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潮干狩りに行こう
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【ぼちぼち下ごしらえ】
「そろそろ、第一弾のアサリの砂出しが終わる頃でしょうか」
少し早めに潮干狩りを終えて、白いワンピースに着替えた
御鏡 聖
が、並ぶバケツを順にながめた。
「ああ、そろそろか。いいんじゃねぇか」
もくもくと手を動かしながら、視線だけよこして
新井 瞬平
がこたえた。
先ほど、轟がカゴの中身をバケツにあけていったので、アサリだけではなく、イシガニやアナジャコも手元にそろった。
「パエリアだけじゃなく、アサリで炊き込みご飯もいいか」
つぶやく瞬平に、聖も同意を示す。
「私も炊き込みご飯を作ろうかと考えていたところなんです」
「そうか、飯ごうならあるぞ。少し多めに作るか」
「いいですね、お借りします」
さっそく聖は米をとぎ、生姜をすり下ろすと、絞り汁、めんつゆ、酒、水を加えて、アサリを並べ、ごはんを炊き始めた。
「手際がいいな」
にんにくを刻みながら、満足げに瞬平はうなずく。
「ありがとうございます。これにあとは、酒蒸しとお味噌汁も用意しようかと」
「和風だな。それなら俺は、もう少しパンチのきいたものを作るとするか」
瞬平の前には、下ごしらえの済んだ野菜や調味料の瓶がずらずらと並んでいる。
アサリを炒めるのに時間はかからないが、味付けごとに準備を整えておくとさらに良い。
XO醤でぴりっと辛いものもいいし、オリーブオイルと白ワインを加えてガーリック炒めにしたものもいい。
腹を空かせる学生はたくさんいるのだ。腕のふるいがいがある。
既に火にかけられている鍋は、ブイヤベースだ。
身が固くならないように、魚介は終盤になってから入れる予定だ。
「アナジャコがあるのは嬉しいな」
食材としてはマイナーだが、天ぷらにすると美味い。
「ここだと油の処理がな。……塩ゆでにするか」
その横で、聖は出汁をとるためにアサリをゆでた。
昆布だしと合わせて、ネギを散らして味噌汁にするつもりだ。
「酒蒸しでもネギは使いますね。たっぷり刻んでおきましょう」
自身の釣った黒鯛を持ち込んだ
神木 煉
も、包丁をふるっていた。
最初はアラの処理からだ。
既に煉は切り分けたアラに塩をふり、十五分ほどつけて水分を出しておいた。
「お湯が沸いたな」
まずは臭みを取り除くと同時に、うまみを閉じ込めようというわけだ。
アラをさっと湯通しして、表面に熱が入ったところで、すかさず冷水にとる。
「よし、霜ふりは完了だ。洗うとするか」
冷水でアラを洗い、鱗や血を取り除いていく。
調理器具だけでなく、調味料まで豊富にそろっているのは、持ち寄ってくれた生徒たちのおかげだろう。
煉もありがたく鍋を借り、出し汁と一緒にアラを煮ることにした。
酒と生姜も入れて、火にかける。
味付けは濃いめがいいだろう。
味噌、薄口醤油、塩、みりん。そして野菜。全ての材料がそろっている。
「ええ匂いやなぁ」
すっかりくつろいで海を眺めていた牛瀬が、大きく息を吸い込んだ。
「アラ汁です。刺身も用意しますから」
「つまみになりそうやな。とはいっても、ワシは酒はあかんのやけど」
煉は三枚におろしておいた黒鯛をまな板の上に並べた。
皮を除き、血合いの小骨を取ってから刺身にする。
少し離れたところでは、
亜魚隈 猯利
がもくもくとアサリのむき身をこしらえていた。
「あれやな、亜魚隈君はえらく手慣れとるんやなあ」
牛瀬は猯利のクラス担任だ。
その牛瀬が指摘する通り、猯利は手際よく生のアサリを剥いていた。
「釣り餌にするので、多めに欲しくて」
釣りがからむと、猯利は本気を出す。
「なるほどなぁ」
それで小ぶりのアサリばかりを選んでいるのかと、牛瀬は納得顔だ。
「打ち込めることがあるっちゅうんは、ええな」
【海辺でおしゃべり】
「牛瀬先生、冷たいお茶をどうぞー」
七緒 璃音
に紙コップを渡されて、牛瀬はありがたく受け取った。
麦茶の入ったサーバーを用意してきたのは牛瀬だったが、こんなふうに生徒に気遣ってもらえるとは思ってなかった。
「みんなが楽しめるのは先生のおかげだから、先生にはゆっくりしてもらいたくてですねー」
「七緒さんは優しい子やな」
「優しいなんてそんなー。先生こそ、マイホームパパだって評判ですよー」
牛瀬に笑顔を向けながら、小声でぽつりとこうこぼす。
「……はー。既婚者か、惜しいな-。先生めっちゃ好みなんだけど……」
しかし、家族思いなところもまた素敵だと、璃音は思う。
海を見つめるナイスミドル。
渋い声で生徒を気遣うナイスミドル。
家族の話題をふられてはにかむナイスミドル。
「ふはーっ、もー、牛瀬先生ったら、照れないでくださいよーっ」
家族を思い浮かべてか、わずかに目元をほころばせる牛瀬に、璃音は身もだえた。
「先生、お子さんいるんでしたよねー。かわいいんでしょうねー」
「ああ、そうやなぁ」
眉を寄せて、牛瀬は遠く海岸線に目を向けた。
「育児っちゅうんは、想像以上に大変なもんやで。子どもが泣くたびに部屋の中がごちゃごちゃになるんや。不思議やなぁ」
それは牛瀬の息子のろっこんによるものなのだが、そうとは知らない牛瀬はしみじみとつぶやく。
「……ただいま、戻りました」
早々に荷物置き場に戻ってきた生徒がもう一人。
八神 修
はくたびれた顔をして、アサリの入った網を持ってよろよろと歩いて来た。
「八神君、もうバテたんか」
「アサリは、しっかり……この通り」
「八神君も座ったらええ。お茶もあるで」
璃音から紙コップを受け取って、修は礼を言った。
「うう、いただきます。先輩、ありがとう」
璃音は修の先輩だ。パソコン部でも、ミステリ研究会でも、顔を合わせる機会が多い。
お茶を飲み干し、ほっと息をついた修は、牛瀬に話しかけた。
「寝子島は二枚貝が豊富ですね。アサリもたくさんいました」
「おお、そやろ。さっき旅鴉さんが貝殻集めしとったで。かわいらしいなぁ」
「あとは貝毒にあたらないよう祈るだけですね」
貝を食べて腹を下したり、痺れたりというのは、わりとよく聞く話だ。
「八神君は貝毒の原因について知っとるか?」
「ええと、貝が毒素を蓄積していくんでしたっけ」
修は即座に答えるが、急に話についていけなくなった璃音は、携帯で貝毒についての情報収集を始めた。
「あ、なるほどー。貝が食べちゃうプランクトンが原因なんですねー!」
解答を得た璃音がぴしっと手を上げた。
「たしか、加熱処理しても毒性が薄れないから、中毒症状を起こしやすいんですよね」
「そうやな。けどまあ、ここらはしっかり検査しとるからな、心配いらんで」
「そっかー。安心ですねー!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月29日
参加申し込みの期限
2013年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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