこに、さらに
双葉 仄
が飛び入りで参加してきたから、大変だ。
「あぁん? あたしの世界征服を邪魔しようってのかい?」
「違う! 世界は既に私のものだ! 誰にも渡さん!」
「なんだと……第3のあくのせいりょくが! ちきゅうのみらいは一体どうなってしまうんだ」
まだ右手ぷるぷるしている風雲児はガン無視して、巴の部下2人に向かい言い放つ仄。
「いいか? よく考えろ。頂点に立てるのは1人だけだ?
巴の口車に乗せられていないか? お前らがやっているのは
巴の征服を手助けしているだけで、お前は結局征服されているのだぞ?」
キョトーンと顔を見合わせる、ののこと不破灸。
「ののこ……あったまいいけど……よ、よくわかんなかったじょ……(もじもじ)」
「はっ、こちとら悪役よ。悪のびがくを見せてやるじぇ……ってびょわえーん痛いよー!」
そのヘンなヘルメットの不破の右手を、ギリギリと捩じり上げているのはチビ瑠奈だ!
「あたしのののちゃんにはてをふれさせない」
お嬢様っぽい可愛らしい幼児のはずの瑠奈なのだが、お顔にタテの効果線がビッシリ入って、すでに相当目が恐い。
「いまだ! あのゆうかんな女の子に遅れをとるな!
喰らえ! アルティメットサンダークラッシュストりぇ……舌噛んだ!」
もう、三つ巴……いや、四つ巴の勢力が入り乱れて、何が何やらテンヤワンヤの大騒ぎだ。
「はっ、あたしの世界征服、止められるものなら止めてみな!」
「だから言ったろう、この世界は私のものだ! 奪うのは許さん」
「ののちゃん! ののちゃーん! こっち、こっちだよ!」
【中庭】
「あれれ? 仔猫さんがついてきてる。
君はどこの猫さん? ……うーん、わかんないや」
気が付くと、
万条 幸次
は子供の姿になっていた。
その中庭で、揺れる草花といっしょに遊んでいるのは、彼の飼い猫の「花遊」なのだが、3歳になってしまった万条には、もうそのことが分からない。
けれど花遊の方は、仔猫の頃から万条といっしょだったので、その記憶でこうして、飼い主らしき人のそばに、ずっといるというわけ。
そこに息をきらした
夢宮 瑠奈
と、彼女に手を引かれた
野々 ののこ
の2人が走ってきた。
「はっはっはっ、……あは、あはははははははっ」
ふりふりした服が汚れるのもかまわず、瑠奈は芝生に寝転がって、そのままののこといっしょに笑い合う。
幼児化が進みすぎて、なぜののこを探していたのか、見つけてどうしたかったのかは、もう忘れてしまったけれど、彼女をこの手で守れたことが、今はただ胸いっぱいに誇らしいのだ。
「あっ、ここにも、こねこがいるんだじょ〜」
ののこが、花遊に気が付いて、目を輝かせた。同い年のその女の子に、万条はにっこり笑って、
「のんびりしてて引っ掻いたりしてこないから大丈夫だよ。
ののこちゃんも仔猫さんいるんだ、一緒に遊ぼうよー」
「??(きょとん)」
「あれっ? こねこに、こ……いぬ?」
瑠奈も、近くの茂みに隠れている、もう2匹の動物に気が付いた。1匹は、ちいさな額のまだら模様もりりしい、仔猫のような小動物。その隣りにいるのは、灰色の毛皮がぽわぽわした仔犬のようないきもの。
「わあい、ぽわぽわのふにふにのもっふもふー!」
「うなっ!?」
「がうっ!?」
じつは、仔猫っぽい方は
レナ・フォルトゥス
が変身した仔ジャガー、仔犬っぽい方はそのレナの妹、
ティナ・フォルトゥス
が変身した仔狼。ろっこん弱体化の影響で、どちらも小っちゃくなってしまっているのだが、それを知らないチビののこが、その2匹めがけて茂みに跳び付き、
「あっ、待ってののちゃーん、あたしもいっしょにあそぶあそぶ!」
瑠奈と花遊と万条がさらにそれを追いかけ、子供の体力が尽きるまで、動物たちをモフりまくって遊び倒したのだった。
「仔猫さん、だっこしてると暖かいよー。
あったかくて、うー……眠くなってきた」
やがて笑い疲れた万条が、花遊を抱いたままくたっとお昼寝。
そして、その芝生にいた先客、
多喜 勇生
も、遊び疲れたののこと瑠奈を手招きして、いっしょに昼寝へと誘う。
「これ夢だよぉー、こんなことあるわけないもん!」
多喜は、この現状を夢だと思い込んでいるのだった。
「これはゆめ……なのら?」
「うん、でもへんにリアルな夢だよねー。
こういう時って寝たら目が覚めるのがお約束だよね……ふわぁ」
そして多喜とののこと瑠奈と万条、子供たちは木陰に身を寄せ合って、仲良くお昼寝をするのだった。
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ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
推理・サスペンス
定員
1000人
参加キャラクター数
187人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月01日
参加申し込みの期限
2013年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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