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【我にかえったその後は】
一連の騒動にかまけている間に、どうやらエビは姿を消してしまったようだ。
正気に返った
風雲児 轟
は、
新井 米太郎
に手伝わせて、もくもくとワカメを拾った。
「昼は海鮮づくしだな」
轟は話しかけるが、素に戻った米太郎のリアクションは薄い。
「……うん、まあね」
「にぎやかだったけど、何かあったのかなぁ?」
雨寺 凛
と
夢宮 瑠奈
が騒ぎを聞きつけ、やって来た。
「あ、カニがいるー! 捕まえてみよっかなー」
轟のカゴから逃げ出したカニに、凜は気づいた。
「待て待て-、捕まえちゃうぞーっ」
「カニがいるの? どこ?」
「ここだよ、ほら、捕まえた-! ……っと、あれ、あれれれ?」
瑠奈にカニを見せてあげようとした凜の足が、勝手に横へと進んでいく。
「カニ歩き? 器用だねぇ」
「ち、違うのー! 足が勝手に、やだ、恥ずかしいよーっ」
手にしたカニで顔を隠して歩くうち、凜はワカメを踏んづけた。
「うわぁ!」
カニごと転びそうになった凜を、支えたのは
御風 不二夫
だ。
「っぶねぇな! そんな硬そうなモン持って転んだら、ケガすっだろ!」
「びっくりしたぁ……。ありがとう」
「まったく、どいつもこいつも、気をつけろよ……っわ!」
凜に気を取られて、足元への注意がそれた。
不二夫もワカメを踏んで、浅瀬に手をつく。
「だーもー! ワカメさん、多すぎんだろこらぁ! 大人しく海の底でゆらゆらしてやがれってんだ!」
つい照れ隠しに叫んでしまう。
「ふぉぉ!?」
大声におどろく凜に、バツの悪そうな顔をして、不二夫は手を伸ばした。
「おう。ほらよ、危ねぇからソレ、持っててやるよ」
凜からカニを取り上げたことで、不二夫もカニ歩きしかできなくなった。
「お、おお!? どうなってやがる、ちっとも前へ進めねえっ」
「どこまでも、どこまでも、歩いていくよー!」
凜と不二夫は向かい合って、ステップを踏むかのように、横へ横へと歩いていった。
「えっと、どこに行くの? 待ってよ-!」
凜を追いかけようとした瑠奈もまた、足元には注意をはらっていなかった。
「あっ……!」
瑠奈はワカメを踏み、転んだ先にいた
草薙 龍八
もろとも、倒れ込んだ。
「くっ……何事だ!」
龍八が愛用しているコートには、色々なものが仕込まれている。
今回はそれがあだになり、動きを制限される結果となって、彼はあせった。
不意をついた攻撃かと思ったが、押し倒しているのは見覚えのある女子生徒だ。
「……あんたか」
「草薙くん……。ご、ごめんなさい」
龍八の胸の上に腹ばいになってしまった瑠奈は、すぐにどけようとして、動きを止めた。
瑠奈がまじまじと見つめる先には、龍八の瞳がある。
これほどの至近距離で見つめるのは初めてだった。
引き寄せられるように、瑠奈の指が龍八の頬へ伸びていく。
「待て。無断で触れるな。何を考えている?」
その手をはっしと受け止めて、龍八は問いただした。
「……んっと、あのね、不思議な目をしてるなって思ったものだから……」
龍八は顔をしかめた。
「目つぶしか。恐ろしいやつだ」
「目つぶし?」
瑠奈はきょとんとして、思ったままを口にした。
「そういえば、
前にも
、この浜辺で会ったよね」
「それがどうかしたのか」
「うん。草薙くんは、不思議な人だね。何を考えているんだろう……」
「そんなこと、あんたに教えるはずがないだろう」
「そっかぁ」
「そうだ。何事も知りたければ探れ。誰かが答えを与えてくれるなどと思うな。それは甘えだ」
龍八は瑠奈の肩を押しのけた。
「そろそろどけ。知っているか、白はよく透ける色だ。いいのか、服の中身がつぶさに見えているぞ」
「え……? あっ、やだ、見ちゃだめー!」
顔を赤くした瑠奈は、近くにあったワカメをわしづかみにして、龍八の顔面に押しつけた。
「ぐぼっ……! い、息が、できな……っ」
もがく龍八の上から瑠奈は飛び退いた。
「忘れてね! 絶対だからね!」
浜辺に向かって駆け出す瑠奈を、タオルを持った
御鏡 聖
が呼び止めた。
「まあ、大変。私の着ていたシャツでよければ、使ってください」
「ありがとう~っ」
聖の顔を見て、瑠奈はほっとした。
「先生に言われて、様子を見に来たんです。来たのが私でよかった」
「くっ……。まさか水を吸ったコートがこれほど重いとは」
まるで海中に引きずり込まれるかのようだとぼやきながら、龍八は立ち上がった。
「……防水加工も考えるか」
口に入ったワカメは、塩水の味がした。
【描くものがたくさんあって忙しい彼女】
「次から次へと、描くものには困らないな」
旅鴉 月詠
は、迷うことなく手を動かし続けていた。
スケッチブックは、だいぶ埋まった。
潮干狩りを楽しむ者もいれば、調理の下ごしらえにはげむ者も描いた。
女性の背中を照れくさそうにかいてやる内気そうな少年もいた。
浅瀬で輪になって歌い踊る人々もいた。
向かい合ってカニ歩きをする人物。
水浸しになりながら見つめ合う男女。
そして、ピンクの全身タイツ――。
「なかなか有意義な時間だった」
そろそろ食事の準備にも本腰がはいる頃だろうか。
月詠は、牛瀬の待つ休憩所へと戻っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月29日
参加申し込みの期限
2013年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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