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潮干狩りに行こう
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【食事の後に】
「あら、すてき。それなぁに?」
エカテリーナ・クロキ
と
佐々 寿美礼
は、
旅鴉 月詠
の手元をのぞきこんだ。
端の方で、月詠は砂浜にサンドアートをこしらえていた。
「お魚さんを抱っこしてる招き猫? かわいいねー!」
「そう、それとこっちは、猫地蔵」
「へえ、器用なものね!」
感心する二人は、すぐに貝殻を利用して作ったアクセサリーが置いてあるのに気がついた。
「わあ、こっちもかわいい! もしかして自分で作ったの?」
「即席とは思えないほどね。たいしたものだわ」
月詠は、二人に自作のアクセサリーを差し出した。
「気に入ったのなら、どうぞ。使ってもらえたら、私も嬉しいし……」
「いいの!? ありがとーっ!」
やわらかな色彩の小物をゆずってもらって、二人は驚き、喜んだ。
その後も月詠は、せっせと手を動かした。
浜辺の様子を描いた素描を参考にして、作品を仕上げるつもりだ。
「楽しそうな絵でええな」
描きかけの絵を見て、牛瀬が褒めた。
「絵の中の皆が、ええ顔で笑っとる。明るい気持ちになる絵や」
水彩色鉛筆で描かれた海岸のあちこちに、潮干狩りを楽しむ生徒たちが描かれている。
月詠は海水で筆を濡らして、色鉛筆の線をのばしていった。
「完成したら、学校に提出します」
「それは楽しみやな。一番に見せてや」
月詠はこくりとうなずいた。
「ほら、煮干し。魚屋の『
魚新
』で買ってきた煮干しだぞ」
桜庭 円
の飼い猫のにゃーくんに、
御剣 刀
は煮干しをあげた。
遊び疲れて日傘の下で昼寝をしていたにゃーくんも、皆の食事が終わる頃には元気を取り戻していた。
どろんこになっていた体も、手入れをされてすっかりきれいになっている。
「にゃんにゃんにゃにゃーん! かわいいにゃんこに、真央ちゃんもあげたーい!」
煮干しをもらって喜ぶ姿に、
後木 真央
が飛びついた。
「にゃんにゃん、にゃんこはかわいいにゃーんっ♪」
刀に分けてもらった煮干しを振って、真央はにゃーくんとたわむれた。
そろそろ片づけをしようという段になって、またしても
八神 修
は理事長にこき使われていた。
「さあ少年、牛瀬先生が待ってるわよ」
「……そうですね、お手伝いしてきます……」
「俺も手伝う。先生、網はどうする?」
風雲児 轟
もバーベキューセットの片づけに名乗りをあげた。
「片づけもワシにお任せじゃ!」
ガハハハと笑い声をあげながら、
溝口 竜馬
もせっせと働いている。
「じゃあ私は道具類をしまっていきますね」
七緒 璃音
も、牛瀬のためにと、気を回す。
「いやー、今日は一食浮いたし、ラッキーだったなーっと」
どうやらお腹も心も満たされたようだ。
「皆が動いてくれて助かるわ」
牛瀬の指示の下、スムーズに撤収作業が進められていく。
亜魚隈 猯利
も、美化委員らしく、あたりの清掃にあたっていた。
「目立ってゴミをちらかす奴はいなかったな。いいことだ」
小さなゴミも、見つけたら即座に拾っていた猯利だが、人数のわりに汚れが少なくて安堵した。
「ずいぶんな大荷物だな。持って帰るのが大変そうだ」
溝口 竜馬
の抱える荷物に気がついて、
神木 煉
が気遣わしげな目を向けた。
「自転車があるから大丈夫じゃき」
荷物は山になっているが、これでも来たときより荷物は軽くなっている。
「おかしなカニさえ踏まなければ、楽勝じゃ」
あたりもすっきりと片付いて、ぼちぼち帰る生徒もあらわれた。
「あの、先生、よかったらこれ、どうぞ……」
肩の荷が下りた様子の牛瀬に、
松谷 洋志
がアサリを差し出す。
「松谷君がとったんやろ。ええんか」
「はい。僕は寮住まいなので、持って帰っても持て余してしまいますから……」
そこへ、円もやって来て、牛瀬にアサリを手渡した。
「はい、僕もあげる。先生と、それから刀くんにもね」
「ありがとな、二人とも。うちでおいしくいただくわ」
「うん! 家族で食べてねー!」
「今日一日、楽しかったねぇ♪」
「うん、またみんなで一緒にやりたいねー!」
雨寺 凛
が、
高梨 彩葉
にこう告げた。
「お料理教えてもらったんだし、寮に戻ったらまたお料理、挑戦してみるね!」
「よかったー。アサリ、おいしかったよね」
「うん! 新鮮でおいしかったーっ」
「私もアサリ、持って帰ってお兄ちゃんへのお土産にするんだ~」
「おうちでも食べられるなんて、なんだかぜいたくだよねっ」
「ねー!」
藤堂 月乃
は猫鳴館の皆に、
御鏡 聖
は神社の皆に、アサリを持ち帰る。
夢宮 瑠奈
もまた、持ち帰り用のパックを用意していた。
「食いしん坊でねぼすけなあの子に、お土産だね」
アサリを包みながら、瑠奈の心はぽかぽかと温かかった。
この島も、島の皆もなんて温かいんだろうと思いながら、瑠奈は桜花寮へと帰っていった。
「皆、気をつけて帰るんやで」
一人一人生徒を見送る牛瀬が、砂浜に座って海を見つめる
新井 米太郎
に気づき、声をかけた。
ちなみに理事長は、食べ終わると早々にこの場を去っている。
「新井君も、アサリを持って帰ったらどうや」
「え……っと、僕はべつにいい、かな」
目をそらして言葉少なにこたえる米太郎に、牛瀬は余っていたアサリを手渡した。
「ほらこれ、自分で食べなくとも、誰かにプレゼントしたらええ」
「プレゼント……」
「皆でとったアサリやからな。たくさんの人においしく食べてもらいたいやろ」
「そっか……」
アサリを受け取り、米太郎は今日来られなかった先輩の顔を思い浮かべた。
「うん、じゃあ、……いただきます」
そんな米太郎を見つめて、牛瀬は微笑んだ。
「たまには潮干狩りもええもんやな。楽しい時間やったで」
「そう、ですね」
途中、誰よりもテンションをあげていた米太郎は、そんな名残を微塵も感じさせない穏やかな眼差しを海にそそいで、つぶやいた。
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あとがき
担当マスター:
瀬野 とうこ
ファンレターはマスターページから!
おつかれさまでした。
ゴールデンウィークに潮干狩り、楽しそうでなによりです。
本格的な海水浴の季節の到来が待ち遠しいですね。
お料理をがんばった人も、お友達とアサリをとった人も、そうじゃない人も、
楽しい休日を過ごされたのではないでしょうか。
お手伝いをしてくれた人もたくさんいて、牛瀬先生も喜んでいました。
もちろん、おいしいごはんをたくさん食べられて、理事長も満足していたことでしょう。
このたびは、ご参加まことにありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月29日
参加申し込みの期限
2013年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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