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寝子島高校
潮干狩りに行こう
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【さらさらの手触りで全身をきゅーっと】
平和な浜辺に、それは突然あらわれた。
「ピンク……、ピンクだ……」
「ピンクだ。なんだ、宇宙人?」
「いや、顔がまぶしい。光ってるぞ、何かの仮装?」
「違う! あれは、……
変態さん
だあああ!!」
ショッキングピンクの全身タイツをまとった怪しい女が、健全でさわやかなはずの海辺を横切り、ずんずんずんずん近づいてくる。
人々はおののいた。
ファッションなのだろうか。タイツのあちこちきわどい部分に、丸く穴もあいている。
光って見えたのは、顔の上半分を覆う、怪しいゴールドの仮面だ。
仮面だけ見ると、オトナなクラブの女王様のようだが、実は彼女、根っからの被虐趣味の持ち主だった。
「ああ、ああぁ……」
仮面の向こうの目は、愉悦にとろけてしまいそうだ。
衝撃の全身タイツのその中身、
忍足 春
は、悦びにうちふるえていた。
「もっと蔑みの目で私を見て、口汚く罵ってくださいぃ……!」
完璧に我が道をつっぱしってしまっている。
こころなしか、呼吸も荒い。
(ああ、冷ややかなこの視線がたまらない! そうです、私は最低な女なんですぅ)
「ああ、もっといじめて、罵倒して!」
周囲の眼差しは、どちらかといえば怯えたものが多かったのだが、春は気づかず悦に入る。
(こんな嗜好丸出しの格好で人前に出ちゃうような変態でごめんなさい……、ああ、でも、すごくいいですぅ)
ざわつく浜辺を、
横嶋 下心
がきらきらした笑顔で駆けてきた。
「待っていたよ、ミス・マゾッホ! すばらしい、君の隊員根性には感服だ!」
近頃、寝子島高校の風紀を危ぶむ声が上がっている。
全身タイツを好んで着用し、けしからん言葉をまき散らす集団が出没するとの噂もある。
そんな噂の元凶でもある
桃色破廉恥小隊
のメンバーが、この場には三名もそろってしまった。
春と下心、そしてマイペースに歩いてきた
草薙 龍八
の三人は、がっちりと肩を組んで気合いを入れた。
「性書の完成を目指して-! 我々はー!」
「たゆまぬ努力の果てに、道をきわめる!」
「おーっ!!!」
下心は人の多い浅瀬を指さした。
「俺と龍ちゃんで下調べはバッチリさ。次は三人で潮干狩りを楽しもうじゃないか!」
下心はもちろん、アサリをとりながらもシャッターチャンスを逃すつもりはない。
「センサーの感度、ビンビンにしていこう!」
「了解だ、隊長」
「はあぁっ、……こんな格好で潮干狩りだなんて、私、私ぃ……」
全身タイツに海パンに、緑のコート。
テイストがバラバラなのが、余計に注目を浴びる原因になっている。
そんな三名が、いざ、アサリという名の海の神秘と向き合おうとしたときのことだった。
「ふへへへへっ、出たよこれーっ! TPOまるっと無視した不純な奴ら~っ!」
三人の前に立ちはだかったのは、ぶっとんだ目ををした
新井 米太郎
だ。
「ぷひゃひゃっ、不埒者めぇ! やすやすとアサリがとれると思うなあ!?」
馬鹿笑いをしながら米太郎は、春をめがけてバケツに集めた大量のエビをぶちまけた。
「ほらほら、みーんな、僕の友達のエビさんでHIGHになろうよー!」
「あああん、ご無体なぁ! そんなふうに生臭いものを浴びせられたら、よけいに興奮してしまいますうぅぅ」
理性のタガが外れた春は、身に纏っていた全身タイツを脱ぎ捨てた。
「ふおぉぉぉぉっ……!?」
目をらんらんと輝かせながら、下心がカメラを構えた。
タイツを脱いだ春は、胸の先端を貝殻で覆ってはいたが、しょせんは貝殻。
腰回りに海草を巻き付けていたが、しょせんは海草。
申し訳程度のガード率だ。
「今こそ学んだ技術を活かすとき!」
下心が雄叫びをあげながらシャッターをきった。
「ああっ、こんなあられもない姿を撮られるなんて、横嶋さぁぁん……」
息も絶え絶えな春は、恍惚となって空を仰いだ。
「天を突け、リビドー! そっ、そうか! ミス・マゾッホは教えてくれているんだ……!」
足元のエビを一匹踏んづけた途端、下心は浮かれまくった果てにある悟りの境地に達した。
「俺も同じ道を行こう! あるがままを尊ぶなら、己も青空の下に全てをさらけ出すべきなのだ!」
そう叫んで、海パンを脱ぎだした。
「おいっ、隊長!?」
わずかに距離をおいていたために、エビによるろっこんの影響をまぬがれた龍八はショックを受けた。
「何が起こっている? ……それともまさか、俺の意識が低すぎるのか?」
「龍ちゃんも脱ぎなよーっ!」
下心の腕が伸びてきて、龍八はじりじり後ずさった。
「いや、俺は――」
「こらーっ! そこの奴ら、教育的、指導――――っ!」
大声が響いて、龍八は窮地を抜け出せた。
離れたところで輪になって歌っていたはずの
風雲児 轟
が、ハイになった状態のまま駆けてくる。
「申し訳程度の海草で隠せると思うなよ、そーれっ、ワカメ増量だー!」
轟は背負っていたカゴの中身をぶちまけた。
中には、大量のワカメと、一匹のエビ。
どうやらカニもまぎれていたようで、逃げるように足元をとことこと横切っていく。
「ひゃっ……、ぬるぬる踏んづけて転んじゃう~!」
「
レンジャー部
、出動!!」
轟のかけ声にこたえたのは、
溝口 竜馬
だ。
今こそ部員の心意気を見せるとき。
「ワシに任しとき!」
どっしりとした物怖じしない態度が頼もしい。
「何か着ないと風邪をひいてしまいそうじゃき、ワシにつかまって浜に戻るぜよ」
自分の着ていた服を一枚、頭からすっぽりと春にかぶせて、竜馬は彼女を肩にかつぎあげて歩いていった。
「あーっ! ミス・マゾッホが行ってしまったーっ」
後を追いかけようとする下心を、一人の少女が呼び止める。
「これってやっぱり、僕の出番だよねぇ?」
公序良俗の番人、
桜庭 円
だ。
そろそろ彼女の名前は、一部の男子生徒の心に恐怖とともに刻み込まれてもおかしくない。
「猥褻物、陳列罪っ!」
「ぎぃやあああああぁぁ……っ」
円の爪先で蹴り上げられて、浅瀬には下心の悲鳴が響きわたった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月29日
参加申し込みの期限
2013年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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